タワーリング・ダウンの紹介:2017年フランス, ブルガリア, ベルギー映画。手抜き工事で建てられたUBXタワーの60階にあるオフィスで離婚調停の話をしていたトムとブリアナ。離婚調停の原因はブリアナの不倫写真でした。自宅で母の不倫写真が偽造だと見破ったベンとアンの兄妹は、両親に知らせるため、UBXタワーに向かいます。ベン達がエレベーターで60階に向かっていると、手抜き工事で発生した電気系統の異常で機械室が爆発し、ビルが炎上を始めます。ビルに閉じ込められた家族の運命は…という内容のパニック映画です。
監督:エリック・サマー 出演:クレア・フォーラニ(ブリアナ・ブロンソン)、ジェイミー・バンパー(トム・ブロンソン)、ナイジェル・バーバー(ボーモント)、リリー・ジャクソン(アン)、アイザック・ルース(ベン)ほか
映画「タワーリング・ダウン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「タワーリング・ダウン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タワーリング・ダウンの予告編 動画
映画「タワーリング・ダウン」解説
この解説記事には映画「タワーリング・ダウン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タワーリング・ダウンのネタバレあらすじ:起
バーモンド社が建設するビルで女性検査員のホフが、電気系統工事の不備を発見します。屋上で「当局に報告する」と言うホフを、スティールが現場用エレベーターまで送ると、そのまま地上に突き落として殺します。スティールはコンクリート作業員に「女の死体を始末しておけ」と言います。
ロッククライミングの練習に励むブリアナは建築工学が専門で、各建築会社と契約して設計をしています。今日は、パリで契約したボーモント社のプレゼンを行いました。社長のボーモントはスティールから、ブリアナがやり手で賄賂では動かず不正は見逃さない女だという事を知ります。
そこで、共通の知り合いのバートランドを使って、浮気の偽装写真を撮影し、夫のトムに送りつけます。実はブリアナの浮気の噂は、以前から流されていて、トムは男に会うためにパリに行っていると思い込み、離婚調停を行っていました。
やがてボーモントの策略通り、離婚問題で頭がいっぱいになりブリアナはボーモント社との契約は打ち切り、パリには来なくなりました。
タワーリング・ダウンのネタバレあらすじ:承
ブリアナは自分の弁護士を連れ、トムの弁護士のオフィスに向かいます。そこはボーモント社がホフを抹殺したビル『UBXタワー』です。トムの弁護士は60階にオフィスを構えています。「絶対に浮気はしていない」と言うブリアナに対し、トムは「証拠の写真が本物と思っている」と対立。
そのころ、自宅では長男のベンが、トムのパソコンに入っている母ブリアナの浮気写真を調べていました。バートランドとハグしている時しか、母の顔が見えない事、周囲に映っている人が微妙に違っている事から偽装写真だとわかります。
そこでベンは妹のアンを連れ、調停中の両親に知らせる為、UBXタワーに向かいます。UBXタワーの機械室では、作業員が電気の流れが制御盤通りに動いていないことに気づいていました。それでも上司が「いいからやれ」と言い、電流のパワーを上げさせます。
やがて機械が爆発し炎上し始めます。ちょうどエレベーターに乗っていたベンとアンは、20階付近で停止したエレベーターに閉じ込められてしまいます。そして20階の機械室の炎は強くなり、窓を破って炎が噴き出し始めます。
タワーリング・ダウンのネタバレあらすじ:転
最上階にいたボーモントは火災に気づき、スティールに「手抜き資料を持ってヘリで逃げるぞ!ヘリを呼べ」と言います。60階では専門家のブリアナが「このビルは防火対策が出来ているから、ここで救助を待った方が良い」とアドバイスします。
しかし弁護士らは「エレベーターで降りるぞ」と言って12人が乗りこみます。ブリアナが「下りるなら階段で・・」と言うものの誰も聞き入れませんでした。
その時、ベンから電話が入ります。ベンとアンがエレベーターに閉じ込めらていることを知ったアンは、エレベーターからの脱出方法を教えます。そしてベンとアンはエレベーターの箱の上に上がり煙から逃れることが出来ました。
するとブリアナはエレベーターのワイヤーを伝って、得意のロッククライミングで降りて行きます。救助隊は、エレベーターの中の弁護士ら12人が煙で全員死亡したことを知り、エレベーターを一旦地下室へ全部降ろします。この時エレベーターの箱の上にいたアンも一緒に地下まで降ろされました。
ブリアナが20階付近に到着した時は、いたのはベンだけでした。ブリアナもベンもそこから動けなくなります。一方トムは階段を使って下まで降り始めました。しかし途中で煙を吸い込み倒れてしまいます。
タワーリング・ダウンの結末
救助隊が生存者を探して階段を上がりはじめます。一方では「地下室でガス漏れしている。いつ爆発してもおかしくない」と言っています。救助隊がトムを救出すると、トムが「20階のエレベーター通路に妻子がいる」と告げます。
そしてブリアナとベンを助けると、ベンが「浮気の写真が偽造だったことを教えに来た」と言います。ブリアナは「アンを助けに行く」と言って、救助隊の装備を借りて、ワイヤーを伝って地下に向かいます。
屋上にヘリが到着し、ボーモントとスティールが乗りこみます。飛び出した瞬間、20階の炎が勢いを増し他事で乱気流となり、ヘリはコントロールを失い、タワーに激突した後墜落しました。ボーモントが生きて救出されると、1年前にここで殺されたホフの名刺カードが発見されていました。
地上に降りたトムが「娘と妻が地下にいる、助けてくれ」と頼みますが、救助隊は「爆発寸前だ!行くことはできない」と言います。地下に降りたブリアナは駐車場で倒れていたアンを見つけて酸素を吸わせ、抱いて逃げ道を探しています。
その時、地下が大爆発を起こしました。トムとベンは抱き合って二人の死を覚悟します。湧き出る白煙の中から、ブリアナがアンを抱いて出てきました。家族4人は抱き合います。トムはブリアナに誤解を謝るのでした。
以上、映画「タワーリング・ダウン」のあらすじと結末でした。
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