白銀のレーサーの紹介:1969年アメリカ映画。アルペンスキーの滑降のチャンピオンになる野心を抱くアメリカ人青年と、反発し合いながら彼を支えるアメリカ代表チーム。手持ちカメラも用いて撮影された競技シーンに迫力がある。
監督:マイケル・リッチー 出演者:ロバート・レッドフォード(デイブ・チャプレット)、ジーン・ハックマン(クレア)、カミラ・スパーヴ(キャロル)、ジム・マクマラン(クリーチ)、カール・ミヒャエル・フォーグラー(マシェー)
映画「白銀のレーサー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「白銀のレーサー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「白銀のレーサー」解説
この解説記事には映画「白銀のレーサー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
白銀のレーサーのネタバレあらすじ:初めてのヨーロッパ
ヨーロッパを転戦するアメリカの男子アルペンスキー・チームの選手の一人が滑降競技中に転倒し負傷、手術を受ける。二人の選手、D・K・ブライアンとデイブ・チャプレットとが新たにチームに呼ばれる。だが、チャプレットは初めてヨーロッパで参加するはずの滑降の試合で、コースのコンディションが悪くなる88番という遅い滑走順が不満で棄権してしまう。しかし、それよりやや早い79番の滑走順で臨んだ試合で4位につける好成績を挙げた。初めて臨んだ世界選手権の滑降では中間のタイムでトップに立ったが、転倒してしまう。15番以内の滑走順だったら優勝していたと不平を言うチャプレットだが、コーチのクレアは、体力がないから負けたのだと言う。それに対してチャプレットは夏場に体を鍛えることを誓った。
白銀のレーサーのネタバレあらすじ:帰郷
夏、チャプレットたちはアメリカ国内で基礎トレーニングに励んだ。一方、コーチのクレアには、ヨーロッパの強豪選手と伍して戦えるチームを作るための資金を募るという仕事もあった。チャプレットは帰郷して恋人や父親と再会する。コロラド州、アイダホスプリングスは田舎町で、彼の父が一人住む家はさらに人里離れた場所にあった。父親には、金もうけにならないスキー競技に情熱を傾ける息子を理解することは難しかった。
白銀のレーサーのネタバレあらすじ:新しいスター
新しいスキーシーズンが始まった。滑降で好成績を挙げるチャプレットはスターの仲間入りを果たし記者に追いかけられるようになるが、生意気な態度はチームメイトの不興を買ってもいた。スキーメーカーの社長のマーシェはチャプレットに自社の作るスキーを使ってほしいと願っている。チャプレットはマーシェの元で働くキャロルに夢中になる。チャプレットはキャロルといっしょにスキーを滑って楽しみ、二人はベッドを共にするようになる。
白銀のレーサーのネタバレあらすじ:オリンピックへ向けて
1年が過ぎ、オリンピックが開催されるシーズンが始まる。3度目のヨーロッパでチャプレットはキャロルとの再会を楽しみにしていたが、彼女は会いに来ない。チューリヒにあるマシェーのオフィスへ行くと、彼女はクリスマスを家族と過ごしているという。チャプレットは偶然キャロルと再会するが、彼女の言い分も聞かず関係を断つ。 オリンピックが二週間後に迫った。オリンピック前の最後の試合を翌日に控えた日、チャプレットは練習後にチーム内のライバルであるクリーチを誘ってコーチの許可なくレースをする。クレアはチャプレットの向こう見ずを咎める。速いだけでは優勝はできないとデーヴを諭す。翌日、ラウバホーンでの試合でクリーチが負傷し、チャプレットはチームの金メダルへの期待を一人で担うことになる。ベッドの横で励ますつもりで「来年がある」と言うチャプレットにクリーチは「(次のオリンピックまで)4年ある」と答える。
白銀のレーサーの結末:金メダルを目指して
冬季オリンピックが開幕した。アルペン競技の花である滑降のレースが始まる。優勝候補最右翼のマイヤーが出したタイムを目標に15番スタートのチャプレットが滑り出す。中間タイムでは一位。そしてマイヤーの記録を破ってゴールする。もう有力選手は滑らない。誰もがチャプレットの優勝を確信してクレアとチャプレットを祝福したものの、16番スタートのドイツの若手選手が好タイムで滑り続けゴール付近に緊張が走る。だが、彼は世界選手権の時のチャプレットのように転倒し、チャプレットの金メダルが確定する。
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