あ、春の紹介:1998年日本映画。妻と義母と穏やかに暮らす主人公の前に突然現れたのは死んだ父親でした。本当なのかも分からず一緒にバタバタと暮らしていくコメディですが、家族とは何か、家族の絆とは何か、改めて考えさせられる物語です。
監督:相米慎二 出演:佐藤浩市(韮崎紘)、斉藤由貴(韮崎瑞穂)、富司純子(韮崎公代)、藤村志保(水原郁子)、山崎努(浜口笹一)、余貴美子(韮崎千鶴子)、村田雄浩(沢近)、三浦友和(韮崎義明)、笑福亭鶴瓶、ほか
映画「あ、春」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「あ、春」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
あ、春の予告編 動画
映画「あ、春」解説
この解説記事には映画「あ、春」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
あ、春のネタバレあらすじ:起
母一人子一人で育てられた紘(佐藤浩市)は一流大学を卒業し証券会社に勤め、裕福な育ちの瑞穂(斉藤由貴)と結婚し瑞穂の実家で暮らしていました。しかし田舎で育った紘のマイペースなところが義母は気に食わなかったのでした。そんなある日、同僚の沢近(村田雄浩)と飲んだ帰りに、父親だと名乗る謎の男性に話しかけられましたが父親の笹一(山崎努)は五歳の時に亡くなったと母から知らされていたので驚きましたが、いきなり今晩泊めてほしいと言われたので家に連れて帰りましたが、同じく亡くなったと知らされていた瑞穂と義母は怒りだしました。しかも結局一週間泊めてほしいと言い出しました。
あ、春のネタバレあらすじ:承
しかし器用な笹一は家の仕事をくまなくこなし、紘の息子の充にも気に入られました。母親に相談したら、本人は父親だと思っているけど追い出しなさい、と謎の返しをされたのでした。結局10日目になり義母もイライラしだしますが、誰も笹一に出ていけとは言わなかったのでした。
あ、春のネタバレあらすじ:転
そんなある日笹一は紘が育てていた鶏を勝手に料理し食べてしまいました。それに怒り狂った紘は追い出そうとしましたがそれでも出ていかず、しかし義母の入浴を覗いてしまったことをきっかけについに追い出されました。その後笹一がホームレス生活を送っていることを瑞穂が知り家に来てもらおうと言いますが、紘の怒りは収まっていませんでした。ところが仕事帰りに酔っ払いに乱暴されている笹一を見かけさすがにほっとけず家に連れて帰りました。そして穏やかな日々を送りましたが、ある日紘の会社が更生法を申請したのでした。続けて笹一と同居していた八重子という女性が迎えにきましたが、生命保険をかけられたのが嫌だったので笹一は拒みました。
あ、春の結末
そこに母親がやってきて、笹一がマグロ漁船で働いているときに紘を身ごもったので笹一は父親じゃないと言うと、笹一はあっさり降参し家を出ようとしましたが倒れました。末期の肝硬変とのことでした。入院となり瑞穂は積極的にお見舞いに行きましたが紘は行こうとしませんでした。しかし瑞穂に言われ仕方なく言ったらそこには自分がいつも口ずさんでいた舟歌を歌っている笹一の姿でした。ついに紘の会社は倒産し、そして笹一も亡くなりました。笹一の希望で海に散骨しましたが、少し紘は手元に残したのでした。これから仕事を探さなければと落ち込む紘に、私は結構強いよと瑞穂は笑いかけたのでした。
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