ベルリン36の紹介:2009年ドイツ映画。ナチスがユダヤ人政策を始めた頃、ベルリンでオリンピックが行われました。その中で唯一のユダヤ人選手であるグレーテルと男性なのに女性選手として出場することを余儀なくされたマリーを巡る物語です。
監督:カスパル・ハイデルバッハ 出演:カロリーネ・ヘルフルト(グレーテル・バーグマン )、セバスチャン・ウレドフスキ(マリー・ケッテラー)、アクセル・プラール(ハンス・ワルドマン)、ほか
映画「ベルリン36」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ベルリン36」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ベルリン36」解説
この解説記事には映画「ベルリン36」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ベルリン36のネタバレあらすじ:起
第一次大戦が終わり、しかしまだ第二次世界大戦が始まってない頃、ベルリンオリンピックが開催されようとしていました。当時のドイツは貧しかったのですが、このオリンピックをきっかけに世界にドイツをアピールし這い上がろうとしていました。共に、選手たちにも負けてはいけないと多大なプレッシャーがかけられていました。
ベルリン36のネタバレあらすじ:承
当時はまだナチスの実態が晒される前であり、世界もナチスにマイナスイメージはありませんでした。しかし既にユダヤ人弾圧は行われており、それはオリンピックにも表れておりドイツ代表としてユダヤ人の出場を認めなかったのです。さすがに周りの国々もナチスを疑い始めました。このままではまずいと思い、唯一一人だけ高跳びの選手であるユダヤ人のグレーテルの出場を認めました。
ベルリン36のネタバレあらすじ:転
しかしそのオリンピック出場選手たちと練習していると嫌がらせを受けたり、ナチスの役人が激励に来たけれどグレーテルとは握手をしませんでした。その選手たちの中にグレーテルと同じように孤立していた高跳びの選手であるドイツ人のマリーという選手がいました。同じ状況にあるということもありグレーテルはマリーと少しずつ話始めます。しかしグレーテルはある日とんでもない事実を知ります。マリーは女性でなく男性だったのです。何が何でも勝とうと考えたナチスの策でした。そしてこのことはまだ他の選手も知らなかったのでした。
ベルリン36の結末
しかしグレーテルはぐんぐんと能力を開花させ、ドイツ代表の中で一番高く跳ぶようになりました。するとナチスから出場停止を受けてしまいました。そしてオリンピック、マリーはそのまま男性であることを隠しながらも女性選手として出場しました。しかし観客の中にグレーテルの姿を見たマリーは、わざと跳び終わった後バーに自ら触れ失格になりました。本当は二人は金メダルを取ってもおかしくなかったのに、時代によってメダルを取ることはできませんでした。しかしその後グレーテルはアメリカに亡命し、マリーも後を追いました。そして二人は深い友情によって結ばれたのでした。
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