アサルト13 要塞警察の紹介:2005年アメリカ,フランス映画。1976年に公開された映画『ジョン・カーペンターの要塞警察』のリメイクとなるアクション作品です。デトロイトの閉鎖される予定の警察署で働く主人公とその同僚たちが大雪のため緊急避難してきた犯罪者たちと一夜を過ごすことに、そこに突如として署を包囲する武装集団、そして裏切り者の発覚から事態は予想外の方向に…。
監督:ジャン=フランソワ・リシェ 出演者:イーサン・ホーク(ジェイク・ローニック)、ローレンス・フィッシュバーン(マリオン・ビショップ)、ガブリエル・バーン(マーカス・デュヴァル)、マリア・ベロ(アレックス・サビアン)、ドレア・ド・マッテオ(アイリス・フェリー)、ジョン・レグイザモ(ベック)、ブライアン・デネヒー(ジャスパー・オーシェア)、ジェフリー・“ジャ・ルール”・アトキンス(スマイリー)、アイシャ・ハインズ(アンナ)ほか
映画「アサルト13 要塞警察」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アサルト13 要塞警察」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アサルト13 要塞警察の予告編 動画
映画「アサルト13 要塞警察」解説
この解説記事には映画「アサルト13 要塞警察」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アサルト13 要塞警察のネタバレあらすじ:起
アメリカ・デトロイト。潜入捜査官のジェイク・ローニック巡査部長(イーサン・ホーク)は、麻薬取引の潜入中に売人のミロス(タイタス・ウェリヴァー)に正体を見破られてしまいました。ローニックは銃撃戦の末、脚を撃たれながらもミロスを射殺しますが、同僚2名が殉職してしまいました。
それから8ヶ月後の2004年。ローニックはデトロイトで最も古い警察署、13分署で内勤に就いていました。この日は大雪の吹き荒れる12月31日の大晦日、この13分署は2004年の終わりと共に閉鎖されることになっていました。ローニックは同僚のベテラン巡査部長ジャスパー・オシェア(ブライアン・デネヒー)やケヴィン・キャプラ(マット・クレイヴン)らと荷物の片付けに追われ、秘書のアイリス・フェリー(ドレア・ド・マッテオ)は新年を祝うパーティーの準備をしようとしていました。
ローニックは今なお同僚たちを死なせたことを悔いており、精神科医のアレックス・サビアン医師(マリア・ベロ)の診療を受けていました。アレックスは吹雪の中わざわざローニックの元を訪れ、彼女が去る際にローニックは自分の診断所見を抜き取りました。やがてパーティーが始まり、オシェアは引退する意思をローニックらに伝えました。
時を同じくして、刑事殺しの現行犯で逮捕された裏社会の大物マリオン・ビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)が新設された21分署に連行されていました。組織犯罪対策班のマーカス・デュヴァル警部(ガブリエル・バーン)はビショップを保釈させないことを部下のマイク・カハネ(カリー・グレアム)に伝えました。
その後、ビショップは、ドラッグ中毒の強盗ベック(ジョン・レグイザモ)、偽ブランド品を売っていたスマイリー(ジャ・ルール)、アンナ(アイシャ・ハインズ)といった犯罪者たちと共に護送車に乗せられて出発しましたが、大雪により道路が封鎖されたためやむなく13分署に緊急避難することになりました。
アサルト13 要塞警察のネタバレあらすじ:承
13分署に着いたビショップらは留置場に入れられました。そこに車が故障したため引き返してきたアレックスが現れ、ローニックが診断所見を奪ったことを責めました。ローニックは鎮静剤を常用、酒に浸る生活を送っており、アレックスはローニックが人生から逃げていると指摘しました。
やがて迎えた2005年。13分署では新年を祝っている最中でしたが、裏口から謎の二人組が侵入、ビショップに帯同していた監視官のローゼン(キム・コーツ)は射殺され、逃げる二人組の後を追った護送車の運転手ギル(ドリアン・ヘアウッド)も撃たれてしまいました。ギルの手当てをしたアイリスは病院に運ぶ必要があるとローニックに訴え、オシェアはビショップの手下による犯行だと考えました。
