カオスの紹介:2000年日本映画。萩原聖人演じる便利屋が美しい人妻(中谷美紀)に狂言誘拐を依頼され、予定通り実行にうつします。しかしその妻は殺されてしまいます。その後死んだはずの妻を目撃した便利屋は真相の解明に乗り出します。
監督:中田秀夫 出演:萩原聖人(便利屋・黒田五郎)、中谷美紀(津島さと美)、光石研(小宮山隆幸)、國村隼(浜口警部)、ほか
映画「カオス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カオス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「カオス」解説
この解説記事には映画「カオス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カオスのネタバレあらすじ:起
右手に包帯を巻いた会社社長小宮山隆幸はレストランで女性と食事中でした。手の怪我の為ステーキが満足に切れない小宮山を見て女性は『私が切ってあげる』とステーキを食べやすい大きさに切りました。食事も終わり、レストランで支払いをする小宮山を見ながら女性はそのまま店を出ました。会社に戻った小宮山は女子社員に『妻から電話はあったか』と聞き『ないです』といわれると社長室に向かいました。社長室にいると、銀行の人間と名乗る男から電話があり、妻の佐緒里を誘拐したと告げられ、身代金3000万円を要求されました。すぐさま警察に通報し、小宮山の自宅には浜口警部ら二人が来ました。
カオスのネタバレあらすじ:承
逆探知の準備をし電話を待つ小宮山に対し犯人は翌日会社に電話をかけ伝言ダイヤルの番号に電話をかけろといってきました。そして小宮山と刑事が指定場所に向かっている最中に、今度は小宮山の妻の佐緒里の姉に電話をし、子供を誘拐したと告げ身代金500万円をまんまと奪いました。場面が変わって便利屋黒田の自宅に一人の女性がやってきた。小宮山の妻佐緒里でした。黒田に狂言誘拐を頼む為でした。夫の愛を確かめる為に自分を誘拐してくれという依頼を受けた黒田は佐緒里が用意した友人のマンションの1室302号に向かいリアリティを出す為に彼女を縛り、彼女の体を奪おうとした。驚いた佐緒里に『これもリアリティを出す為です』と黒田が話し、夫の小宮山に妻を誘拐したことの電話を入れた。
カオスのネタバレあらすじ:転
再び場面が変わり、佐緒里の姉から身代金を奪い、佐緒里のいるマンションに戻ると、佐緒里が居ないことに気付き部屋を探すと、佐緒里は殺害されていました。すると部屋の電話が鳴り、男から死体を捨てるように指示される。このままだと自分が犯人になると恐れた黒田は、佐緒里を埋めました。自宅に帰ると黒田の息子が玄関にいました。黒田は離婚しており、息子はイジメに会ったため黒田を訪ねてきたので家の中に入れました。すると帰ってこない息子を心配した別れた妻から電話がかかり黒田は息子を車で送ることになりました。途中黒田は殺されたはずの佐緒里にそっくりな女性を見かけます。確かめる為に埋めた死体を掘り起こし顔を見ると似ているが女性は佐緒里ではありませんでした。丁度その頃一向に進展しない誘拐事件に浜口警部は小宮山に公開捜査をすることを告げました。
カオスの結末
公開捜査で映された顔は佐緒里ではありませんでした。黒田は刑事に成りすまし、佐緒里の友人のマンションの契約書を見せてもらうとその部屋は芸能プロが借りていて、社宅になっていました。佐緒里の言う友人の女性は隣の303号室に住んでいて、狂言誘拐に使われた302号室は津島さと美という女性が住んでいました。芸能プロに出向いた黒田はそこで見た写真に写る佐緒里とそっくりな津島さと美を見て、かつて水道の水の修理をした部屋の女性であることを思い出しました。小宮山と津島さと美は302号室で不倫関係を重ねていました。その時小宮山の妻が包丁を持って部屋に侵入してきました。小宮山を包丁を右手で押さえ血を流しながら妻の首を絞め殺しました。そして津島さと美は小宮山に対し妻殺しを隠す為の狂言誘拐を便利屋黒だに依頼に行きました。真相を突き止めた黒田は金を奪い小宮山を警察に突き出します。佐緒里と思っていた津島さと美に魅かれていった黒田はさと美を車に乗せ逃亡します。途中車内で愛し合いその後さと美は崖から飛び降りて自殺してしまいました。
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