ザ・スクワッドの紹介:2015年フランス,イギリス映画。手荒い取り締まりを繰り返すパリ警察の特別捜査班のセルジュのチームでしたが、宝石強盗の手口を見て、過去に自分が逮捕したカスペールの仕業だと証拠もなく逮捕したことから、セルジュは捜査から外されてしまいます。しかし、宝石強盗には大きな裏がある事を突き止めたセルジュは…という内容のクライムアクション映画です。ジャン・レノが主演ですが、露出はアルバン・ルノワールが多くジャン・レノが脇役に徹している感があります。
監督:バンジャマン・ロシェ 出演者:ジャン・レノ(セルジュ)、アルバン・ルノワール(カルティエ)、カテリーナ・ムリーノ(マルゴ)、ティエリー・ヌーヴィック(ベッカー)ほか
映画「ザ・スクワッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・スクワッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・スクワッドの予告編 動画
映画「ザ・スクワッド」解説
この解説記事には映画「ザ・スクワッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・スクワッドのネタバレあらすじ:起
パリ警察の特別捜査班を率いるセルジュ(ジャン・レノ)のチームは、常に先制攻撃をかけ手荒い方法で強盗達を逮捕していました。新しく配属されたマヌの誕生会も兼ねたパーティが開かれ、深のカルティエ(アルバン・ルノワール)は妊娠中の妻のナディアを呼んでいました。
セルジュは抜け出し、部下のマルゴと会っていました。マルゴにはベッカーという夫が同じ署にしましたが、二人は不倫関係になっていました。「今夜泊まろう」と誘うセルジュにマルゴは「無理だと言ってるじゃない」と断り、二人はキスをして別れます。
その後セルジュは情報屋から、デダリス銀行を狙っている一味がいる事を聞かされます。デダリス銀行は、金持ちたちが資金を浄化する銀行で、警備が甘いので有名でした。情報屋と別れ、パーティに戻ると、カルティエが「マルゴとそういう関係だったのか?」と言い寄って来ます。そして「旦那のベッカーに注意しろよ」と警告します。
セルジュとカルティエは、デダリス銀行に出向き、支配人に「ここを狙っている奴らがいる」と言って署に戻ります。するとマルゴの夫のベッカーが署長室に入って行きました。殉職した署長の後釜がベッカーでした。
ザ・スクワッドのネタバレあらすじ:承
一気に不機嫌になったセルジュでしたが、ベッカーが刑事たちを招集します。そしてセルジュらのチームのやり方を批判し、「今後は勝手な行動は許さない、市民に愛されようにしろ」と忠告します。
宝石店に強盗が押し入り、客の女性を射殺し、宝石を奪って逃げます。現場に駆け付けたセルジュはカルティエに「このやり方は、オレが依然逮捕したカスペールだ」と資料を見せます。そしてミズライという男の元にカスペールが出入りしていると聞き、ミズライの自宅を張り込みます。
夜明け頃、カスペールがやって来ます。セルジュらは家に乗り込みました。するとカスペールは車で逃げ出し、カルティエが車を激突させて逮捕します。署に連行し取り調べをしますが、カスペール以下全員が自白しませんでした。
セルジュが証拠もなく決めつけだけでカスペールを逮捕したことに、ベッカーは怒り「24時間以内に証拠を出さなければ釈放する」と言います。結局証拠は見つからずカスペールは釈放されました。そのころ、別の宝石店に強盗が押し入ります。ベッカーはセルジュのチームに始末書を書かせ、ジャマートのチームを出動させます。
ザ・スクワッドのネタバレあらすじ:転
セルジュはカルティエと犯行の行われたビデオをチェックしていました。射殺された女ナタリアがしきりにスマホを見ている姿が気になり、ナタリアのスマホを調べます。その結果、ナタリアが犯罪組織PRKのワクドとつながっていることがわかります。更にナタリアがデダリス銀行に勤めていて、数日前にやめていることがわかり、「宝石店強盗はカムフラージュだ、デダリス銀行が危ない」と急行します。
一方、宝石店に出動したベッカーらでしたが、突入するともぬけの殻でした。セルジュらがデダリス銀行に着くと、人面マスクをかぶった4人が金を奪って逃げていました。カルティエが一人を追い詰め銃弾を浴びせますが、男は橋から飛び降りバイクで逃走します。その時、人面マスクが脱げ、男がワクドだったことがわかります。
一方セルジュとマルゴは駐車場に男を追い詰めていました。しかし車に乗った男にセルジュは撥ねられ、マルゴが射殺されてしまいます。署に戻ったセルジュは「男の眼はカスペールだ」と言いますが、ベッカーは「私の命令を無視し、勝手な行動をとりマルゴを死なせた。そしてマルゴの携帯から二人のやり取りを見た。お前を逮捕する」と言って留置場に入れ、ベッカーはセルジュを何度も殴りつけます。
ザ・スクワッドの結末
セルジュに代わりカルティエが、ワクドの治療をした医師から居場所を知り、ワクドを殺します。そしてベッカーに「マルゴの仇を一緒に取ろう、セルジュがいないと無理だ、もう気が済んだでしょう」と説得します。
セルジュが釈放され、カルティエはデダリス銀行の移行計画書を見せます。銀行には預金や金塊が相当残っていて、内密に別の場所に移す計画でした。これを見たセルジュは「前回のは練習だ、これが本番だ」と言って、デダリス銀行に向います。
すでに行員は拘束され、カスペールらによって金と金塊は車に積まれ逃走していました。セルジュ達は車でカスペールらを包囲します。それでもカスペールの戦闘員は銃撃してきます。銃撃戦の中、逃げ出したカスペールをセルジュが追います。しかしセルジュは待ち伏せに会い、カスペールに銃弾を何発も浴びせられ倒れました。
逃げようとしたカスペールに起き上がったセルジュがつかみかかり、2階の縁から下に落とします。そこへベッカーがやってきます。ベッカーが「死んだのか?」と聞くと、「自分で確かめろ」と言ってセルジュは拳銃を渡します。そしてセルジュはが防弾チョッキを脱ぐと、何発もの銃弾が埋まっていました。
以上、映画「ザ・スクワッド」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する