映画「オール・マイ・ライフ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オール・マイ・ライフの紹介：2020年アメリカ映画。婚約したばかりで幸せいっぱいのカップルに突如起こった不幸…。婚約者が末期がんと診断されたカップルが、周囲の協力の中で前向きに限られた日々をおくる様子を綴った、実話に基づくラブ・ストーリー。
監督：マーク・マイヤーズ 出演：ジェシカ・ロース（ジェニファー・カーター / ジェン）、ハリー・シャム・Jr（ソロモン・チャウ / ソル）、カイル・アレン（カイル・キャンベル）、クリッシー・フィット（アマンダ・フレッチャー）、ジェイ・フェイロー（デイヴ・バーガー）、マリエル・スコット（ミーガン・デンホフ）、キアラ・セトル（ヴィヴ・ローレンス）、ほか
この解説記事には映画「オール・マイ・ライフ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
日々を何気なく過ごしていた大学院生のジェン（ジェシカ・ロース）は、ある日スポーツバーで出会ったソル（ハリー・シャム・Jr）と意気投合、すぐに付き合い始めて最高に楽しい日々を送っていた。
唯一心配だったのは、ソルがあまり好きではない仕事の忙しさに追われていることだった。仕事を辞めて得意な料理の仕事をすればいいと告げたジェンは、経済的な理由から辞められないと言うソルに、一緒に住むことを提案する。
ほどなく２人は一緒に住み始めるが、相変わらず仕事で忙しいソルの気分転換にと、友人らを招いた感謝祭のディナーで腕を振るってもらうことにする。感謝祭ディナーは大成功し、ソルは会社に辞表を出したとジェンに報告する。
その後、ジェンの知人ジジの店で料理人として働き始めたソルは、友人らの協力によるフラッシュモブで、ジェンに最高にドラマティックなプロポーズをする。
そんな幸せな日々を過ごしていたある晩、ソルが体の痛みを訴えて救急車で病院に運ばれる。肝臓に異変が見られ、3分の1を切除したが、最初の検査では問題ないと言われた２人は、来年の夏にむけて結婚式の準備を始める。
ところが６週間後の再検査で癌（ガン）と分かり、最悪の場合余命は半年と宣告されたソルは、泣き崩れるジェンに放射線治療と新薬の治験で病と闘うことを誓うのだった。
ソルの治癒を信じるジェンだったが、結婚式について友人から聞かれた彼女は、治療が始まれは費用も掛かり体力も落ちることから、結婚式は延期すると話す。
それを聞いた友人らは、なんとか結婚式を開いてあげたいと相談し、クラウドファンディングで式の資金を集め、3週間後に結婚式を実現させると２人に告げる。人に寄付を頼むことに消極的なジェンだったが、甘えてもいいのだと言う友人の言葉に、２人は了承する。
ジジの店や友人らの手広い告知によって、ほどなくクラウドファンディングでの目標の２万ドルは達成し、人々の行為で式場や衣装も無料で借りられることになった。
しかし、治療の副作用で味覚を失ったソルは気力をなくし、治療も結婚式もやめると言いだして初めてジェンと喧嘩になる。そして、諦めないでとジェンに懇願されたソルは、改めて結婚式に向けて努力する。
ジェンとソルは多くの人たちに囲まれて結婚式を迎え、自分たちの言葉で愛を誓い、晴れて夫婦となった。
しかし、治療の甲斐もなくソルの病状は悪化し、ジェンは医師から、最後の過ごし方を考える段階だと告げられる。ジェンは悲しみと怒りにかられるが、それから２人は静かに寄り添って残された時を過ごしていく。
結婚式から128日後、ソルはこの世を去った。友人は彼が残した”Now or Never”（今しかない）という言葉を店の名前にしたバーを作り、ジェンはハネムーンの地であるバハマを友人と訪れ、ソルがジェンに内緒で友人に託したプレゼントを渡される。
そこに入っていたUSBには、病んだ姿を記憶に残してほしくないと、ハネムーンで着るはずだった赤い水着を着たソルの元気な姿を映した映像があった。笑いながらそれを見たジェンは彼と約束した赤い水着を着て海に泳ぎ出るのだった。
以上、映画「オール・マイ・ライフ」のあらすじと結末でした。
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