名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)の紹介:2006年年日本映画。名探偵コナン映画シリーズの記念すべき10作目なので、原作者の要望により全レギュラー陣がほぼ勢揃いしたオールスター作品になっています。普段では滅多に絡まないキャラクターが登場し、それぞれが活躍するエンターテイメントとして楽しめる作品です。。キャッチコピーは「探偵たちよ、安らかに眠れ」で、探偵たちを尊敬する原作者の思い入れが入った作品となっている。第30回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞を受賞している。
監督:山本泰一郎 出演:高山みなみ(江戸川コナン)、山崎和佳奈(毛利蘭)、神谷明(毛利小五郎)、堀川りょう(服部平次)、林原めぐみ(灰原哀)ほか
映画「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」解説
この解説記事には映画「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)のネタバレあらすじ:ミラクルランド
ある日、ある人物から依頼を受けた毛利小五郎は、江戸川コナン、毛利蘭、少年探偵団とともに横浜にある遊園地、ミラクルランドを訪れます。ミラクルランドの敷地内のレッドキャッスルホテルにて、依頼人の秘書と面会し、ミラクルランドの腕時計型フリーパスIDを配られ、全員がそれを腕に装着し身につけます。みんなは喜んでミラクルランドへ繰り出しますが、コナンと小五郎だけは秘書に呼び止められます。突然部屋のカーテンが閉められ、モニターに顔を隠した依頼人が映ります。依頼人は2人に「ヒントを元にある事件を解決して欲しい、12時間以内にできなければ全員のフリーパスIDを爆破する」と告げられてしまいます。さらに、無理やりはずそうとしたり、一度ミラクルランドに入り再び出ようとすると爆発する仕掛けになっていると言い渡されてしまいます。他の複数の探偵にも同じことを頼んだという依頼人は、見せしめに小五郎の知り合いである竜阿茶探偵のIDを爆破させてしまいます。さらにGPS機能により警察へ駆け込むことも、自力で外すことも禁じられた状況下で2人は第一のヒントを頼りにレッドキャッスルを飛び出しました。
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)のネタバレあらすじ:コナンの正体を知っている?
緊迫した状況の中で、なんとか順調に事件の手がかりを集める2人でしたが、捜査の途中で小五郎が怪盗キッドの仲間に間違われ警察へと連行されてしまいます。キッドは深山商事に展示されている宝石を狙って予告状を出していましたが、それに加え最近キッドの命を狙う輩がいるため警察も過敏になっていました。コナンは一足先に捜査に戻り、依頼人から渡された電話で第二のヒントを得ます。その際、依頼人はコナンを”工藤新一”として話を進めます。依頼人はなぜコナンの正体を知っているのか?コナンは疑問に思い、自分に幼児化させる薬を飲ませた黒の組織がこの事件に関係しているのではないかと警戒します。
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)のネタバレあらすじ:服部平次、白馬探と合流
その後、服部平次、白馬探と合流できたコナンは徐々に真相に近づいていくことができます。迫るタイムリミットにコナン達は焦ります。一緒に行動していくうちにコナンは白馬探が怪盗キッドであることに気づきます。同じ頃、ミラクルランドでコナンの仲間の灰原哀がランドにいるみんなを守るために奮闘します。また遊園地で起きたひったくりの犯人を追い詰めるため蘭たちも活躍します。コナンたちは謎を解きすすめ、犯人との最終決戦に臨もうとしていました。
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)のネタバレあらすじ:犯人の正体
犯人は以前に現金輸送車襲撃事件を起こした伊東という男でした。その相棒の麗子が死んでしまったのは無能な警察のせいだと思っていました。そのためその時の事件を無能な警察はアテにならないので、全国の名だたる名探偵たちを呼び、解決してもらおうと思ったのです。ところがコナンたちが突き止めた真実は結局は自らが起こしたミスにより自分の愛する麗子が死んでしまったという事実でした。自らの愚かさに驚愕し犯人は時限装置爆弾をそのままに倒れてしまいます。厳しい状況の中、コナンと平次の活躍により時限装置解除され、IDが回収でき、惨事を回避することができました。
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)の結末:なぜコナンの正体を知っていた?
犯人の伊東は自分のナルシストから起因する身勝手な犯行動機でしたが、犯行を決行するためにしかけた装置は壮大なものでした。最初コナンをたちを部屋に招いたときに同時に指紋を認証していました。この指紋データは全国の名だたる探偵のデータが詰まっていたため、そこで工藤新一の名前がヒットしたためで、黒の組織とは関係ありませんでした。また犯人が怪盗キッドの命を狙っていた理由は現金輸送車襲撃事件の時にちょうど現場に怪盗キッドがいたため自分たちの正体を見られたと勘違いしたことから命をねらっていたようです。探偵仲間たちとの再会を願い、またいつもの生活にコナンは戻っていきました。
以上、名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌のあらすじと結末でした。
「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」感想・レビュー
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映画中盤で、小五郎が目暮警部にけんかをふっかけたように見えた場面で、実はメモを渡しており、蘭や園子たちのことを目暮警部に伝えていたというところが感動しました。その後の小五郎、コナン、平次の3人の後姿が切なさとカッコよさを引き立てているように感じました。
事件が進行する中、プライベートでデートしている高木刑事と佐藤刑事の二人が可愛くて、とても癒されました。
終盤、腕のIDが回収できないまま時間が迫っていた中で「子どもたちだけを死なせる訳にはいかない」と最後まで一緒にいようとする警察の人たちが本当にかっこよかったです。
コナンくんと平次がすごく格好よかったです!
犯人がなぜコナンの正体を知っているのか?という部分も含めて、スリル満点の映画でした。怪盗キッドの関わり方や、登場の仕方もユニークで面白かったです。白馬探も登場するので、まじっく快斗も視聴すると本作がもっと楽しめるかな、と思いました。(未視聴でも楽しめます!)
エンディング曲の「ゆるぎないものひとつ」も、壮大な音楽と歌詞が映画自体にすごくぴったりで感動しました。