ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーの紹介:2022年アメリカ映画。ヒーロー映画初のアカデミー賞7部門にノミネート、3部門の受賞を果たし、世界中で大きな話題となった『ブラックパンサー』の続編。ワカンダの王ティ・チャラがこの世を去り、母ラモンダ女王が国の統治を引き継いでから1年。ワカンダに海の王国タロカンの脅威が迫る。ワカンダと同じくヴィブラニウムを所持しながらも世界に知られることのなかったタロカン帝国。その王ネイモアの狙いとは?そしてティ・チャラの妹であり天才科学者のシュリとラモンダ女王はどう立ち向かうのか?マーベル・シネマティック・ユニバースの時系列、フェーズ4の最後の映画作品であり、通算30作目。
監督:ライアン・クーグラー 出演:レティーシャ・ライト(シュリ)、ルビタ・ニョンゴ(ナキア)、ダナイ・グリラ(オコエ)、ウィンストン・デューク(エムバク)、ドミニク・ソーン(リリ・ウィリアムズ/アイアンハート)、フローレンス・カサンバ(アヨ)、ミカエラ・コール(アネカ)、テノッチ・ウエルタ・メヒア(ネイモア)、メイベル・カデナ(ナモーラ)、マーティン・フリーマン(エヴェレット・K・ロス)、アンジェラ・バセット(ラモンダ)、マイケル・B・ジョーダン(エリック・“キルモンガー”・スティーヴンス)、ほか
映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」解説
この解説記事には映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのネタバレあらすじ:起
ワカンダの王ティ・チャラがこの世を去り、母ラモンダ女王が国の統治を引き継いでから1年。国連ではワカンダがヴィブラニウムを独占していることを取り上げ、輸出の解放を迫っていました。しかしラモンダは断固拒否。軍事利用される恐れがあったからです。
一方、CIAはワカンダ以外にヴィブラニウムが存在していることを突き止めます。しかし発掘のため海底に向かった小隊は突如現れた青い肌の謎の集団に襲われ皆殺しされてしまいました。
彼らは海の帝国タロカンの軍隊でした。ワカンダと同じくヴィブラニウムを保有し、誰からも知られることなく独自の文化を築いてきました。タロカン帝国の王ネイモアはワカンダのエネルギーシールドを海から簡単にすり抜け、ラモンダとシュリに接触してくると、ヴィブラニウムの探査機を作った科学者を差し出さなければワカンダを襲うと脅しました。
探査機を作ったのはMITの女学生リリ・ウィリアムズでした。シュリとオコエは彼女を保護するためにワカンダへ連れて帰ることにしました。ところが、その途中でタロカンの軍隊が出現。シュリとリリは捕まってしまいます。
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのネタバレあらすじ:承
タロカンに着くとワカンダの王女として迎え入れられたシュリはネイモアからタロカンの海底都市を案内されます。シュリはネイモアがタロカンに生まれた最初の子供だったことや、平和に暮らしていたところを侵略者に追いやられ海で暮らすようになったことなどタロカンの過去について明かされました。
彼らは海中に眠るヴィブラニウムの塊に生えた水草を煎じた薬により、肌は青く深海でも生きることができる身体となっていました。中でもネイモアだけは地上でも呼吸ができる唯一のミュータントでした。
ネイモアはヴィブラニウムの水草から作られた母親の形見のブレスレットをシュリへ贈ると、同じヴィブラニウムを所持する国同士で手を組み世界を支配しようと迫ってきました。
一方、ラモンダはシュリを救出するためにワカンダのスパイ“ウォー・ドッグ”でありティ・チャラの元恋人でもあったナキアに協力を仰ぎます。ナキアはシュリが身につけているヴィブラニウムの反応から居場所を突き止めシュリとリリを無事救出することに成功しました。これに起こったネイモアはワカンダへの攻撃を決意しました。
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのネタバレあらすじ:転
平和だったワカンダにタロカンの攻撃は突然やってきました。ワカンダは高い戦闘能力を持つタロカン人に苦戦を強いられ、リリを護ろうとしたラモンダは命を落としてしまいました。ネイモアは同盟を組むことを再び迫り、1週間後にまた現れると言い残し去っていきました。
復讐を誓ったシュリはネイモアからもらったブレスレットに使われている水草からハートのハーブを生成することに成功しました。そして、自分がブラックパンサーになることを決意し儀式を行いました。
ところが、シュリが儀式で会ったのは先立たれた兄ティ・チャラや母ラモンダではなく、彼女の甥にあたるキルモンガー。かつてワカンダの王位を狙って敗れハーブを焼き払った憎き相手でした。彼はシュリが自分と似ていることを伝えました。儀式から目を覚ましたシュリはブラックバンサーとしての力を手に入れました。
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーの結末
ブラックパンサーとして現れたシュリにワカンダは戦闘意欲を取り戻しました。しかしシュリの心は復讐に燃えています。心配するエムバクの制止を押し切りシュリはタロカンへの攻撃をしかけました。
リリはシュリと共同で作成したスーツ、アイアンハートを身にまとい、空からネイモアを追ってシュリのいる戦闘機へと誘い込みます。
オコエ率いる国王親衛隊ドーラ・ミラージュやワカンダの部族たちは戦艦に姿を現したタロカンの戦士と接近戦で時間をかせぎます。
ネイモアと対峙したシュリは戦闘機内の温度を一気にあげ、彼の肌を焼き焦がします。水分を失ったネイモアはありったけの力を振り絞って抵抗。その衝撃で戦闘機は大きく揺れて、砂浜へと墜落。死闘の末、シュリは腹を刺されてしまいました。しかし復讐心にたきつけられたシュリは腹から槍を抜くと、戦闘機を爆破。ネイモアを吹き飛ばしました。
ネイモアに駆け寄ったシュリは最後にとどめを刺そうとしましたが、ふと海底都市で幸せそうに暮らしていたタロカンの人々を思い出しました。そしてティ・チャラやラモンダの姿も現れました。
「自分が何者なのか示しなさい」
ラモンダの言葉に我に返ったシュリは剣をおろし、ネイモアと平和同盟を組むことを決めました。
戦いは終わりました。
ワカンダでは新たな国王を称える儀式が行われていましたが、そこに現れたのはシュリではなくエムバクでした。その頃シュリはナキアのいるハイチへ発っていました。
一方タロカンでは、ネイモアが「いずれワカンダはタロカンを頼ってくるだろう」と不穏なことを口にしていました。
ハイチについたシュリはティ・チャラを弔う儀式を済ませると、ナキアが少年を連れて現れました。ナキアは子供をもうけていたのでした。そしてシュリに紹介しました。
「ティ・チャラの息子よ」と。
以上、映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のあらすじと結末でした。
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