リピーテッドの紹介:2014年アメリカ,イギリス,フランス,スウェーデン映画。S・J・ワトソンの小説「わたしが眠りにつく前に」を原作とするミステリースリラー映画です。ある事故がきっかけで1日しか記憶を保てない女性が、自らの過去を探っているうちに衝撃の事実に遭遇します。
監督:ローワン・ジョフィ 出演者:ニコール・キッドマン(クリスティーン)、コリン・ファース(ベン)、マーク・ストロング(ナッシュ)、アンヌ=マリー・ダフ(クレア)、ディーン=チャールズ・チャップマン(アダム)ほか
映画「リピーテッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リピーテッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リピーテッドの予告編 動画
映画「リピーテッド」解説
この解説記事には映画「リピーテッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リピーテッドのネタバレあらすじ:起
ロンドンに住む女性クリスティーン(ニコール・キッドマン)は10年前の事故の影響により20代前半までの記憶しか残っておらず、毎朝目覚めるごとに前日までの記憶がすっかり失われてしまうという記憶障害を患っていました。毎朝目が覚める度に隣には夫だというベン(コリン・ファース)がおり、彼は毎日のように結婚式を挙げた時の写真を見せては前日に起こったことなどを説明してくるのです。ベンは朝になると仕事に出かけていき、その直後にクリスティーンの主治医を名乗るナッシュ(マーク・ストロング)という男から電話がかかってきました。ナッシュの指示通りクリスティーンは寝室のクローゼットからビデオカメラを取り出します。中には自分がこれまでの出来事を語っている映像がありました。クリスティーンはこの映像を元に自らの過去を追跡していきます。
リピーテッドのネタバレあらすじ:承
2週間前、クリスティーンはベンには内緒で、ナッシュの元で治療セラピーを始めていました。ナッシュのアドバイスにより、彼女はビデオカメラで日記をつけることにします。翌日、クリスティーンはナッシュから、記憶障害になった原因が事故ではなく10年前に遭った傷害事件だということを知ります。発見された時、クリスティーンは頭部を強打しており、全裸で放置されていたというのです。性交された形跡がありましたがどうやらレイプされたものではなく、相手の体液も発見されませんでした。クリスティーンは当時の事は全く覚えていませんでしたが、ナッシュに連れられて発見現場に行くと、少しずつ当時の状況を断片的ながらも思い出していきます。その翌日、クリスティーンは大学時代の親友だったクレア(アンヌ=マリー・ダフ)という女性を思い出しかけます。クリスティーンはベンにクレアについて尋ねますが、ベンはあまり話したがらず、イライラした様子でした。クリスティーンはカメラに「ベンは私を守るという口実でクレアを遠ざけようとしている。ベンを信じないで」と録画します。その翌日、クリスティーンは、ベンがクレアの写真を隠したことに気付きます。その時、クリスティーンは自分にアダム(ディーン=チャールズ・チャップマン)という息子がいたことを思い出します。しかし、ベンはアダムは8歳の時に病死したのだと言います。クリスティーンはベンにアダムの写真を隠さないよう求めると、我が子の死を知った悲しみをカメラに録画します。その次の日、クリスティーンは「マイク」と名乗る、顔に傷のある男の記憶を思い出します。クリスティーンは襲撃犯の名前が「マイク」なのではとナッシュに相談しますが、彼の名札からナッシュの本名が「マイク・ナッシュ」であることを知ります。クリスティーンは怖くなって逃げ出そうとしますが、ナッシュに睡眠薬を打たれてしまいます。
リピーテッドのネタバレあらすじ:転
数時間後、目が覚めたクリスティーンはナッシュから、ベンとクリスティーンは数年前に離婚していたことを知ります。しかし、当のベンはもう二度と離れないと誓いクリスティーンを抱きしめます。その直後、クレアからクリスティーンに連絡がありました。ベンはクレアはクリスティーンの記憶障害に耐え切れず姿を消したのだと語っていましたが、当のクレアはずっとクリスティーンの行方を探していたのです。クレアの発言によると、クリスティーンは不倫していたのだというのです。そしてクレアも一度だけベンと関係を持っていたのです。しかし、離婚当時のベンからの手紙を読んだクリスティーンは、離婚の理由が不倫ではなく母親に覚えてもらえないアダムの気持ちを推し量ってのことだったことを知ります。クリスティーンはカメラにベンへの想いを録画し、ナッシュのセラピーを受けていたことを告げると、浮気を疑ったベンは彼女を平手打ちして出て行ってしまいます。疑問に思ったクリスティーンはクレアに相談すると、本来ベンの顔には傷があるのに、今クリスティーンと一緒に過ごしているベンには傷がないことから、クリスティーンはベンの偽者の存在を知ります。そして、彼女の脳裏には、偽者のベンに襲われた記憶がフラッシュバックしてきたのです。
リピーテッドの結末
物語は冒頭に戻ります。昨日の記憶がないクリスティーンは、いつものように偽者のベンを送り出し、ナッシュから電話を受けていました。カメラにはベンへの想いが記録されていましたが、なぜ顔に殴られた跡があるのかクリスティーンは理解できていませんでした。その直後、ナッシュを脅した偽者のベンはクリスティーンをかつての事件現場のホテルに連れていきます。偽者のベンの正体は、クリスティーンのかつての不倫相手のマイクだったのです。マイクはクリスティーンを殺そうとしましたが、アダムが実は生きていることを知ったクリスティーンは反撃に転じ、傷付きながらも逃げ出して救急車に助けられます。その後マイクは逮捕され、クリスティーンの元にはナッシュ、そして本物のベンが見舞いに音連れ増した。ベンはアダムを連れてきていました。クリスティーンはアダムとのお決まりの言葉を思い出すと、アダムを強く抱きしめました。
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