サボテンの花の紹介:1969年アメリカ映画。気ままな恋愛を楽しむために既婚者を装っていたプレイボーイの歯科医と天真爛漫な彼の恋人、妻役を押しつけられた看護師がおりなすラブコメディ。
監督:ジーン・サックス 出演:ウォルター・マッソー(ジュリアン・ウィンストン)、イングリッド・バーグマン(ステファニー・ディキンソン)、ゴールディ・ホーン(トニ・シモンズ)、ジャック・ウェストン(ハーヴェイ・グリーンフィールド)、リック・レンツ(イゴール・サリヴァン)、ヴィトー・スコッティ、アイリーン・ハーヴェイ、ほか
映画「サボテンの花」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サボテンの花」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「サボテンの花」解説
この解説記事には映画「サボテンの花」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サボテンの花のネタバレあらすじ:起・架空の妻
トニーは妻子ある歯科医ジュリアンと付き合っていたが、そんな関係に嫌気がさし、アパートの自室でガス栓をひねり自殺を図るが、隣人の作家イゴールに助けられる。トニーを本気で愛し始めていたジュリアンは彼女との結婚を決意し、妻と離婚して彼女と結婚する、と告げるが、トニーは直接妻に会って話がしたいと言い出してジュリアンは困り果てる。実は彼は独身で、気ままな恋愛を楽しむために既婚者を装っていたのだった。
急場をしのぐため、ジュリアンは有能な助手である診療所の看護師ステファニーに妻役を頼む。一旦は断ったものの、ジュリアンの力になりたいと思ったステファニーはトニーの勤め先に出向き、妻を名乗って彼との離婚を承諾していることを告げる。妻の恋人も仕立て上げ、4人で会ったりと策を講じたが、トニーはなかなか納得しない。
サボテンの花のネタバレあらすじ:承・想いの行き先
ことがうまく進まずイラつくジュリアンは、贈りものをして本当のことを打ち明けようと高価なミンクのショールをトニーにプレゼントするが、どうしても本当のことが言い出せない。トニーはミンクのショールは自分よりステファニーに似合うと考え、彼からのメッセージとともにステファニー宛に送る。ストールを受け取ったステファニーはメッセージを見てそれがジュリアンからの贈りものだと勘違い、大喜びしてかねてから誘われていた患者の1人と着飾ってパーティへ出かける。
その晩、ジュリアンはトニー、イゴールとともにパブへ出かけると、そこで偶然パーティ帰りのステファニーと鉢合わせする。意外にもイゴールとステファニーが意気投合して踊り始めるが、普段とは別人のように着飾り、楽しそうに踊るステファニーを見たジュリアンは何故か腹立たしさを感じていた。と同時にトニーもステファニーと踊るイゴールにただならぬ感情を抱いていたのだった。
サボテンの花のネタバレあらすじ:転・彼女たちの想い
翌朝、楽しげに出勤してきたステファニーからイゴールと朝まで過ごしたと聞いたジュリアンは彼女をなじるが、そんな彼に我慢ならなくなったステファニーは診療所を辞める、と言って出て行く。その足でステファニーはトニーのもとを訪れて真実を告げ、彼を許して幸せになってほしい、と言って部屋を出ると、そこへ入れ違いにジュリアンがやってくる。トニーの期待に反して、彼は妻が離婚を撤回してきたのでトニーとはこれまで通りの付き合いにしたい、と言い出す。ステファニーとジュリアンの間に愛を感じたトニーはイゴールがいるからと言ってジュリアンを去らせる。
サボテンの花の結末
翌日、診療所にやってきたステファニーはそこで憔悴したジュリアンと出くわす。彼はトニーと別れたことよりもステファニーに去られるほうが耐えられなかったのだ。2人はようやく自分の気持ちに素直になり、公私共にパートナーとなる決心をする。
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