バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 の紹介:1989年アメリカ映画。1955年からやっと現代に戻って来たマーティのもとに、未来へと旅立ったドクが現れ「未来へ一緒に来て欲しい」と頼まれる。今度は未来のマーティの子供に問題が起きている事を知り、ジェニファーも一緒にデロリアンに乗り未来へと旅立つ。今回の物語は未来と過去を行き来する壮絶な旅になる。バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ三部作として、三作目と同時に制作されていた作品。今作では2015年の未来が舞台であり、実際に2015年を迎えた事から、様々なイベントが開かれた。
監督:ロバート・ゼメキス 出演者:マイケル・J・フォックス(マーティ・マクフライ)、クリストファー・ロイド(ドク/エメット・ブラウン博士)、トーマス・F・ウィルソン(ビフ・タネン/グリフ・タネン)、エリザベス・シュー(ジェニファー・パーカー)ほか
映画「バックトゥザフューチャー2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バックトゥザフューチャー2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バックトゥザフューチャー2の予告編 動画
映画「バックトゥザフューチャー2」解説
この解説記事には映画「バックトゥザフューチャー2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ1【未来へ】
過去から戻って来たマーティの目の前に、未来から戻って来たドクが「今すぐ未来へ一緒に来て欲しい」と告げる。昨日帰って来たばかりでジェニファーとのドライブもあるので断るとドクが「その子にも関係のある事だから連れて行こう」と言う。それを聞いたマーティは自分達の未来に何か悪い事が起こっていると心配になるが、そうではなく自分たちの子供に問題が起きるとドクが教えてくれた。ジェニファーとマーティをデロリアンに乗せ、燃料タンクに燃料になる生ごみを入れると車を車道へと移動させた。「これでは、140キロまで速度を上げるには道路が短すぎる」とマーティが言うと「道路だって、これから行く所にはそんなもの存在しない」とドクは言うと車が浮き上がり空へと真っ直ぐに消えていった。ドクは未来で車をより良く改造していた。未来では車が空を飛ぶ時代になっていたのだ。空へと消えていくデロリアンを見ているビフがいた。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ2【ジェニファーを眠らせる】
未来へ辿り着くとそこは空の上で、沢山の車が空の上を行き交っていた。2015年へとタイムトラベルして来た二人は、普通に空を飛ぶ車に驚きが隠せないでいた。ジェニファーにデロリアンがタイムマシーンである事を告げると、興奮し未来の事をいろいろと知りたがるジェニファーに、ドクは危険を感じ機械で眠らせる。「未来の事はあまり知り過ぎてはいけない」と言うドクに「だったら連れて来なければ良かったのに」とマーティが言うと、「タイムマシーンを見られたからには、置いてくるわけにはいかなかった、それに寝かせて置けば帰った時に夢だったと思える」と言う。「大丈夫、この子には何もさせないから」とドクは言った。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ3【マーティの息子の出来事】
一般道に降りると裏の路地に車を停め、マーティに未来の服に着替える様に指示する。その服と靴は履いて着るだけで、自分のサイズにピッタリと収まる。服を着たマーティに帽子を被せると「お前の息子に瓜二つだ」と言うと、「今から2分後にカフェに行きペプシをオーダーしグリフという男を待て、奴は今夜の事を聞く乗るのか?乗らないのか?と、そしたらNOと答え決して誘いには乗るな」と言うと「それだけ言ったら何も見ずに何にも関わらずに、すぐにこの場所に戻って私を待て」と強く言うと、マーティの息子の乗っている新聞記事を見せる。そこには「逮捕の2時間後に法廷に立ちその結果有罪の判決を受け15年の刑を宣告された」と載っていた。裁判制度がなくなり判決がスピーディーになった事と、悪い事に来週にはマーティJrを脱獄させようとし、今度はマーティの娘が20年の刑を受けると言う。この出来事でマーティは負の連鎖により破滅へと導かれると言うと、時間がやって来てジェニファーを裏路地のくぼみへと寝かせた。「こんな所に置いておけない」とマーティは言うが、ほんの数分の事だから大丈夫だと言いドクはマーティの息子をカフェに行かせない為に食い止めると言って去ってしまった。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ4【ビフの孫と自分の子供Jrに遭遇】
