96時間/リベンジの紹介:2012年フランス作品。リーアム・ニーソン主演のアクション・サスペンスシリーズ第2弾です。前作「96時間(2008年)」で元妻と娘を救い出した世界一過保護な元CIA工作員が、前作で倒した敵の父であるマフィアが仕掛けた報復劇に立ち向かいます。
監督:オリヴィエ・メガトン 出演者:リーアム・ニーソン(ブライアン・ミルズ)、マギー・グレイス(キム・ミルズ)、ファムケ・ヤンセン(レノーア)、ラデ・シェルベッジア(ムラド)、オリヴィエ・ラブルダン(ジャン=クロード)ほか
映画「96時間 リベンジ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「96時間 リベンジ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
96時間 リベンジの予告編 動画
映画「96時間 リベンジ」解説
この解説記事には映画「96時間 リベンジ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
96時間リベンジのネタバレあらすじ:起
数年前に元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と愛娘キム(マギー・グレイス)を犯罪組織から救った元CIA工作員で現在は要人警護をしているブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)は仕事のためトルコ・イスタンブールに出向きました。一方、前作「96時間」でブライアンが倒した犯罪組織リーダーの父で大物マフィアのムラド(ラデ・シェルベッジア)は息子を殺した人物がブライアンであることを突き止めており、報復のため大勢の手下を引き連れてイスタンブールに入っていました。その頃、無事に要人警護の仕事を終えたブライアンは後を追ってきたレノーアやキムと合流、翌日レノーアと一緒に食事に出かけた際に何者かに尾行されていることに気付きました。
96時間リベンジのネタバレあらすじ:承
ブライアンはレノーアに逃げるよう指示し、襲い掛かって来たムラド一味と対決しますが、レノーアは一味に捕えられ、ブライアンは抵抗を止めて投降しました。とある地下室に閉じ込められたブライアンは隠し持っていた携帯電話でホテルに残ったキムに連絡を取り、アメリカ大使館へ逃げ込むよう伝えますがキムは拒否して二人を助け出すと言い出しました。ブライアンはキムに指示を送ってトランクから手榴弾を取り出し、近くの駐車場の屋上に投げて爆発させました。ブライアンは爆発音を頼りにホテルから現在地までの距離を測ろうとしているのです。ブライアンは引き続きキムに指示を送り、手榴弾と拳銃を持たせて地下室の場所を探るよう命じました。
96時間リベンジのネタバレあらすじ:転
ブライアンは逆さ吊りにされたレノーアの拘束を解き、キムに再び手榴弾を爆発させてその音から距離を導き出し、自分たちの居場所を伝えると片っ端からムラドの手下を仕留めていきました。ブライアンは危うく捕まりそうになったキムを助けて車を奪い脱走しようとしましたが、レノーアはまた捕まってしまいました。まだ運転免許を取得していないキムは必死でハンドルを握り、ムラドの追っ手とイスタンブール市街地でカーチェイスを繰り広げ、トルコ警察や警備隊をも蹴散らしてアメリカ大使館に駆け込みました。ブライアンはキムをアメリカ大使館に保護してもらい、自らはムラドとの決着をつけるため単身アジトへと向かいました。
96時間リベンジの結末
ブライアンは微かな記憶を頼りにムラドのアジトを見つけ出し、次々と一味のマフィアを始末していきました。追い詰められたムラドはレノーアを殺そうとしましたが、駆け付けたブライアンがレノーアを救出、ムラドとの直接対決に臨みました。ブライアンはムラドに対し、復讐をあきらめて帰るならば見逃してやると持ち掛け、ムラドは承知したフリをして銃の引き金を引きましたが弾は入っておらず、ムラドはブライアンの手によって殺害されました。3週間後、ブライアン一行はロサンゼルスに戻り、見事に運転免許を取得したキムを祝って食事会を開きました。キムはボーイフレンドのジェイミー(ルーク・グライムス)を紹介し、ブライアンは思わず苦笑いを浮かべました。
以上、96時間リベンジのあらすじと結末でした。
前作の「96時間」に引き続き、元CIAで元妻と娘に深い愛情を持つ父ブライアンが悪党相手に立ち回るサスペンス・アクション。今作はなんと前作でほぼ無双していたブライアンが元妻レノーアを人質に取られながら誘拐されてしまいます。一番好きなシーンは、両親が誘拐されたことを知ったキムとブライアンとの通話。「大使館に逃げろ」という父の言葉にキムは逆らいます。痺れを切らしたブライアンが「これはゲームじゃないんだぞ」と真剣な声で言いますが、キムはそれに対し「そうよゲームじゃない。私の両親の命よ」と返すのです。その言葉がきっかけで、ブライアンはキムを頼り脱出を試みることになるのですが…。前作ではただ守られるだけ、出番もほとんどなかったキムが、両親のために覚悟を決めてマフィアに立ち向かうシーンは必見です。