旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶの紹介:2009年日本映画。入場者数が減り、愛護団体から閉園を迫られながらも、園長をはじめ旭山動物園の職員たちは、動物と園を守るために奮闘します。実在する人物と話をモデルに、古い旭山動物園がお客様に愛される旭山動物園へと生まれ変わる様子を描いています。動物と職員の間にある深い絆も見どころの一つです。
監督:マキノ雅彦 出演:西田敏行(滝沢寛治 / 園長)、中村靖日(吉田強 / 獣医・飼育係)、前田愛(小川真琴 / 獣医・飼育係)、堀内敬子(池内早苗 / 動物園管理係)、笹野高史(磯貝三郎 / 商工部長)、梶原善(三田村篤哉 / 市議会議員)、吹越満(動物愛護団体のリーダー)、萬田久子(平賀鳩子 / 新市長)、長門裕之(韮崎啓介 / 飼育係)、平泉成(上杉甚兵衛 / 市長)、六平直政(三谷照男 / 飼育係)、塩見三省(砥部源太 / 飼育係)、岸部一徳(柳原清之輔 / 飼育係)、柄本明(臼井逸郎 / 飼育係・絵本作家)、ほか
映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」解説
この解説記事には映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶのネタバレあらすじ:起
1922年、北海道。旭川市旭山動物園では、施設が老朽化し入場者数が減り続けていました。赤字財政を抱え閉園を迫られる中、吉田強(中村靖日)が新人飼育係として動物園の職員に加わります。ベテランの飼育員から仕事を教わり、日々の業務に携わっていきます。
子供の頃いじめられていた吉田は、昆虫が好きで部屋の中で飼育していました。檻に閉じ込めず飼育していたため、動物園で檻に閉じ込められている動物を可哀そうだと言います。昆虫好きから動物園に就職しましたが、昆虫と動物は違うと言われてしまいます。
旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶのネタバレあらすじ:承
動物園の業務は動物の飼育だけではありません。動物を檻から出すようにと訴える動物愛護団体や、飼えなくなった動物を引き取ってくれないかと言う人たちの対応にも追われます。
客集めのために設置されたジェットコースターには人が集まるものの、動物園には人が来ない状態に焦ります。施設の修繕費を市から得ることができず、旭山動物園は追い込まれていきます。
動物園の活気を取り戻すため、お客様が動物に興味を持ってもらえるよう紙芝居を作成したり、動物についてワンポイントアドバイスをします。冬の動物園として無料で公開するなど、考えられる限りの案を出して実行しました。
旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶのネタバレあらすじ:転
動物園側の努力が功を奏し、徐々に人が集まるようになりましたが、飼育していたゴリラが死んでしまいます。原因はエキノコックス、敷地内にキタキツネが侵入したため起こった出来事です。
検査の結果、飼育員は全員陰性でしたが、市民の反応が悪くなりました。風評被害により、また閉園の危機に陥りました。マスコミは面白おかしく騒ぎ立てますが、旭山動物園のことを考え、無償で援助してくれる団体も現れます。
閉園したくない園長(西田敏行)が動物の着ぐるみを着てビラを配り、職員も同じように理解を求め奮闘します。その結果、旭川動物園を閉園させるとはどういうことかと、市長(平泉成)に市民が講義をするようになりました。次の市長選を気にする市長は、市民の反応を気にしていましたが別の市長に替わります。新しい市長は、新人女性の平賀鳩子(萬田久子)。
旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶの結末
園長たちは動物園をより良い環境にし、動物たちの魅力をアピールするため、新しい動物園の形を考えていました。水族館を巡ってプレゼンテーションを行い、ホームビデオに撮影します。新たな動物園の構想に、新市長が興味を示し、予算をもぎ取ります。
2億円だったはずの予算は4億円に加算され、新しい旭山動物園を創り出しました。知恵を出して工夫した施設に、入場者数が増え有名な動物園となりました。
ペンギンが頭上を泳いでいく様子が映し出されます。今までの旭山動物園とは違い、動物がイキイキと動き回り、お客様も喜びの声をあげます。ラストでは園長の滝沢が、定年退職のため動物園を後にします。
以上、映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」のあらすじと結末でした。
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