映画「街の灯」ネタバレあらすじ結末と感想

映画「街の灯」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。

2018/12/25 更新

作品紹介・キャスト

街の灯の紹介：1931年アメリカ映画。チャップリンの代表作のひとつで映画史上のベストテンにもたびたびランクインする名作。花を持ったチャップリンの顔が大写しになるラストカットは「モダン・タイムス」のラストと並んで有名。
監督:チャールズ・チャップリン　出演:放浪者(チャールズ・チャップリン)、盲目の花売り娘(ヴァージニア・チェリル)ほか

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サイレントチャールズ・チャップリン

映画「街の灯」解説

この解説記事には映画「街の灯」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

街の灯のネタバレあらすじ：１

銅像の完成式典が行われています。像を覆っていた幕を下ろすとそこに一人の男が就寝中。主人公の放浪者チャーリーです。やがて彼は、鉄柵の前で花を売っている女性と出会います。彼女は盲目でした。チャーリーが落とした花を拾って上げると、偶然去ってゆく車の音がしたため、彼が富豪だと勘違いします。
その夜、チャーリーは水に飛び込んで死のうとする男を助けますが、彼は大金持ち。悪い癖があり、泥酔するとチャーリーを命の恩人扱いするのですが、素面になると彼の顔すら覚えていないのです。とりあえず助けたその場ではチャーリーに感謝し、ロールスロイスでダンスホールへ繰り出し、一晩中、散々遊び回ります。

街の灯のネタバレあらすじ：２

次の日からチャーリーは金持ちのふりをして女性から花を買い続けます。そのために仕事もはじめました。やがて女性と祖母が家賃滞納で部屋の立ち退きを迫られていると知り、なんとか金を工面しようとします。偶然の機会でボクシングの八百長試合に出ないかと誘われ、これ幸いと引き受けるのですが、事前の話と違って相手は強豪選手。なんとか勝とうとしましたが、結局ダウン。お金は手に入りません。
困っているところへまたあの自殺未遂の金持ちが現れます。酔っ払ってチャーリーを恩人と認めている時だったのでその邸宅にゆき、女性の事を話すと、彼は躊躇なく財布から札を出し、チャーリーに手渡します。しかしその居間には強盗も隠れていて、彼らはその金持ちを倒し、財布を奪って逃げます。チャーリーは大慌てで警察を呼びますが、警官が到着した時には金持ちの酔いもすっかり覚めていました。

街の灯の結末

強盗に疑われたチャーリーは邸宅から逃走。翌日、花売りの女性に家賃と目の手術代を手渡し、また逃げ続けます。しかし運もつき、強盗容疑で逮捕。
時間が経過し、ある年の秋。ようやく刑期を終えたチャーリーは当て所なく街を歩いていました。ボロボロの恰好なので子供たちにからかわれます。すると立派な花屋の店先に目の治った女性が。彼女はまだ自分の恩人は富豪だと思い込んでいて、まさかこのみすぼらしい男が恩人だとは思いません。
チャーリーはそのまま立ち去ろうとしますが、女性は可哀想に思って一輪のバラと小銭を手渡します。彼の手を握った時、この男こそが恩人であることに気付き、彼女は夢を破られた気持ちで困った顔つきに。チャーリーもどうしていいか分からず困惑します。