赤めだかの紹介:2015年日本。歌舞伎の世界を描いた、立川談志のエッセイ。出演しておられる俳優さんも、ビートたけしや香川照之など、歌舞伎に携わっておられる方が出演されていて、豪華な作品です。
出演:二宮和也(立川談春)、ビートたけし(立川談志)、濱田岳(立川志らく)、宮川大輔(立川関西)、清野菜名(女将の娘)、香川照之(立川志の輔)、リリー・フランキー(林修一)、ほか
映画「赤めだか」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「赤めだか」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「赤めだか」解説
この解説記事には映画「赤めだか」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
赤めだかのネタバレあらすじ:起
1980年ごろ、日本には漫才ブームが押し寄せ、二宮和也演じる佐々木信行はそのころちょうど高校生でした。部屋の中には歌舞伎のネタのテープがいっぱいで、彼を虜にしていました。ある日歌舞伎の公演を見る機会があり、それが立川談志との初めての接触となります。彼は公演を見て感動し、立川流に弟子入りして修行を積むことを決意します。ある日立川流の戸をたたきました。ちょうど師匠は料理をしており、何かを煮込んでいます。そこに次々と台所にあるすべての調味料を注ぎ込み、しまいには信行が持ってきた有名店のお土産のケーキまでぶち込んでしまいます。あっけにとられている前でその料理は信行の前に出されます。
赤めだかのネタバレあらすじ:承
もしやこれが修行の始まりなのかもしれない、と勘繰る信行。そしてぜひ自分を弟子入りさせてほしい、と名乗り出ます。ところがここの弟子になるには一つ条件がありました。親の許可が必要なのです。家に戻り、両親を説得しますが、寺島進演じる父も、岸本加世子演じる母も、大反対です。父は、こんなことのために学校に行かせてやってんじゃない、家にいるうちは俺に従え、と主張します。母は母で、そもそも歌舞伎ってどうなのよ、と賛成してくれません。話合いは決裂、信行は家を出ます。
赤めだかのネタバレあらすじ:転
次の日再び立川流の戸をたたき、両親は事故で死んだ、とうそをつきます。生活費は朝早く起きてバイトして賄うので、どうか弟子入りさせてください、と頭を下げます。彼にとって永遠に思える時間が過ぎ、師匠は何か紙に文字を書きだします。そうです、彼の名前、立川談春です!弟子入りさせてもらえたのです!ところが毎日することといえば雑用ばかり。立川流には先輩の弟子たちがいました。北村有起哉演じる立川談々、宮川大輔演じる立川関西、新井浩文演じる立川段ボール。彼らとともに家の修理をしたり、買い物をしたり。
赤めだかの結末
ある日、さらに先輩の志の輔に相談します。彼が言うには、早く二つ目になることだ、というのです。歌舞伎の世界には見習、前座、二つ目、真打、と分かれています。二つ目にまでなれば働く機会が増えるのです。二つ目になるには歌舞伎を50席暗記しなければなりません。ある日その試験の日が来ました。特に談春は微妙な成績でしたが、なんと皆二つ目になれたのです。そこに来るには師弟愛、修行、努力など多くのものが詰まっていました。二つ目のお披露目の日、会場は人でいっぱいでした。その中には、温かい目で見守る談春の父と母の姿がありました。
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