六月の蛇の紹介:2002年日本映画。セックスレスに陥った夫婦の妻が、人知れず性的欲求を満たしているとことを、自身がカウンセリングした男に盗撮されたことをきっかけに、その男の手によって内に秘めた欲求に目覚めていくエロティック・スリラー。
監督:塚本晋也 出演者:黒沢あすか(辰己りん子)、神足裕司(辰己重彦)、塚本晋也(飴口道郎)、寺島進(若い警官)、不破万作八(百屋店主)、田口トモロヲ(アダルト雑誌編集長)
映画「六月の蛇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「六月の蛇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
六月の蛇の予告編 動画
映画「六月の蛇」解説
この解説記事には映画「六月の蛇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
六月の蛇のネタバレあらすじ:起
電話で悩み相談を受け付けるカウンセラーのりん子は、真面目な夫と暮らしていますが、夫は異常に潔癖症なだけでなく、夫婦は長いあいだセックスレスに陥っていました。カウンセラーとして非常に優秀なりん子でしたが、ある日届いた封筒を開けると、そこには彼女が自宅で自慰行為をしている様子を盗撮した写真が入っていました。その犯人は、りん子が以前カウンセリングを行った男性・飴口道郎で、彼は自分と同じように彼女を救ってやりたいと、ある要求をします。
六月の蛇のネタバレあらすじ:承
道郎は以前彼女を盗撮したときに知った、異常に丈の短いスカートを履いて街を歩くように指示を出し、言うことを聞いたら残りの写真を返すといいます。りん子は周りの視線に辱めを受けながらも、何とか言うとおりにしますが、りん子の様子を見た道郎は要求をどんどんエスカレートさせていき、最後には公衆トイレの個室で自慰行為をするよう要求します。なんとか写真を返して貰えたりん子ですが、このとき彼女の中に眠っていた、秘めた性的欲望が目覚め始めます。
六月の蛇のネタバレあらすじ:転
道郎から再び要求が来たかと思うと、彼は突然りん子に病院へ行くよう言い出します。するとりん子は乳がんを患っていることが分かりました。同じく道郎もガンで余命わずかなため、彼女にこのような要求をしたといいます。一方夫の重彦は、どんどんりん子や家庭に対して無関心になっていきます。そんな夫に乳がんのことを説明し、胸を切除すれば助かるというと、彼は彼女の心配よりも胸の切除を嘆くばかりでした。りん子は手術する必要がなくなったと嘘をつき、重彦を安心させるのでした。
六月の蛇の結末
すると、重彦は道郎が撮った、りん子の写真を見つけます。道郎から電話が来ると、重彦は写真を返すよう要求します。同時にりん子の様子を探るべく尾行をすると、普段の彼女からは創造できない破廉恥な格好で街を闊歩し、路地裏で自慰行為にふける様子を見て重彦唖然とします。さらに彼女は誰もいない駐車場で裸になると、現れた道郎の前で一人乱れるところを写真に収められます。その様子も見ていた重彦は、写真を返すよう要求するも、りん子の病気にも気付けない様を責められます。彼の言葉を聴いた重彦はりん子の家に帰ると、2人は貪るように体を重ねるのでした。
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