未来の町へと出るとそこはハイテクで溢れていた。カフェに着き椅子に座るとマーティを呼ぶ老人がいた、それは年老いたビフだった。マーティの事を息子のマーティJrと勘違いしているらしく、「お前の親父は最低の親父だ」と言う。マーティは生まれ変わった父を「ジョージ・マクフライは立派だろ」と言うとビフは「ジョージじゃ無くジョージの息子、つまりお前の親父のマーティ・マクフライの事だ、自分の人生を丸々パーにしてしまってよ」と言う。そこへビフの孫のグリフがやって来て、ビフと外へと出るとマーティに「何処へも行くなよ」と吐き捨てる。グリフと入れ替わりにドクが足止めしているはずの本当のマーティJrが店へとやって来て、マーティは慌ててキッチンの裏へと隠れるのだ。やられ放題のJrを見てあきれ果てるマーティ、クリフによってキッチンの裏へと飛ばされ気を失ったJrの代わりにマーティが出て行き、クリフに「答えはNO」だとキッパリ断り店を後にしようとすると、マーティの一番嫌いな言葉「この腰抜けが」と言われてしまうのだ。この言葉を聞くとマーティは、ついついカッとしてしまい自分を止められなくなる。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ5【クリフとの戦い】
ドクに余計な事をするなと言われていたマーティであったが、クリフと戦う羽目になってしまう。子供が遊んでいた空に浮かぶスケボーを借りると、器用にクリフの手下達を交わしていく、その光景を見ていたビフが「何処かで見た光景だな」と言った。しかし水の上に行くと急にボードが止まって動かなくなった。子供用のボードはパワーが足りない為、水の上では止まってしまう仕組みになっていた。クリフが車のトランクから自分のボードを取り出し、仲間のボードを繋ぐと引っ張り水の上ももろともせずにマーティ目掛けて滑って来た。マーティは必死に足で水を掻くが全く進まず、クリフに追いつかれてしまった為に水の中へと飛び込みクリフたちを交わした。マーティに交わされた弾みで前の建物へ派手に突っ込んで、クリフ達は警察に捕まってしまう。借りたボードを子供に返そうとすると、クリフのボードを拾ったから要らないと断られたので、マーティはボードを持ち帰る事にした。騒ぎを聞きつけドクがやって来た、Jrがやって来た事を告げると恐れていた事が起こったと言ってうなだれるが、新聞の記事がマーティJrが警察に捕まる記事から、クリフが裁判所に突っ込み破壊との見出しに代わっていた。計画通りではなかったがこれでJrが捕まる事も無くなり、一安心し自分達の居た時代に帰る事にした。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ6【ジフに全て聞かれる】
骨董屋で見つけた歴史スポーツ名鑑を購入し、持って帰ろうとするマーティに「これは何だ?」とドクに問い詰められる。「ちょっとした土産さ、これを元に懸けたら儲かる」とマーティが言うと「金儲けをする為にタイムマシーンを造ったのではない」と激怒する。ジェニファーの元へ行くと警官がいて指紋を照合し「これで47歳?」と驚くが、放置するわけにも行かず自宅まで届けられる事になってしまった。ドクは何としてでもジャニファーを救出しなければ、大変な事になると言う。歳を取った自分に会いショックでタイムパラドックスが生じ、その連鎖反応で時空連続体を乱しこの宇宙全体を破壊してしまう事にも成りかねないと脅す。ジェニファーを助ける事が先決だと言うと手に持っていたスポーツ名鑑を「こんなものは捨てていくぞ」と言うと、袋ごとゴミ箱に捨ててしまう。その一部始終をビフに見られていて、ビフは今までの謎が全て解ける。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ7【自宅へと届けられたジェニファー】
警官によってマーティの住む「ヒル・デール」の家までジェニファーは送り届けられる。未来へ来た事を思い出したジェニファーが、飾ってあった写真を見て簡易結婚だとがっかりすると、「ここから逃げなくちゃ」と扉へと行くがドアノブが無く外へ出る事ができない。そこへ誰かが訪ねて来た為、ジェニファーはクローゼットへと隠れる。それはマーティの父ジョージと母ロレインだった、出迎えたマーティの娘に「お前のパパの欠点は、人から腰抜けと言われるとすぐ頭にくる事」30年前にも自分が腰抜けで無い所を見せようとして事故を起こした事を教えてくれた。その頃ドクとマーティはデロリアンでジェニファーの後を追っていた、ドクが後ろからタクシーが付いて来ているような気がすると言うが、すぐに気のせいだろうと渋滞にハマってなかなか前に進めない事に気を取られていた。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ8【ジェニファー救出】
