名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)の紹介:2008年日本映画。テレビシリーズ「名探偵コナン」の映画12作品目。主役のコナンの他に、ゲストキャラクターの秋庭怜子が活躍する珍しい映画。次々に狙われ殺害されていく音楽家たち。そんななか招待されたこけら落としのコンサートで、コナンは天才ソプラノ歌手・秋庭怜子が狙われていることに気付き…。尚、本作のあるシーンがバラエティー番組「探偵ナイトスクープ」で取りざたされ、再現された回が存在している。
監督:山本泰一郎 声優:高山みなみ(江戸川コナン)、山崎和佳奈(毛利蘭)、神谷明(毛利 小五郎)、山口勝平(工藤新一)、松井菜桜子(鈴木園子)、岩居由紀子(吉田歩美)、大谷育江(円谷光彦)、高木渉(小嶋元太)、緒方賢一(阿笠博士)、林原めぐみ(灰原哀)ほか
映画「名探偵コナン 戦慄の楽譜」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「名探偵コナン 戦慄の楽譜」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「名探偵コナン 戦慄の楽譜」解説
この解説記事には映画「名探偵コナン 戦慄の楽譜」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)のネタバレあらすじ:1
米花市で起きた爆破事件。現場はピアニストとして名を馳せた、堂本一輝が創設した堂本音楽アカデミー。爆発に巻き込まれ音楽家2名が死亡、1名が重傷を負った。巻き込まれた重傷者・川辺が出演予定だった、堂本音楽ホールのこけら落としコンサートに園子から招待されたコナンたち。特別にホール内のリハーサルを見学していると、ソプラノ歌手・秋庭怜子の下に事情聴取で訪れていた目暮警部らと出会う。川辺が最後にメールを送った相手が、怜子だったのだ。彼女が、帝丹小学校のOGだと聞いたコナンと少年探偵団のメンバーは、クラスの合唱を引き受けてもらう。しかし、怜子が学校に通うようになってから飲み物に異物混入・トラック襲撃など不自然な事件が起こりだす。
名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)のネタバレあらすじ:2
一方で、堂本アカデミーに関わりのある音楽家の2人が死亡。現場には、爆破事件の現場同様にフルートの頭部官が残されていた。森林浴に訪れた怜子とコナンは、そこでエアライフルによる狙撃を受ける。どうにか窮地を脱して難を逃れた2人。しかし、決定的な致命傷を与えない行動に、コナンは違和感を覚えるのだった。演奏の代役を用意して迎えたコンサート当日。パイプオルガンの調律に違和感を覚えたコナンと怜子は、堂本を探すがどこにも見当たらない。ホールの外まで探しに行ったところで、何者かに麻酔を打たれ意識を失ってしまう。
名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)のネタバレあらすじ:3
目を覚ましたコナンと怜子は、ボートに乗せられて貯水池に運ばれていた。離れた場所にある管理所の電話にサッカーボールを当てたコナンは、受話器を外すことに成功する。プッシュホン型の電話が決められた音階でかかることを利用し、絶対音感を持つ怜子と共に、離れた距離で110番のコールをかけ助けを求めるのだった。その頃、コナンと怜子が不在のままコンサートが始まった会場の外で次々爆発が起こる。公演中のホールは完全防音のため誰も気付かず、堂本音楽ホールは徐々に炎に包まれていく。
名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)の結末
佐藤刑事と高木刑事に連絡を取ったコナンは、ヘリに救出され音楽ホールに急ぐ。刑事たちが館内の爆弾を捜索する一方で、到着したコナンは一連の犯人であるホール館長・譜和匠と対峙していた。彼は元々堂本専属のピアノ調律師だった。かつて、怜子の婚約者だったフルート奏者の息子・相馬光が、亡くなった原因を作った人間たちへの復讐と、生き甲斐だった調律師の仕事を奪われた恨みから、全てを一度に消し去るべく今回の犯行に及んだという。怜子の絶対音感を知っていた譜和は、爆弾を仕掛けたパイプオルガンの異常を知られることを恐れ、コンサートに出演できないように怪我を負わせるために襲っていたのだ。それでも命を狙う行為をしなかったのは、息子の婚約者だった女性という理由からだった。リモコン操作で爆破させようとするが、怜子の歌うアメージング・グレイスに気を取られたところを佐藤刑事が狙撃で阻止し、取り押さえられた。事件解決後、相馬との思い出が残る河原でアメージング・グレイスを歌う怜子の姿があった。過去に新一と喧嘩した蘭は、彼女の歌がきっかけで仲直りしたことを思い出す。コナンと蘭が、並んで歌を聞き続けるところで幕が閉じる。
以上が、名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)のあらすじと結末です。
この映画では、ソプラノ歌手の怜子さんとコナンが一緒にいることが多いので、子どもぶる可愛いコナンをたくさん見ることができて、最高でした。
作中で様々なクラシック曲が流れるので、音楽好きとしても楽しめました。
山場での怜子さんが歌う「アメージンググレース」がとてもきれいでよかったです。