ウルルの森の物語の紹介:2009年日本映画。北海道で獣医をしている生野大慈は離婚した妻が入院したため、東京で暮らす子供達を1ヶ月預かることになる。ある日、娘のしずくはオオカミに似た子犬を見つけ、ウルルと名付けて飼うことに。しかしウルルは絶滅したエゾオオカミの可能性が高いということで、しかるべき機関に預けるべきだと言われてしまう。兄妹はウルルを母親の元へ返そうと旅に出る。「マリと子犬の物語」のスタッフ・キャストが再結集して作成した感動作。
監督:長沼誠 出演者:船越英一郎(生野大慈)、深田恭子(生野千恵)、濱口優(大森拓馬)、光石研(長谷部一哉)、桜井幸子(工藤夏子)、桑代貴明(工藤昴)、北村沙羅(工藤しずく)、ほか
映画「ウルルの森の物語」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウルルの森の物語」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウルルの森の物語の予告編 動画
映画「ウルルの森の物語」解説
この解説記事には映画「ウルルの森の物語」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウルルの森の物語のネタバレあらすじ:起
生野大慈(船越英一郎)は、離婚して北海道で獣医をしています。東京には別れた妻・夏子(桜井幸子)と、昴(桑代貴明)としずく(北村沙羅)という二人の子供がいるのですが、夏子が入院することになったため、兄妹は大慈の元に預けられることになります。
ある日、叔母の千恵(深田恭子)と兄妹で森を歩いていると、しずくがオオカミに似た子犬を見つけます。かなり弱っていましたが、皆の懸命な看病により子犬は元気になりました。
子犬の命を預かるという事を父に約束し、兄妹は子犬にウルルという名前を付けて飼うことになります。
ウルルの森の物語のネタバレあらすじ:承
ある日、野生動物保護協会の長谷部(光石研)という研究者が大慈の家を訪ねてきて、ウルルが絶滅したエゾオオカミの可能性が高いため、研究所に持ち帰り、最終的にはしかるべき機関に預けるべきだと進言します。
しずくはウルルが、お母さんに会えなくなると言って、研究所へ預けることを激しく拒むのですが、結局ウルルは長谷部の手で連れて行かれてしまいました。
しずくは泣きながら父を突き飛ばし、昴は「しずくはウルルなんだ。お父さんなんか要らない」と言って出て行ってしまいます。その夜、昴は母・夏子に電話をかけるのですが、母からは「強く、大きくなりなさい」と言われるのでした。
ウルルの森の物語のネタバレあらすじ:転
兄妹はウルルを母オオカミの元へ返すため、ウルルを檻から連れ出します。そして二人は、牧場を営む拓馬(濱口優)から教えてもらった「ホロケウ・オ・イ」というオオカミの棲む場所に向かうのでした。
千恵も拓馬も二人を探しますが、トラクターの後ろに乗っている二人に気付きません。ウルルは帰る場所を知っているかのように、花畑の中から森の中へと二人を導きます。雨も降ってきて大勢の人が兄妹を探しますが、二人は岩の中で雨宿りしていて見つかりません。
少し休んだ兄妹は再び歩き出そうとしますが、そんな二人の間に大木が倒れてきます。
ウルルの森の物語の結末
ウルルの遠吠えによって大慈は兄妹の元へと辿り着き、二人のピンチを救うのでした。しかし、今度はその大慈が川に流されてしまい、ウルルが先回りをして教え子供たちが大慈を救ったのでした。
翌朝、霧が濃くなり大慈が帰ろうと二人を説得し始めたとき、オオカミの遠吠えが聞こえたのです。しかしウルルは兄妹の側を離れようとしません。そんなウルルに二人は泣きながらビー玉をぶつけ、遠吠えのする方向へと追いやります。そして、ウルルは遂に母親の元へと戻ることが出来たのでした。
大慈は手術を控える夏子に、また4人で一緒に暮らそうと手紙を出します。そしてラストシーンでは、花畑で待つ兄妹の前に、元気になった夏子が姿を現したのです。
以上、映画「ウルルの森の物語」のあらすじと結末でした。
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