ヒル・デールに着くとドクがマーティに車で待つように言うと、自らジェニファーを探しに行った。その間にマーティは自分が将来住む町の様子を見に行ってしまう。そこへビフがタクシーでやって来て、ゴミ箱から拾ったスポーツ名鑑を手にデロリアンに乗り込んだ。家の中では事故の話が続いていて、「ロールスロイスにぶつからなければ告訴される事も、手に怪我を負い夢であった音楽も辞める事も無かったのに」と年老いたロレインが口うるさく言っていた。かかって来たテレビ電話に出る47歳のマーティを、クローゼットの隙間からジェニファーが見ていた。違法な取引に引きずり込もうとするニードルスに「バレればクビだ」とマーティが乗り気でない事を告げると、ニードルスが「腰抜けと思われても良いのか?」と言われ、カッとなり契約してしまうのだ。するとその途端に画面が変わり会社にクビだと言われてしまう。そこへドクがやって来てジェニファーにドアから外に出ろと指示する、しかしジェニファーは年老いた自分と出会い驚いて気絶してしまう。ドクがマーティを呼び気絶したジェニファーを運ぶのを手伝うように指示する。そこへデロリアンに乗ったビフがヨロヨロになりながら帰って来た。デロリアンまでジェニファーを運ぶとドクは、1985年に帰ってタイムマシーンを壊すと言った。「デロリアンが悪党の手にでも渡れば大変な事になる」とタイムマシーンの怖さが身に染みたドクは夢を諦める事にした。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ9【1985年へ】
1985年に戻るとジェニファーを家のブランコに寝かせる、ジェニファーの家に格子が付けられている事に気づき不思議に思う。ドクは自分の研究室に戻り、デロリアンを解体していると告げるとマーティを置いて帰って行った。マーティが家に入ろうとすると、今まで取り付けられていなかった鍵が塀に付けれており不審に思う。窓から自分の部屋に入るとそこには知らない女の子が寝ていて騒ぎだす。騒ぎを聞きつけた父親に銃を向けられ「家を間違えただけです」と言い訳をしたが聞く耳を持ってもらえず、銃をぶっ放され命からがら逃げだす。すっかり変わってしまった街の様子に、戻る年を間違えたと思い家の前に落ちていた新聞を拾って日付を見ると、間違いなく1985年に戻って来ていた。マーティの前に家の主でもある教頭が現れ「新聞泥棒は貴様か」と銃を向けられる、マーティは教頭に自分の事を話すがあまり覚えておらず学校も3年も前に火事で焼けてしまったと言う。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ10【ビフの天下】
訳が分からにままマーティは変わり果てた街の方へとフラフラ歩き町まで来ると、大きなビルの前で「ビフ・タネン博物館」についての映像が流れており、この時代ではビフはアメリカが誇る偉大なる人物になっていたのだ。その理由はビフがアメリカ一の富豪になったからであった。映像からはビフが一夜にして富豪へとのし上がりその後もツキを利用し、いかにタネン王国を作り上げたかを、そして1973年にロレインと結婚したと、信じられない事ばかり放映されていたのだ。そこへビフの手下がやって来て、マーティは捕まり殴られて気を失ってしまう。目を覚ますとマーティの側に居たの変わり果てた母ロレインの姿であった。ビフがやって来て母が「あなたのお父さんよ」と言う、驚くマーティにビフが「このろくでなしが、また学校から追い出されたのか」と言った。ビフは「お前の馬鹿な子供の為にいくら使わされたと思っているんだ」とロレインを責めると、母は「お金ならいくらでもある、子供達だけにはいい暮らしをさせたって構わないじゃない」と言うとビフが「俺の子じゃない、お前の子だ」と言うとマーティの事をバカにし父のジョージの事も貶すのだ。ロレインが「ジョージの事を悪く言わないで、こんなとこ出て行ってやる」と言うと「出て行け、その変わりお前の子供の面倒も見ない」と脅すとロレインは仕方なくビフの元へと戻る。変わり果てた母に「どうしてパパを捨てたの、パパは何処に居るの?」と聞くと母は「ジョージは12年前からすっとオークパーク墓地の土の中に居るじゃない」と告げた。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ11【変わってしまった1985年】
