ドント・ウォーリーの紹介:2018年アメリカ映画。酒におぼれ交通事故で半身不随になった青年は絶望的な精神になります。再び酒びたりの生活を送りますが、幸いにも右手が動く彼は、漫画を書くという仕事を持ち、友達から励まされながら過去の贖罪をはじめ、人間的に成長していきます。『ドント・ウォーリー』は新聞にユーモアあふれる漫画を書いたジョン・キャラハンのストーリー、酒を絶ちたい、人生に生きがいを見つけたい、過去の反省をして人間的に成長したい人にはおすすめの映画です。
監督:ガス・ヴァン・サント 出演:ホアキン・フェニックス(ジョン・キャラハン)、ジョナ・ヒル(ドニー)、ルーニー・マーラ(アヌー)、ジャック・ブラック(デクスター)、ほか
映画「ドント・ウォーリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドント・ウォーリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドントウォーリーの予告編 動画
映画「ドント・ウォーリー」解説
この解説記事には映画「ドント・ウォーリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドントウォーリーのネタバレあらすじ:起・酒のため事故で半身不随になるジョン
車椅子姿のジョン・キャラハン(ホアキン・フェニックス)は講演会で漫画家として紹介されます。彼は車椅子生活と漫画家になった経緯、そして人生を回想します。
若い頃のジョン・キャラハン、朝起きてシャワーを浴び、タバコを吸いながら酒を買いに行きます。ビーチで水着の女性に声を掛けるなど、女性にも積極的です。彼は友人のデクスター(ジャック・ブラック)と会い、バーに酒を飲みに行きます。多くの女性や友人と会い酒を飲むジョンとデクスターは、交通事故にあいます。デクスターは無事でしたがジョンは病院に運ばれます。
ドントウォーリーのネタバレあらすじ:承・酒と決別できない車椅子のジョン
意識不明のまま病院に運ばれるジョンは、なんとか命は取り留めます。しかし、手以外の全身が麻痺することになります。アヌー(ルニー・マラー)という女性が訪れ、看病しますが、ジョンは麻痺は避けたいと言います。リハビリで車椅子の練習をするジョンは、再びセックスができるかを気にします。家に帰るジョンですが、手足の不自由のため、自由に酒が飲めず怒りを感じ、介護をするティムに当たり散らします。
ジョンはティムに連れられて、アラノクラブというアル中の人たちが酒をやめるための禁酒会を訪れます。そこでドニー(ジョナ・ヒル)というリーダーに会います。ジョンはドニーを信頼し、彼の会合に参加することにします。ジョンと会合の参加者達は酒の体験を話し、友情を深めます。しかし、ジョンは酒をやめることはできず、周囲の人たちに当たり散らします。
ドントウォーリーのネタバレあらすじ:転・禁酒宣言と漫画家への道
別れて音信不通の母の絵をみるジョンは、寂しさと同時に何かを感じます。ジョンは酒をやめる決意をし、漫画の練習を開始します。彼が目指したのは、ユーモアのある単純な一コマ漫画、街角で漫画を描きます。ドニーの会合にも参加、ドニーは酒をやめ、本を読むことをジョンに勧めます。ジョンは地元の新聞社に売り込みのため漫画を見せますが、良い評価を受けます。彼はアヌーを食事に誘い、漫画を見せてセックスまでします。
地元の新聞が彼の漫画を気に入って掲載し、ジョンは街中に新聞を配ります。しかし、その行き過ぎたユーモアには批判も受けます。他の新聞にも掲載を頼みますが拒否されます。ジョンはドニーと人生について話します。ジョンは車椅子になるきっかけとなった酒飲み友達のデクスターへの怒りを述べます。ドニーは「デクスターだけが悪いのか?自分に責任はないのか?」問いかけます。また、ジョンは自分を捨てた母のことを思い出して泣きます。ドニーはジョンに過去の反省、贖罪、過去に迷惑をかけた人たちを許すことを求めます。
ドントウォーリーの結末:ジョンの成功、人間的成長と周囲への感謝
ジョンは過去に迷惑をかけた人たちへの謝罪と許しをはじめます。酒飲み友達だったデクスターに会うジョン、デクスターは泣き出してしまいます。母の絵を見て、彼は許すと言います。ドニーとの対話、ドニーはジョンに「自身を許せ」と言います。ジョンには他の新聞からの掲載依頼がきます。ドニーはジョンに会い、自らの過去の辛い体験を話し、他人を助けたい気持ちを泣きながらジョンに話し、二人は別れます。
映画は冒頭のジョンが大勢の観客の前で講演する姿を映します。観客にはデクスター、アヌー、ダニーの禁酒の会合の仲間たちがいました。彼は自分の幸せさと、周囲への感謝を述べ、自分の成功も皆さんのおかげだと話すのでした。
以上、映画「ドント・ウォーリー」のあらすじと結末でした。
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