BULLY ブリーの紹介:2002年フランス,アメリカ映画。1993年にアメリカで実際に発生した、少年少女7人による殺人事件を題材としたジム・シュッツの小説「なぜ、いじめっ子は殺されたのか?」を映画化した作品です。同級生に凄惨ないじめを受けてきた主人公が仲間たちと共に殺害計画を立てる様子が描かれています。
監督:ラリー・クラーク 出演者:ブラッド・レンフロ(マーティ・プッチオ)、ニック・スタール(ボビー・ケント)、レイチェル・マイナー(リサ・コネリー)、ビジュー・フィリップス(アリ・ウィリス)、マイケル・ピット(ドニー・セメネック)ほか
映画「BULLY ブリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「BULLY ブリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「BULLY ブリー」解説
この解説記事には映画「BULLY ブリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
BULLY ブリーのネタバレあらすじ:起
アメリカ、南フロリダに住む高校生のボビー(ニック・スタール)とマーティ(ブラッド・レンフロ)は古くからの幼馴染みで、世間の目からは大変仲の良い大親友に見えていました。しかし、その実情は、裕福な家庭に育った優等生のボビーが、学校の落ちこぼれであるマーティを一方的に、時には暴力的に支配しているものでした。しかし、ボビーは父の前では良い子としてふるまい、マーティも友情から口をつぐんでいたため、その実情は誰も気付かずにいました。
BULLY ブリーのネタバレあらすじ:承
ある日、ボビーとマーティはアルバイト先のスーパーでアリ(ビショウ・フィリップス)とリサ(レイチェル・マイナー)という二人の女性と出会い、やがてマーティとリサは恋に落ち、アリはボビーと関係を持ちます。マーティとリサはサーフィンを楽しみ、求め合うがままにセックスに明け暮れる日々を過ごします。しかし、交際が深まるにつれ、リサはマーティとボビーの異常な関係に気付き、リサに心を開き始めていたマーティは徐々に真実を打ち明けます。やがてボビーはアリにレイプまがいの過激なセックスを求め、リサにまで暴力をふるうようになっていました。
BULLY ブリーのネタバレあらすじ:転
ボビーに対して次第に強い憎しみを募らせていたリサは、マーティやアリ、仲間たちにボビー殺害計画を提案します。最初は本気にしていなかった仲間たちも、次第にその気になっていきました。計画に賛同したのは、マーティやリサ、アリのほか、アリのボーイフレンドでドラッグ中毒者のドニー(マイケル・ピット)、アリの友人でドラッグ中毒のヘザー(ケリ・ガーナー)、リサのいとこのデレク(ダニエル・フランゼーセ)、そしてアリが雇った自称プロの殺し屋カーフマン(レオ・フィッツパトリック)でした。
BULLY ブリーの結末
1993年7月14日、遂に計画は実行されました。アリはボビーを誘惑して川原まで誘い寄せると、7人はボビーをナイフでメッタ刺しにし、バットで殴って惨殺すると、死体はワニの餌にすべく川へ投げ捨てました。この事件は全米を揺るがす大事件となり、思わずリサが犯行を口走ってしまったことから7人全員逮捕されてしまいます。7人は裁判でも互いに責任を擦り付けあい、最終的には傍観していただけのヘザーは懲役7年、殺人には手を下さなかったもののマーティを庇ったデレクは懲役11年、ボビーを誘い出す役だったアリは懲役40年、殺害の実行犯であるドニーとカーフマン、首謀者のリサは終身刑が言い渡され、そしてマーティは7人の中でも最も重い死刑判決を受けましたが、後に終身刑に減刑されました。
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