クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴の紹介:2015年アメリカ映画。アメリカで実際に起きた女性監禁事件の真実に迫るサスペンスドラマ。シングルマザーのミシェルは、引き離されてしまった最愛の息子を取り戻そうと奮闘していた。審査日に遅刻しそうになった彼女は友人の父カストロに車で送って貰うことにする。それが11年にも渡る監禁の始まりだった。カストロはその後アマンダ、ジーナの2人も誘拐して監禁。3人の少女たちの叫びは暗い家の中に消えていく。
監督:アレックス・カリムニオス 出演者:タリン・マニング(ミシェル・ナイト)、レイモンド・クルツ(アリエル・カストロ)、ジョー・モートン(ソラノ捜査官)、サマンサ・ドゥローク(アマンダ・ベリー)、ケイティ・サリフ(ジーナ・デヘスース)ほか
映画「クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クリーブランド監禁事件の予告編 動画
映画「クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴」解説
この解説記事には映画「クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴のネタバレあらすじ:地獄の始まり
舞台は2002年、オハイオ州クリーブランド。21歳のシングルマザーミシェル・ナイトは、最愛の息子ジョーイと慎ましくも幸せな日々を送っていました。しかしジョーイが大怪我をしてしまい、ミシェルはカヤホガ郡社会福祉課から虐待を疑われてしまいます。必死に否定しましたが、ジョーイは施設に保護されてしまいました。ジョーイを取り戻すため、ミシェルは福祉課の審査を受けることになります。審査当日、ミシェルは慣れない道に迷い遅刻しそうになります。そんな彼女に声をかけたのが、偶然居合わせた友人の父アリエル・カストロでした。車で送ろうと言われ、焦っていたミシェルはつい頼ってしまいます。車が向かったのはカストロの家でした。おかしいと感じたミシェルは逃げようとしますが捕まって拘束されてしまいます。カストロは離婚して子どもも妻に引き取られ、誰かにそばにいて欲しいのだと勝手なことを訴えました。ミシェルは2階の一室に閉じ込められ、地獄の監禁生活が始まります。
クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴のネタバレあらすじ:3人の少女
暴力とレイプを繰り返され、ミシェルはボロボロになっていきました。鎖で繋がれ、窓に板を打ち付けた暗い部屋で震えるミシェル。彼女はジョーイの存在と神への信仰を支えに耐えようとします。何度も助けを呼び逃亡も図りましたが、全てカストロに阻まれてしまいました。ミシェルが監禁されて9ヶ月。カストロは2人目の被害者となる少女アマンダ・ベリーを誘拐し、同じように拘束し監禁を始めます。その頃、ミシェルはカストロの子どもを妊娠していました。カストロはミシェルの腹部を強打し流産させてしまいます。そして3人目の被害者ジーナ・デヘスースを誘拐監禁したカストロは、「ようやく家族が揃ったよ」と満足そうに笑いました。3人の少女は絶望するしかありません。
クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴のネタバレあらすじ:歪んだ「家族」
ジーナが監禁されて1年。同じ部屋に閉じ込められているジーナを、ミシェルは励まし続けていました。そんなある日、カストロは喜々としてアマンダの妊娠を発表します。アマンダは監禁されたまま出産を迎えました。ミシェルに励まされ、ビニールプールで無事女児を出産します。ジョセリンと名付けた娘をカストロは溺愛しました。それからジョセリンの成長を皆で見守る奇妙な生活が始まります。しかしジョセリンも成長するにつれ、この異様な環境に疑問を抱くようになりました。
クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴のネタバレあらすじ:救出
ある日、カストロは自分の母の家へ車で出かけていきました。普段は厳重に閉ざしているドアの施錠を忘れています。それに気付いたアマンダは玄関まで到達し、ドアの隙間から大声で助けを求めました。近所の人々が気付いてドアを破ります。通報を受けた警察官がアマンダとジョセリンを保護。更に2階にいたミシェルとジーナも救出されました。11年ぶりに悪夢のような家から出て道路に立ったミシェルは、「今帰るからねジョーイ!」と叫びます。ミシェル達は病院に運ばれ治療を受けることになりました。アマンダとジーナはすぐに家族の元へ帰りましたが、ミシェルは病院に留まっています。ミシェルはシングルマザーの重責から自発的に逃げたと誤解されていたため、待っている人は誰もいなかったのです。ミシェルはFBI捜査官にジョーイを探して欲しいと頼みました。
クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴の結末:孤独と自由
退院したミシェルは一人暮らしを始めますが、養子に出されたらしいジョーイはなかなか見つかりません。FBIがようやく見つけたものの、ジョーイの養父母はミシェルに会わせることを頑として拒絶しました。ジョーイは現在穏やかに暮らしており、動揺させたくないと養父母は考えているのです。ミシェルは悲しみに暮れ苦悩しますが、ジョーイの幸せを考え、再会を諦める決断をするのでした。ミシェルはカストロの裁判で意見陳述を行い、自らの地獄の体験と考えを訴えます。そして自分と同じようなケースの被害者達をサポートする活動にも加わるようになりました。ミシェルを11年もの間監禁したカストロは、収監後1ヶ月で自殺します。ミシェルはクリーブランドで新たな生活を始め、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴のあらすじと結末でした。
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