おさるのジョージの紹介:2006年アメリカ映画。H・A・レイとマーグレット・レイ夫妻による絵本「ひとまねこざる」として長年親しまれてきたサルのジョージ。何にでも興味を持ち、周りの状況も考えず突っ走るジョージは、行く先々で騒動を巻き起こしますが、素直で愛くるしい姿に思わず笑って許してしまいます。今作品では、「黄色い帽子のおじさん」を博物館勤務のテッドとして主人公に据え、ジョージとの出会いから、好奇心旺盛なジョージに振り回されながらも友情を感じていく様子がコミカルに描かれています。「アポロ13」などで知られるロン・ハワードがプロデュースした3Dアニメで、企画から10年以上を経て完成されました。ジャック・ジョンソンによるアコースティックな音楽が作品の雰囲気にぴったりマッチしています。
監督:マシュー・オキャラハン 出演者:ウィル・フェレル(テッド)、ドゥルー・バリモア(マギー)、フランク・ウェルカー(ジョージ)
映画「おさるのジョージ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「おさるのジョージ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「おさるのジョージ」解説
この解説記事には映画「おさるのジョージ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
おさるのジョージのネタバレあらすじ:起
入場者数が減少し続けている自然史博物館。ブルームスベリー館長は、経営の苦しさから閉鎖を考え始め、一人息子ジュニアは父親に駐車場への建て替えを勧めています。この博物館で働くテッドは、アフリカにある「失われたザガワ神殿」の巨大な偶像を見つけて展示しようと提案します。館長の代わりに探検隊を引き連れることになったテッド。店員に勧められるがまま購入した真っ黄色の服に身を包み、探検隊メンバーから嘲笑されつつアフリカを目指すのでした。しかし、探し当てた偶像は手の平に乗るぐらいちっぽけなものでした。館長に真実を伝えられず、画像を送りますが、それを見た館長は巨大の偶像を発見したと勘違いし、特別展に向けて準備を進めるのでした。
おさるのジョージのネタバレあらすじ:承
アフリカのジャングルで、テッドはいたずら好きのサルに出会います。テッドはアフリカを去る前に帽子を与えてお別れをしますが、テッドを気に入ったサルは、船に忍び込みテッドのアパートにまでついて行くのでした。ペット禁止のアパートのため、ドアマンから追い出されたテッドは、博物館に行き偶像の真相を館長に打ち明けます。既に大々的に宣伝された特別展のため、博物館には記者会見を待つニュースレポーターが詰めかけていました。シドロモドロになりながら必死で取り繕うテッドでしたが、会見中にサルが恐竜の化石を崩して会見はめちゃくちゃになってしまいます。
おさるのジョージのネタバレあらすじ:転
ジュニアに博物館を追い出され、公園で一夜を明かしたテッドとサルは、翌日学校の先生マギーと生徒達に出会います。マギーは生徒を引率して度々博物館を訪れており、テッドとは惹かれ合っている恋人未満の関係です。生徒達から「ジョージ」と名付けられたサルは、風船に乗って空高く舞い上がってしまいました。自らも風船を使って追いついたテッドは、ジョージを無事救出します。発明家クロヴィスの元を訪れたテッドは、発明品のプロジェクターで偶像を大きく見せることを思いつき博物館に向かいます。館長はテッドの妙案に望みを託しますが、テッドを妬んだジュニアがプロジェクターを壊し、ジョージに罪を被せるのです。ジュニアの言葉を信じたテッドは、動物管理局にジョージを引き取らせてしまいました。
おさるのジョージの結末
マギーに会ってジョージとの友情を思い出したテッドは、ジョージが運ばれた貨物船に乗り込み連れ出します。そこで偶然にも、偶像が本物の在り処を示す地図を秘めていたことを発見したテッド。再度アフリカに行き、今度こそ本物の巨大な偶像を見つけたのです。博物館は、目玉となる偶像の展示もさることながら、来訪客が楽しめる展示方法に変えたことで、見事に生まれ変わりました。大盛況の博物館でテッドとマギーが見つめ合う中、いたずら好きのジョージは、クロヴィスの作ったロケットに乗り込んでしまいます。テッドは慌てて追いかけ、宇宙旅行に飛び立つのでした。
「おさるのジョージ」感想・レビュー
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インディジョーンズレイダース失われたアークに少し似ている部分がある。
感動するので見たほうがいいと思う。 -
おじさんは結構きつめで、ジョージもあまり声を出さないけど、こうやって物語が始まったんだなあ〜って思いました。
おさるのジョージは、毎週土曜日朝、NHKのEテレでアニメが放送されていますね。そのアニメの映画化だと思っていたのですが、違うようです。共通の登場人物は、黄色い帽子のおじさんとジョージだけです。アニメに出てくるワイズマン博士は居ませんし、ドアマンも全くの別人、ちょっと怖めの厳ついおじさんになってます。
映画では、黄色い帽子のおじさんにはテッドという名前があって、ガールフレンドまでできてます。ちなみにおじさんの声優も違います。
だけど、ジョージが賑やかにやらかしてくれるところは相変わらずです。それでも何だか憎めなくって、可愛いなぁ…と思えてしまうのがジョージの魅力ですね。
おじさんも、テレビ版よりはちょっぴり怒りっぽくなってる気もするけれど、相変わらず優しいです。
映像もアニメとは少し違う感じで、とっても綺麗。音楽も素晴らしいです。
元々おさるのジョージは大好きですが、それは置いといても1つの映画として素晴らしい出来だと思います。
笑いあり、ちょっぴり涙ありで、子供だけでなく、大人が見るにもおすすめできる映画です。