マンハッタン花物語の紹介:1995年アメリカ映画。生い立ちから人を愛することに臆病な女性と、愛する人を失ったことで、他人の心を癒そうと花を届ける男性が出会い、とまどいながらも愛を育んでいく。
監督:マイケル・ゴールデンバーグ 出演:クリスチャン・スレイター、メアリー・スチュアート・マスターソン、パメラ・シーガル、ジョシュ・ブローリン、ブライアン・タランティナ、デブラ・モンク、ほか
映画「マンハッタン花物語」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マンハッタン花物語」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マンハッタン花物語」解説
この解説記事には映画「マンハッタン花物語」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マンハッタン花物語のネタバレあらすじ:ビジネスウーマン
ビジネスウーマンのリサ・ウォーカーは会社の重役にも抜擢され、仕事は順風満帆。ところがある日、たった一人の身内である養父が亡くなり、リサは深い悲しみに暮れるが、そんな彼女のもとに花束が贈られる。
送り主が分からない花束に戸惑っていると、リサは上司から1週間の休暇命令を言い渡され、花束を抱えて渋々会社を後にする。
マンハッタン花物語のネタバレあらすじ:花の贈り主
突然の休暇を持て余したリサは、思い立って花束の送り主を突き止めようと花屋を訪れる。そこで花を配達したルイスに送り主のことを聞くが、それを明かすことは出来ない、と言われてしまう。しかし数日後の夜更け、何気なく外を見たリサはそこにルイスの姿を目にし、再び花屋を訪れて問いただすと、彼は花を贈ったのは自分だと白状する。
彼は日課である夜更けの散歩で、1つだけ灯りがついていた部屋でリサが涙に暮れている姿を見て気になり、会社を突き止めて花を贈ったのだった。ルイスは花の配達にリサを誘い、自宅の屋上に作った庭園を見せる。2人はその場の雰囲気でキスを交わすが、リサは自分の感情に戸惑い逃げ帰ってしまう。
マンハッタン花物語のネタバレあらすじ:白馬の王子様
ルイスはリサの気分を害したと思い、1時間ごとにリサの元へバラの花を贈る。根負けしたリサが花屋へルイスを再び訪ねると、そこでルイスは自分の過去を話して聞かせる。彼は以前会社勤めをしていて妻もいたが、仕事に没頭するあまり妻をあまり顧みなくなり、その結果出産で妻と子の両方を失っていた。
そのことがきっかけで会社を辞め、花屋を始めたのだった。それを聞いたリサはルイスにキスをし、2人は一夜を過ごす。
マンハッタン花物語のネタバレあらすじ:心の闇
そうして2人は付き合い、やがて一緒に暮らし始めるが、過去の失敗を繰り返すまいと完璧を求めるルイスの愛をリサは重荷にも感じていた。
彼女は生後すぐに捨てられて養父母に引き取られたが、直後に養母が亡くなり、その後アルコールに溺れた養父との生活に愛はなく、自分は愛とは無縁だと思って生きてきたのだった。
ルイスはクリスマス休暇にリサを実家へ連れて行き、家族に紹介する。初めて大勢の家族というものに囲まれてどう振舞えばいいのかわからず戸惑うリサ。プレゼント交換の時になり、ルイスは家族全員の前でリサにプロポーズするが、そんな彼の愛に耐え切れず、リサは家を飛び出してしまう。後を追って来たルイスに、愛し方が分からない、と告げて彼の元から去る。
マンハッタン花物語の結末:愛する勇気
別れてからもリサのルイスへの愛は消え去ることがなく、彼女は愛を恐れる自分を克服するため、過去と向き合う。一方のルイスも自分の気持ちを押し付け、リサを傷つけたことを悔やんでいた。そして彼は花の配達をやめ、自分の手で人を幸せにできる仕事に向けて新しい一歩を踏み出そうとしていた。
別れてから3ヵ月後、リサは勇気を出してルイスの元を訪ねる。とまどい、言葉が出ないルイスにリサが諦めて部屋を出ようとしたその時、ルイスがリサを引き止める。リサはルイスの胸に飛び込み、2人はもう一度やり直す決心をする。
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