雨よりせつなくの紹介:2004年日本映画。主演はファッションモデルの田波涼子と今や人気俳優となった西島秀俊のラブストーリー。30歳目前の女性の心情を繊細に映し出す。映画初出演とは思えない田波涼子の演技に注目。
監督:当摩寿史 出演: 田波涼子(水野綾美) 西島秀俊(倉沢彰彦) 黒坂真美(笠井妙子) 深浦加奈子(石井可南子)
映画「雨よりせつなく」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「雨よりせつなく」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
雨よりせつなくの予告編 動画
映画「雨よりせつなく」解説
この解説記事には映画「雨よりせつなく」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
雨よりせつなくのネタバレあらすじ:起
30歳目前の綾美は毎日忙しく働くキャリアウーマン。男関係はうまくいかず、綾美は、結婚が決まっている同僚の妙子に「恋人もいなく仕事ばかり打ち込むこと」に苦言を言われたり、取引先の女性カメラマン石井に「結婚する予定がないなら」と引き抜きを提案されたり、今後の人生に迷っていた。
雨よりせつなくのネタバレあらすじ:承
綾美は、妙子に付き合ってもらい過去の恋人との思い出の品々をフリーマーケットで売っていた。2人は偶然同じ会社の倉沢が、フリーマーケットで何かを探す姿を目にする。綾美は別の休日にも倉沢がフリーマーケットで何かを探しているのを見かけ、なんとなく気になっていた。そんな中、綾美は倉沢と同じ仕事をすることになり、2人は仲良くなっていく。仕事で迷っている綾美に寄り添ってくれる倉沢に、綾美は急激に惹かれていった。同僚の妙子の結婚や、ウェディングの仕事も重なり、仕事より結婚を意識し始めていた。
ほどなくして綾美と倉沢は付き合い始める。倉沢はフリーマーケットでなぜ古いラジコンを探していたか綾美に語りだす。倉沢は大学生の時に、付き合っていた恋人とラジコンを飛ばしに海に行った際に、事故で恋人を亡くしてしまったのだ。
雨よりせつなくのネタバレあらすじ:転
2人の付き合いは順調にいっているようだったが、綾美は亡くなった元恋人のことが心に引っかかっていた。倉沢の家で、亡くなった恋人との思い出アルバムを見つけてしまったり、元恋人のために花を供えていることや、衝突しそうな車の光景を呆然と眺める倉沢に心を痛めていた。
一度は倉沢のプロポーズを受けた綾美だったが、倉沢が元恋人へ最後の花束を買って帰ってきたのを目にして別れを決意した。2人はラジコンをもって、倉沢が昔向かった海へ向かった。綾美は密かに倉沢が探していたラジコンを手に入れていたのだった。
雨よりせつなくの結末
3年後、綾美は石井のオファーを受け会社を退職し、日曜も平日もなく忙しく働いていた。突然雨が降り、雨宿りしている時に偶然倉沢に出会う。別れ際に綾美は倉沢に「私のこと好きだったか」と問うも、何も言わず笑って去っていった。雨が上がって晴れた街を綾美は歩いていく。
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