デトロイト・メタル・シティの紹介:2008年日本映画。漫画が原作の映画です。フレンチポップなどを好む主人公が自分の趣味趣向とは真逆のヘビーメタルで才能を発揮し、スターになってしまう物語です。自分の性格とは真逆の分野で才能を発揮してしまったために、そのギャップに主人公は苦しめられますが、その様子がとてもコミカルに描かれているため、映画を見ている方は大爆笑をしてしまいます。主人公のバンドが演奏する曲の歌詞が過激で、主人公の想いとは真逆のことを表現しているため、見ている方は主人公を憐れに感じてしまう程です。
映画「デトロイト・メタル・シティ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デトロイト・メタル・シティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「デトロイト・メタル・シティ」解説
この解説記事には映画「デトロイト・メタル・シティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デトロイト・メタル・シティのネタバレあらすじ:どこを間違えたか?
主人公の崇一はフレンチポップをこよなく愛し、おしゃれでポップなミュージシャンを目指していました。ところがひょんなことから所属した音楽事務所の社長の意向もあり、崇一の意向とは真逆のヘビメタルバンドに仕立て上げられてしまいました。しかも彼はそのバンドで才能を発揮し、またたく間にその世界のスターとなってしまいます。しかし自分の目指す音楽とは真逆の世界でどんどん成功してしまっている現実に、彼は悩みます。おしゃれでポップなミュージシャンになりたいのに、デスメタルでヒットをとばしてしまい、自分の想いとは真逆の歌詞をシャウトする自分に、なんともいえないやるせなさを感じていました。どこを間違えたか?と自問自答する間も、彼の生活はどんどんデスメタルの世界に染まっていきました。
デトロイト・メタル・シティのネタバレあらすじ:彼女と再会
崇一はある日大学時代の彼女である由利に再会します。おしゃれでポップな生活を送っていた大学時代を思い出し、崇一は心躍らせます。また彼女と付き合いたいと思いますが、彼女はデスメタルが大嫌いでした。崇一は自分の仕事のことを隠して、彼女と接しなければならなくなりました。由利は雑誌の編集者をしており、ポップなデザインの世界で生きていました。彼女はデザイナーと仲良くしており、崇一は落ち込みます。また、大学時代の後輩が自分の好きなポップミュージシャンとしてデビューしたことを知り、さらに落ち込んだ崇一は実家に帰ってしまいます。
デトロイト・メタル・シティの結末:伝説の帝王
崇一は実家で農業の手伝いと牛の世話をして、日々過ごします。その頃、メタル界で全世界的に有名な、伝説の帝王ジャック・イル・ダークが引退宣言をします。引退ワールドツアーと銘打ち、各国でその国のメタルメンバーと競合する相手として、日本では崇一のバンドのDMCが選ばれました。崇一はDMCに戻るつもりはありませんでしたが、ある日実家に小包が届きます。その小包にはファンからの熱い思いの入った手紙がたくさんありました。それを読んだ崇一は、自分の好きな音楽ではないものの、自分のソウルを受け取ってくれたファンが多くいたことに気づかされます。母の励ましもあり、彼は東京に戻ります。ジャック・イル・ダークとの対戦会場へ向かった崇一は、ジャックと戦います。そしてジャックに認められます。仕事でその姿を見た由利は、クラウザーの正体が崇一だと見破ります。そして、DMCがファンの心を熱くさせる音楽であることを認識します。由利は崇一
のことを理解し、二人は恋人同士になることができます。崇一はDMCを続けることを決意します。
以上、デトロイト メタル シティのあらすじと結末でした。
デトロイト・メタル・シティの出演者・監督
監督:李闘士男
出演:松山ケンイチ(根岸崇一/ヨハネ・クラウザーII世)、加藤ローサ(相川由利)、秋山竜次(西田照道/カミュ)、細田善彦(和田真幸/アレキサンダー・ジャギ)、松雪泰子(デスレコーズ社長)、宮崎美子(お母さん)、加藤諒(俊くん)ほか
この映画の感想を投稿する