その直後、13分署は武装した集団に包囲されました。署内の電話回線は寸断されており、無線や携帯電話も繋がらない状況でした。武装集団は「ビショップ」と書かれたブロックを投げ入れ、オシェアはビショップの身柄を相手に引き渡すべきだと主張しましたが、ローニックは刑事殺しのビショップを引き渡すべきではないと反論しました。
やがて署内は停電し、ローニックは助けを求めて護送車で移動しようとしましたが、車は走行不能にさせられており、ローニックは覆面の男に襲われました。男を倒したローニックは、この男が警官バッジを所持していたこと、そしてこの男はビショップが殺害した刑事の部下だったことを知りました。
ローニックはビショップを尋問、その結果実はビショップは金稼ぎのためにデュヴァルと手を組んでいたこと、そして欲の深いデュヴァルとトラブルになり、デュヴァルの部下の刑事を殺したのは正当防衛だったこと、そして自分が裁判で証言すればデュヴァルとその部下たちは全員有罪になると語りました。やがてギルは息を引き取り、自分たちも消されるであろうと考えたローニックは戦う決意を固めました。
アサルト13 要塞警察のネタバレあらすじ:転
13分署を包囲する武装集団を指揮しているのはデュヴァルであり、デュヴァルは署内のビショップたちを皆殺しにするようカハネに命じました。ローニックはベックら留置場の犯罪者たちに武装集団は特殊部隊SWATであること、自分たちが全力で守ることを伝えました。
遂にSWATは署内に突入、ローニックは仕方なくベックらを解放、武器を渡して一緒に戦わせることにしました。こうしてローニックら13分署の面々とビショップら犯罪者たちは一時的に手を組み、SWAT隊員たちを次々と倒していきましたが、オシェアはビショップたちに武器を渡したことに反発しました。
やがて夜明けが近づき、デュヴァルはカハネにヘリコプターを呼ぶよう命じました。そこに署を離れていたキャプラが戻り、銃撃されそうになったところをローニックに助けられました。ベックはキャプラはデュヴァルの回し者だと疑いますが、ローニックはキャプラに信頼を寄せており、ビショップはベックにローニックに従うよう命じました。
ビショップは警官の車を奪って救援を呼ぼうと思いつき、アンナとアレックスが実行に移そうとするもアンナは車の後部座席に隠れていた者に殺害されました。その間にベックとスマイリーは逃げようとしましたが、二人とも狙撃手によって射殺されました。アレックスは現れたデュヴァルに署内にいる者たちの人数を教えるよう脅され、正直に答えなかったために射殺されました。ディヴァルはカハネに、一連の件は全てビショップの仕業にするよう命じました。
アサルト13 要塞警察の結末
絶体絶命の危機に陥ったローニックは、ビショップから酒に逃げるか乗り越えるかを問われ、戦い抜くことを決意しました。その直後、キャプラは外の警官たちと話していたのではと感じたビショップは彼を締め上げようとしましたが、そこにデュヴァルが要請した援軍がヘリに乗って現れました。ローニックは署に火を放ち、アイリス、キャプラ、ビショップと共に地下の抜け道から下水道に逃れました。
やがてマンホールから外に出たローニックたちでしたが、そこにもデュヴァル率いる隊員たちが待ち伏せしていました。ローニックはオシェアが実は自分たちを裏切ってデュヴァルと手を組んでいたことを知りました。撃たれそうになったビショップは持っていた発煙筒のピンを抜いてオシェアのポケットに入れ、銃を奪って発砲しました。
ローニックはアイリスとキャプラを車で逃がし、デュヴァルたちと銃撃戦を繰り広げました。アイリスとキャプラはカハネに追われますが、アイリスは反撃に転じてカハネを殺害しました。一方のビショップは隊員たちと交戦していましたがデュヴァルに撃たれてしまい、ローニックの居場所を吐くよう命じられました。そこにローニックが現れ、死闘の末にデュヴァルを射殺しました。ローニックは逃げるビショップに必ず捕えると告げました。
やがてアイリスが消防隊を連れて助けに戻ってきました。隊員から他に誰かいなかったかと問われたローニックは、自分とデュヴァル一味しかいなかったと答えると、アイリスと共にその場を立ち去りました。
以上、映画「アサルト13 要塞警察」のあらすじと結末でした。
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