チームバチスタの栄光の紹介:2008年日本映画。チームバチスタの栄光は海堂尊の長編小説をもとに作られた映画です。この小説は第4回「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞しています。心臓移植の代替手術を行う「チームバチスタ」は100%の成功率でしたが、3例立て続けに謎の術中死に遭遇します。真実を追い求めるため、主人公の田口は病院内の内偵に奮闘します。田口は原作では男性ですが、映画では竹内結子さん演じる女性へと変更されています。
監督:中村義洋 出演:竹内結子(田口公子)、阿部寛(白鳥圭輔)、吉川晃司(桐生恭一)、玉山鉄二(酒井利樹)、井川遥(大友直美)ほか
映画「チームバチスタの栄光」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「チームバチスタの栄光」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「チームバチスタの栄光」解説
この解説記事には映画「チームバチスタの栄光」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
チームバチスタの栄光のネタバレあらすじ:チームバチスタ
心臓移植の代替手術を行う「チームバチスタ」は天才外科医の桐生を中心に結成され、100%の成功率を誇っていました。ところが最近になって「チームバチスタ」が出かけた手術の最中にに患者が死んでしまうという症例が立て続けに起きます。事態を深刻にみた院長は心療内科の田口に極秘にこのことについて内偵するよう指示します。田口は 膨大な資料と格闘しながら内偵を始めます。
チームバチスタの栄光のネタバレあらすじ:内偵
田口は「チームバチスタ」のメンバーに個人的に話しを聞いていきます。メンバーはそれぞれ違うメンバーの責任であると、田口に話します。メンバーの話しを聞いても真実は分からず、田口は途方にくれます。そんな中、ヘリで重い心臓疾患のある反米ゲリラの兵士が運ばれてきます。アメリカが手術を拒否したため、「チームバチスタ」が手術を行うこととなりました。その手術の後、メンバーの麻酔医である氷室になりました話しを聞きに行きますが、氷室は麻酔医としてとても多忙なため、よく話しが聞けずに終わってしまいます。田口は病院内で麻酔医が極端に少ないことに気づきます。
チームバチスタの栄光のネタバレあらすじ:癖のある男、白鳥
田口は内偵を続けますがなかなか真実は明らかになりません。気晴らしに夜ソフトボールをしていると、厚生労働省の白鳥という男に出会います。彼は「チームバチスタ」の術中死の病院側の報告に納得できず、病院に乗り込んできます。田口にはっきりとこれは殺人事件だと断言します。白鳥はいささか強引な方法で田口と調査を始めます。そんなときに「チームバチスタ」の術中の患者が意識不明の重体になってしまいます。
チームバチスタの栄光のネタバレあらすじ:患者の死因
結局その患者は亡くなってしまいました。白鳥は患者の遺体をMRlにかけたいと言います。白鳥は患者の死因を特定しようとします。一方、田口は「チームバチスタ」がオペをしていると 動画をチェックして、あることに気づきます。白鳥は患者の脳が圧迫されたことが死因であると告げます。心臓の疾患が原因であると思っていた「チームバチスタ」のメンバーや病院側は驚きます。密かに術中、患者の脳に空気を送り込んだ者がいると、白鳥は指摘します。
チームバチスタの栄光のネタバレあらすじ:犯人
術中に患者の脳を空気で圧迫できるのは麻酔医である氷室しかいないと白鳥は断言します。氷室は問い詰められ、自分が犯人であると自白します。麻酔医として殺人的な忙しさから、氷室は精神を病んでいました。術中、最初の失敗で、メンバーの皆が慌てふためく様子を見ることに快感を覚え、以降犯行に及んだと言います。でも、子供の患者だけは手をかけることができなかったと言います。田口が内偵を始めてから、病院に運ばれてきた反米ゲリラ兵の患者は少年でした。
チームバチスタの栄光の結末:もう一人の犯人
「では、最初のオペの失敗はなんだったのか。」という疑問に田口は術中の動画やメンバーの証言から、天才外科医である桐生が実は視界の半分が見えていないことから、最初の失敗を招いたことに気づきました。真実を明かされた桐生は、メスを手放し違う道を選ぶことになりました。天才外科医として、自らの身体的欠陥を隠し通していた罪を背負いながら。事件は解決して、田口がソフトボールを楽しんでいると、また白鳥が乱入してきます。彼とコンビを組むのはこりごりだと思う田口でしたが、また彼とコンビを組むことが近い将来訪れるような気配を感じてしまうのでした。
以上、チームバチスタの栄光のあらすじと結末でした。
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