墓地へと行くと確かに父の墓があり1973年に亡くなっている事が刻まれていた。そこへドクが現れマーティの父の事を知った時、必ずマーティはここへ来ると思い待っていたのだと言った。街が崩壊していた事に疑問を感じたドクは、閉鎖されていた図書館へ押し入り調べる為に新聞を取ってきていたのだ。こうなった理由をドクが説明してくれる、過去の何処かで別の時間が出来てしまったと言うとデロリアンの中からスポーツ名鑑が入っていた袋とレシート、そして未来で年老いたビフが持っていた杖の先端を見つけたと言った。ビフはツイていたわけではなく、マーティが購入した年間スポーツ誌を持って過去へと行き自分自身に渡した事を証明していた。その証拠に1958年の新聞に初めて100ドル儲けた時の写真には、未来のスポーツ誌がしっかりと写っていたのだ。マーティは自分のせいだと反省し、ドクはこれでタイムマシーンがいかに危ない物かが分かったと実感した。この状況を元に戻し現代に戻り次第、タイムマシーンを破壊すると改めて決意する。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ12【どうやって1985年を変えるか】
マーティは未来へ戻ってビフに過去へと行かさない様にすれば良いと提案するが、ドクがこの変わってしまった時代から未来に行っても、それはこのズレてしまった未来でしかないからそれでは意味がないと言った。チャンスがあるとすれば過去へと戻り、ビフがスポーツ誌を渡す瞬間でしかないと言うと、ビフが戻った時代を正確にかつ確実に把握する必要があると言う。情報を聞き出す為にマーティはビフの元へと向かった、スポーツ年間の話をするとビフは急に態度が変わり話に聞く耳を持つ。マーティが「いつ、どこで手に入れた」と聞くと、「1955年11月12日」だと言う。それはマーティが過去へとタイムトラベルし過去から未来へと帰ったあの落雷の日の事だった。「妙な爺さんが突然やって来て、この本を渡すと勝つ方に懸ければ負け知らずだと言い、絶対に秘密にしろ」と言うと去って行きそれ以来会っていないと言うと、銃を取り出し「いつかは分からないがイカれた科学者と一人の小僧がやって来て、この本の事を聞きにやってくるそいつらがやってきたら」と言うとマーティに銃を向け「まさか、お前だとはな」と銃を撃って来た。命からがら逃げると屋上へと出たが、ビフに追い詰められ「飛び降りろ」と言われる「嫌だと言ったら」とマーティが言うと、銃を向け打とうとする「警察が玉の銃を照合するぞ」と抵抗するがこの時代は警察もビフの言いなりであったのだ。そして「お前の親父をヤッた銃でお前もヤルとはな」とジョージも手に懸けた事を認めた。その時マーティはビルから飛び降りた、覗き込むビフが見た物は空飛ぶデロリアンに乗るマーティであった。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ13【1955年へ】
ドクとマーティはまた1955年の11月12日に戻る事となる。「つい昨日来たばかりみたいだ」と言うマーティに、「確かに君は昨日までここに居た」と言うと早速準備に取り掛かる。「老人のビフが若いビフにスポーツ誌を渡し帰るまで見届けろ、途中で妨害すると老人のビフが未来へデロリアンも持って帰って来ない可能性がある、老人が去ってからスポーツ年間を取り戻せ」と説明した。ドクは時間設定装置を直す為にデロリアンの側で待っている事にし、マーティに無線を渡し連絡は密に取る様にと指示する。この時代には2人のドクとマーティが存在する事になり、遭遇しない様に気を付けなければいけなかった。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ14【スポーツ年間を受け取るビフ】
ビフの家に着くと丁度、修理に出していた車を取りに行く為に出かける所であった、マーティは早速尾行を始めた。車屋に着くとビフはロレインを見つけ強引にパーティに誘おうとするが断られ車に戻って来た、すると見知らぬ老人が運転席に座っており「早く乗れ」と言うとビフを乗せて急いで家まで戻った。マーティもビフに気づかれない内に後部座席へと身を隠して、一緒にビフの家まで辿り着いてた。ガレージに車を停めると老人のビフが若いビフにスポーツ名鑑を渡すと、この本で巨万の富を得られると説明する。信じない若いビフにラジオをつけ勝つチームを見事当てて見せると、少し本に興味を持つがパーティの事で頭がいっぱいのビフは大事な本を後部座席へと投げると、老人のビフが慌てて本を取り「この大馬鹿者、肌身離さず大事に持っておけ」と大激怒する。スポーツ年間を渡すと老人のビフは未来へと帰って行った。
バックトゥザフューチャー2のネタバレあらすじ15【スポーツ年間を取り戻す】
