砂漠でサーモンフィッシングの紹介:2011年イギリス映画。水産学者であるフレッドの元に一通のメールが入る。相手は投資会社のコンサルタントハリエット。彼女はフレッドに前代未聞の依頼をする。それは砂の大地である砂漠で鮭を放流するという鮭釣りプロジェクト。水も鮭も環境もない場所での無謀な挑戦にフレッドは嫌々参加することになるがそれは次第に大規模なものになっていく。
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:アルフレッド・フレッド・ジョーンズ(ユアン・マクレガー) ハリエット・チェトウォド=タルボット(エミリー・ブラント) パトリシア・マクスウェル(クリスティン・スコット・トーマス) シャイフ・ムハンマド(アムール・ワケド)ほか
映画「砂漠でサーモン・フィッシング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「砂漠でサーモン・フィッシング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「砂漠でサーモン・フィッシング」解説
この解説記事には映画「砂漠でサーモン・フィッシング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
砂漠でサーモンフィッシングのネタバレあらすじ:相談
趣味は釣り、仕事中も暇を見つけては竿を触るほどの魚好きの水産学者フレッドは地味な仕事を続ける中ある日とある会社からおかしな依頼を受ける。ハリエットと名乗る人物からのそのメールにはこう書かれていた。イエメンでの鮭釣りプロジェクトに参加してほしい。専門家からの意見を待っています。もちろん答えはノーだった。しかしそうもいかなかった。会社の上司から半強制的にその仕事を引き受けさせられた。そして嫌々ながらハリエットという人物と会うことになる。
砂漠でサーモンフィッシングのネタバレあらすじ:プロジェクト
まだ付き合いたての恋人ロバートが戦地へ赴くことになった。場所は詳しくは教えられないのかハリエットには伝えられずわずか三週間という期間を残し彼は戦地へと行ってしまった。
その日ハリエットの元に一人の男性が現れた。彼の名はフレッド。鮭釣りプロジェクトの重要人物である。彼と軽い打ち合わせをした後二人はすぐに依頼主であるシャイフの元へと飛んだ。
大富豪のシャイフは砂の大地イエメンを緑で溢れさそうと考えていた。そのための第一歩がこの鮭釣りだった。二人がそこに着く頃には着々と工事は進んでいた。
砂漠でサーモンフィッシングのネタバレあらすじ:恋人と夫婦
順調なプロジェクトとは反対に二人のプライベートは順調とは言えなかった。ハリエットの恋人ロバートは戦地で行方不明に、生存は絶望的だった。フレッドの夫婦生活も破たんしかけていた。
それでもなおプロジェクトは進んだ。困難していた最初に放流する鮭の確保もなんとか済んだ。そしていよいよそのお披露目の日がやってきた。
イギリスの外務大臣やマスコミが押し寄せ川はシャッター音が響き渡った。するとそこにヘリコプターが降りてきた。土煙の中現れたのは一人の男。ロバートだった。
砂漠でサーモンフィッシングのネタバレあらすじ:失敗
感動の再会、しかしフレッドは素直に喜べなかった。フレッドとハリエットの間には友情を越えた感情が芽生え始めていた。そしてハリエットもまた感情の揺らぎを隠せなかった。
川に大量の鮭が放流された。本来なら川を上る鮭だったが彼らは下った。失敗の二文字がフレッド達の頭に浮かぶ。その時、一匹また一匹と彼らは上り始めた。大成功だった。
そして大臣達の鮭釣りが始まった。その時、突如上流から轟音が響いた。それは上流にあるダムから放たれた大量の水、プロジェクトに反対する人間がダムの水を放ったのだ。
砂漠でサーモンフィッシングの結末:かすかな成功
川はあっという間に消えてしまった。鮭も陸に上げられそのほとんどが死んでしまった。
次の日、絶望に暮れながらプロジェクトは終わりを見せ始めていた。しかし一匹の鮭が少ない川で飛び跳ねるのを目撃する。それは微かな希望だった。
そしてフレッドはプロジェクトの続行を確信する。ハリエットもまた彼に付いていくことを決意するのだった。
以上、映画「砂漠でサーモン・フィッシング」のあらすじと結末でした。
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