クライム&ダイヤモンドの紹介:2001年アメリカ映画。映画好きの殺し屋に人違いから囚われてしまった元詐欺師が、一縷の望みをかけて身の上を語る。随所に名作映画の引用が登場するし、犯罪あり、ロマンスありのコメディサスペンス。
監督:クリス・ヴァー・ヴェル 出演:クリスチャン・スレイター(トレバー・フィンチ)、ティム・アレン(毒舌ジム)、リチャード・ドレイファス(マイコー)、ポーシャ・デ・ロッシ(テス)、ビリー・コノリー(サビアン)、ほか
映画「クライム&ダイヤモンド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クライム&ダイヤモンド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クライム&ダイヤモンド」解説
この解説記事には映画「クライム&ダイヤモンド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クライム&ダイヤモンドのネタバレあらすじ:起・殺し屋の提案
元詐欺師のトレバーはホテルの一室で殺し屋の“毒舌ジム”に拘束され、今まさに殺されようとしていた。しかし映画をこよなく愛するジムはトレバーに面白い物語を聞かせたなら命を助ける、と提案し、トレバーはここにいたるまでのいきさつを話し始める。
クライム&ダイヤモンドのネタバレあらすじ:承・脱獄
1977年、手品師マイコーはニューヨークのダイヤモンド取引所から400万ドル相当のダイヤを盗み出し、そのダイヤを家族の写真とともに箱に入れ、娘テスと2人で野原に埋めた。ダイヤが発見されないままマイコーは逮捕され、以来刑務所に服役中だった。そして現在、詐欺で服役中のトレバーはダイヤの分け前をもらうことでマイコーの脱獄に協力、行きがかり上トレバーも一緒に脱獄するはめになる。なんとか逃げおおせた2人はトレバーの友人の協力でニセの身分を手に入れ、マイコーは伝書鳩で連絡を取り合っていたテスと再会する。トレバーにあてがわれたタウトという人物はゴシップを追うパパラッチで、マフィアのボスの息子の犯罪現場を撮影したために殺されていた。タウトのパスポートだけが足りなかったため、トレバーはタウトの部屋へ家捜しに行くがそのことでタウトがまだ生きていると誤解したマフィアは手下2人をトレバーの元へ送る。トレバーがマイコーらと合流したところで銃撃に遭い、マイコーは命を落とす。
クライム&ダイヤモンドのネタバレあらすじ:転・目的地は刑務所
トレバーはテスとともにダイヤが埋められている野原を訪れるが、その場所は新たに建った刑務所の敷地内となってしまい、2人は愕然とする。一方でマフィアは凄腕の殺し屋“毒舌ジム”を雇ってトレバーを狙っていた。狙われる理由を知るためにトレバーは再びタウトの部屋に忍び込み、そこでタウトがスクープした犯罪現場のビデオを見る。ことの真相を知ったトレバーは警察に出頭、タウトを名乗ってマフィアから身を守るために刑務所に入りたいと願い出る。訝しく思いながらも警察はトレバーを刑務所に収監し、彼はまんまとダイヤの埋まっている敷地内に入り込むことに成功する。園芸と称してトレバーはダイヤを掘り当て、伝書鳩で少しずつテスへダイヤを送り届けた。全てを完了した時テスが面会に訪れ、ダイヤとビデオの隠し場所をトレバーに告げ、自分は列車でカナダに向かうと話す。
クライム&ダイヤモンドの結末
刑務所から隠れ家に移されたトレバーは不審に思った警察の調べからタウトではなく脱獄犯だということがバレてしまう。しかし本当の犯罪者は殺人を犯したマフィアの息子だとビデオのありかを教えることを条件に見逃してらう。隠れ家から逃げ出したトレバーを見たジムが彼を追い、ホテルの一室でダイヤを手にしたトレバーがテスの後を追おうと部屋を出たところでジムに銃を向けられたのだった。トレバーの話に感動したジムは、銃撃戦が足りないといって追って来たマフィアの手下2人を撃ち殺し、テスの元へ急げとトレバーを解放する。駅で再会したトレバーとテスはお互いの愛を確かめ合い、ジムはそんな2人の姿を満足げに見つめ、微笑んでいた。
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