ガレージに閉じ込められていたマーティは、パーティに行くために車に乗ったビフの車の後部座席へとまた乗り込んだ。ビフと共にパーティー会場へとやって来たマーティは、何とかスポーツ年間を取り戻そうと必死になるが取り戻す事がなかなか出来ない。諦めかけていたその時、丁度ジョージがビフを殴り気絶をさせた隙に、ビフのポケットからスポーツ年間を抜き取った。ドクにスポーツ年間を取り戻した事を無線で連絡し、体育館の屋上で落ち合う事にした。しかしビフに見つかってしまい足止めを食らうが、相手にしないで行こうとするマーティにビフが「やっぱり腰抜けだな」と言うといつもの悪い癖でついムキになってしまいビフの相手をしてしまう。またもやスポーツ年間を取られてしまったマーティは、迎えに来たドクの車に乗りビフの後を追うと、未来から持ってきたホバーボードを上手に使いマーティがビフの車へと移り、スポーツ年間を取り戻すチャンスを狙っていたが、ビフに見つかりボードごと振り回されてしまう。風でフロントガラスへと飛ばされたスポーツ年間を見事手にしたマーティは、ドクの手助けもありビフから逃げだす事が出来、ビフはまた肥料トラックに突っ込んでしまう。スポーツ年間を焼き払うと新聞の見出しが変わり全てが元に戻った。
バックトゥザフューチャー2の結末【ドクが消えた】
現代へと帰ろうと空中で待機していたデロリアンに雷が落ち、その瞬間ドクが消えてしまった。消えたドクに呆然とするマーティの元へ一台の車がやって来て、「マーティ・マクフライだね」と聞くと「君に渡すものがある」と言って一通の手紙を渡された。過去に来ている自分に手紙が届くなんて事はあり得ない事で、不審に思い手紙を渡した相手に「誰?」と問いかける。ウエスタンユニオン社という会社で、マーティが受け取った手紙はこの会社で過去70年間も保管されていたのだと言った。しかもこの手紙には明確な配達日まで記されていた、この年代のこの日のこの時間にマーティという人相書きの少年に手紙を渡せと言う内容の物だった。手紙を受け取るとそれはドクの手紙で1885年に元気に生きていると言う内容の物であった。ドクが生きている事に喜びを隠せないマーティは、急いで1955年のドクに会いに行くのだ。その頃ドクはマーティを無事に未来へとお繰り返し、見事成功した事に歓喜を上げて喜んでいた。しかしその直後マーティが走ってドクの元へとやって来る。ドクは驚いて「今送り返した所なのに」と言うと「また戻って来た」と言うマーティに「なんて事を」と言うと気絶してしまった。
以上、バックトゥザフューチャー2のあらすじと結末でした。
2015年10月21日は『バックトゥザフューチャー PART2』の年
2015年は、バックトゥザフューチャー2で描かれていた主人公マーティがタイムトラベルで行き着いた年です。この映画が公開された1989年から26年、前作のバックトゥザフューチャーから数えて30周年という記念の年でもあり、バックトゥザフューチャーシリーズに関連したイベントなどが行われています。バックトゥザフューチャー2で描かれていた未来としての2015年、映画で描かれていたことの多くが2015年では現実のものとなりました。そのいくつかを紹介します。
1.ゴミで動くデロリアン
映画の中でタイムマシンとしてのデロリアンは生ごみやジュースなどを燃料として動いていましたが、ごみを燃料とする技術は現在2015年ではバイオ燃料として実現、日本環境設計というリサイクル会社が古着からバイオ燃料の一種のバイオエタノールにリサイクルすることに成功しています。
2.自動で靴紐が締まる靴
映画で登場したナイキ製の自動でヒモが締まる靴、2015年にはナイキが本当に開発したNike Magという自動靴ひも調整シューズを発表ました。こちらは2016年春にオークションでの発売が行われます。
3.空飛ぶスケボー、ホバーボード
こちらはすでに自動車メーカーのレクサス(トヨタ)がCMの中でも登場させていますが、2015年現在現実のものとなっています。トヨタに限らず複数の会社がこの技術を現実のものにさせています。
このほかにも映画で描かれた未来技術は、大画面の壁掛けテレビ、3D映像技術(ホログラフィック)、ビデオ通話、タブレットコンピュータ、Google Glassなどのメガネ型コミュニケーションツール、空飛ぶ自動車など、2015年現在あらゆるものが現実のものとなっています(なろうとしています)。バックトゥザフューチャーが公開されてから30年になる2015年、ここまで多くの技術が発展していることに驚きですね。
公開当時、生まれていなかった人たちにも、ぜひPart1からPart3まで続けてみてほしい作品です。見れば見るほど、シリーズのつながりやトリビアネタを発見できる奥の深いところが、何度見ても飽きさせません。とくにPart2においては、現米大統領を彷彿させる設定や実際の歴史を設定にからめるなど、本当に面白いです。そして、近い未来このような時代が本当に来るのではと、期待をさせてくれます。