映画「シティーハンター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シティーハンター（原題：城市猟人）の紹介：1993年香港映画。シティーハンターと呼ばれる超女好きの探偵の獠が、家出して香港へ行った会社社長の娘・清子を連れ戻す為、相棒の香と客船に乗って、大騒ぎを起こすアクションコメディ映画です。北条司の漫画『シティーハンター』をジャッキー・チェンを主役にして映画化した作品です。
監督：バリー・ウォン 出演者：ジャッキー・チェン（獠）、後藤久美子（清子）、ジョイ・ウォン（香）、リチャード・ノートン（マクドナルド大佐）、ゲイリー・ダニエルズ（キム）、チンミー・ヤウ（冴子）、オンスイピン（銀子）、レオン・ライ（高達）、パル・シン（ロッキー）ほか
この解説記事には映画「シティーハンター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シティーハンターと呼ばれる超女好きの探偵の獠（ジャッキー・チェン）は、相棒の牧村が20発の銃弾を受けて死んだことで、牧村の妹の香（ジョイ・ウォン）を、妹として面倒見ることになりました。少女だった香はみるみる成長し、獠の香を見る目は、女を見る目として変わっていました。しかし手を出さないと牧村と約束したことで我慢していました。
ある日、新聞社の社長の今村から仕事の依頼を受けました。今村は年甲斐もなく、結婚しようと決めた女性を娘の清子（後藤久美子）に紹介したら、怒って家出をして香港に行ったと言いました。そこで獠に清子を傷つけないで連れ戻してほしいと言う内容でした。
早速、香と香港に着くと、清子はスケボー仲間と一緒にいるという情報を掴み、公園を探しました。すぐに清子は見つかりますが、父の依頼と聞いた清子は、仲間に獠の事を変態呼ばわりしました。清子は逃げ、獠が追いかけますが、スケボー仲間も獠を追いかけました。
清子は洋品店に逃げ込み、店主を着衣室に誘って白いスーツを奪って逃げました。そのポケットの中には『ふじ丸』という客船の招待状が入っていました。獠に一緒に行こうと言う香でしたが、獠が他の女ばかりちょっかいを出すため、怒った香は従兄のロッキー（パル・シン）を誘って『ふじ丸』に乗り込みました。
獠は招待状がないため、荷物の中に隠れて乗り込みました。『ふじ丸』にはマクドナルド大佐（リチャード・ノートン）率いる強盗団と、強盗団を追う冴子（チンミー・ヤウ）と銀子（オンスイピン）のコンビがいました。
一方、カジノではギャンブルの帝王の高達（レオン・ライ）が勝ちまくっていました。
そのころ、マクドナルド大佐らは30人のセレブをピックアップして監禁しました。そして他の客はマクドナルド大佐とバカラをやって負けると射殺されていました。いよいよ香らの順番になった時、高達が代わろうと言いました。高達は勝ち続けました。するとイカサマを指摘され、配下の男たちが銃で襲ってきました。高達はカードを投げて相手を倒していきました。最後に投げたＡのカードを冴子がキャッチしました。
獠は一人で配下の男たちと闘っていました。香は筋肉男のキム（ゲイリー・ダニエルズ）に捕まっていました。襲われようとした時、獠がやって来て助けますが、逆にマクドナルド大佐に獠が捕まりました。甲板で獠が処刑されようとしていた時、清子がやって来て、自分は新聞社社長の今村の娘で金持ちだと言って、獠を助けました。
逃げ出した二人は船の上で戦っていました。そこへ台湾の機動隊がやって来ました。機動隊の総攻撃で船内に逃げ込んだ手下たちと闘っていたのが高達と冴子でした。高達は銃弾を受けて苦しんでいました。冴子が銃で応援に入り、残り一人になったところで弾が切れました。
そこで冴子はＡのカードを高達に投げると、高達はそのカードを使って敵を殺しました。ロッキーも倒した獠は、マクドナルド大佐との戦いとなりました。激闘の末、マクドナルド大佐を倒した獠は、香と抱き合いました。
任務を思い出した獠は清子を探しました。甲板で清子を見つけた獠は清子と抱擁しました。このころには清子は獠に心を奪われていました。
冴子も香も清子も好きな獠は、今村社長に会っていました。社長室には清子と香もいましたが、今村社長が二人で話したいと言って香と清子は部屋から出ました。しかし秘書の内線電話がスピーカー状態になっていました。
清子が耳をすまして聞いていると、今村は清子を嫁にもらってくれと言い、自分の財産は全て君にやると言いました。聞いた香は怒って外に飛び出しました。獠は今村社長に、ずっと独身でいたいからと断りました。そして部屋を出ると香が居ない事から、獠はバラの花を持って香を探しました。
やっと見つけ、獠は香の機嫌を取ろうとしていると、冴子が車でやって来て獠を誘いました。獠は香を放って冴子にバラの花を渡しました。
以上、映画「シティーハンター」のあらすじと結末でした。
漫画『シティハンター』の実写版ということなんですが、どこをどう観てもジャッキー映画ですねw
ただジャッキーの脂が乗ってる時期の作品だけに動きはキレキレ。カンフーアクションとしてはけっこうレベル高かったりします。
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』で妖艶な幽霊を演じたジョイ・ウォンががっつりコメディエンヌしてるところもポイント高し。
少女時代のゴクミもかわええ～。
原作はまあ無視してくれていいので、ジャッキー映画として楽しみましょう。