ダウントン・アビー/新たなる時代への紹介:2022年イギリス, アメリカ映画。20世紀前半のイギリスの地方貴族を描いたドラマ『ダウントン・アビー』は世界的な人気を博しました。2019年に映画化され、今回はその続編です。『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』は、人気ドラマの映画作品、グランサム伯爵家の遺産相続と映画撮影という2つのストーリーが展開されます。
監督:サイモン・カーティス 出演:ヒュー・ボネヴィル(ロバート・クローリー/グランサム伯爵)、エリザベス・マクガヴァン(コーラ・クローリー/グランサム伯爵夫人)、マギー・スミス(バイオレット・クローリー)、アレン・リーチ(トム・ブランソン)、タペンス・ミドルトン(ルーシー・ブランソン)、メアリー・タルボット(ミッシェル・ドッカリー)、イメルダ・スタウントン(モード・バグショー)、フィフィ・ハート(シビー・ブランソン)、ローラ・カーマイケル(イーディス・ペラム)、ほか
映画「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」解説
この解説記事には映画「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ダウントン・アビー/新たなる時代へのネタバレあらすじ:起・相続問題と映画撮影
1928年、グランサム伯爵家のトム(アレン・リーチ)は、モード・バグショー(イメルダ・スタウントン)の娘のルーシー(タペンス・ミドルトン)と結婚します。結婚式には当主のロバート・グランサム伯爵(ヒュー・ボネヴィル)らが参列し、二人の門出を祝います。
バイオレット・クローリー(マギー・スミス 先代グランサム伯爵夫人、ロバートの母)は、南フランスの邸宅を 最近亡くなったモンミレール侯爵から譲り受けていたことを、ロバート、彼の妻のコーラ、娘のメアリー(ミッシェル・ドッカリー)に伝えます。3人は驚きます。
バイオレットは最初は冗談だと思い気にせず伝えなかったが、最近、本当だとわかり3人に報告していると言います。バイオレットは、トムの前妻との娘のシビー・ブランソン(フィフィ・ハート)に譲りたいと言います。伯爵家では、この件について会議が開かれます。
映画会社から伯爵の家で映画の撮影をしたいという連絡があります。ロバートは断ります。しかし、メアリーは、話だけは聞きたいと言います。
映画の監督バーバー(ヒュー・ダンシー)はメアリーとイーディス(ローラ・カーマイケル)に会い、無声映画でギャンブラーという映画、一ヶ月くらいの撮影期間といいます。報酬は交渉といいます。
家族会議が映画について開かれます。ロバートは相変わらず反対しますが、メアリーは、報酬が良ければ屋根裏の雨漏りの修理に使えるといいます。メアリーはロバートを屋根裏に連れて説得します。
ディジー(ソフィー・マクシェラ)ら伯爵家の使用人は映画スターに会えると撮影に賛成します。元執事のカーソン(ジム・カーター)は、映画の撮影は伯爵家の品位を汚すと、反対します。
フランスの遺産に関して、モンミレール侯爵の未亡人(ナタリー・バイ)は亡き夫の遺言に反して、別荘を譲らないと言い始めます。モンミレール侯爵の息子(ジョナサン・ザッカイ)はグランサム伯爵一家をフランスに招待して、話し合おうと言います。
ロバートは、招待を受け入れることにします。ロバートとフランスに向かうのは、コーラ、トムとルーシー、イーディス夫妻、モード、そしてカーソン元執事夫妻です。
映画撮影に関しては、メアリーはロバート、コーラを説得し、家で行われることになります。メアリーは家に残り、撮影に協力することにします。映画の撮影が始まり、ディジーら使用人は興奮します。ディジーはお茶を主演女優のダルグリーシュ(ローラ・ハドック)に運びますが、無視されてしまいます。
ダウントン・アビー/新たなる時代へのネタバレあらすじ:承・問題山積みの映画と相続
ロバートらは船から車に乗り換え、南フランスに向かいます。彼らは、モンミライユ侯爵とその母で先代のモンミライユ侯爵夫人に会います。しかし、母は明らかに敵対的で、亡夫の遺言の別荘譲与遺言に反対しています。モンミライユ侯爵は、弁護士とロバートと話し合い、解決しようと言います。
ダルグリーシュは相変わらず、勝手に振る舞い、メアリーと使用人を手こずらせます。しかし、メアリーは監督のバーバーとは気が合い、町をドライブし、映画を見ます。
グランサム夫妻とモンミライユ侯爵は町を散策し、別荘問題を話し合います。映画の方は映画俳優のガイ・デクスター(ドミニク・ウェスト)は、なぜか使用人のトーマス・バロー(ロバート・ジェームス=コリアー)の経歴に興味を持ちます。
バーバー監督は無声映画はもう人気がないため映画の撮影中止を発表します。メアリーは、音声映画にすることを提案します。バーバーは提案を受け入れ、ロンドンから音声のクルーを呼ぶことにします。
フランスでは、グランサム伯爵一家とモンミライユ侯爵一家と弁護士を交えての話し合いが行われます。弁護士は先代モンミライユ侯爵の遺言を有効とみとめ、別荘をグランサム伯爵家のシビーに贈与することを認めます。
モンミライユ侯爵の未亡人は「脅しだ、諦めろ」と出ていきます。彼女はロバートに、「あなたの誕生日は、モンミライユ侯爵が生まれた9ヶ月後」といいます。これは、ロバートの母バイオレットがフランス滞在中に先代侯爵との間にできた子供であることを暗示しています。
執事のカーソンはは、バイオレットの小さな肖像画を見つけます。人々はバイオレットとモンミライユ侯爵の父は恋愛関係にあったのでは?と疑います。
ダウントン・アビー/新たなる時代へのネタバレあらすじ:転・ロバートの出生の謎
映画の撮影は、ロンドンから音声専門家を呼び、音声映画への吹き替えが始まります。デクスターは吹き替えを無難にこなしますが、ダルグリーシュはうまくできません。メアリーが、ダルグリーシュの代わりに吹き替えをすることになり、彼女は無難にこなします。映画関係者はメアリーに拍手しますが、ダルグリーシュは怒りを表します。
フランスでは、グランサム伯爵一家とモンミライユ侯爵一家のパーティーが行われています。ロバートは、出生の秘密に悩み喜べません。さらに、コーラががんの疑いがある病気であることを告白し、夫婦喧嘩が始まります。ロバートは、モンミライユ侯爵にイギリスに帰ることを告げます。
映画の撮影が続きますが、ダルグリーシュは相変わらず、セリフがうまく言えません。しかし、メアリーが彼女の吹き替え継続します。ダルグリーシュは怒って、部屋に閉じこもってしまいます、使用人のディジーが、彼女の部屋を訪れ励まします。
撮影中に、ロバートと一家が帰ってきます。トムとルーシーがバイオレットを訪れ、小さな肖像画について聞きますが、バイオレットはよく覚えていない様子です。
デクスターはトーマスに「ハリウッドに来て、自分の家の執事として働かないかと?」聞きます。トーマスは興味を持ちます。ロバートは、コーラの主治医を訪ねて、彼女の病気について聞きます。医師は最終診断の結果はもう少し時間がかかると言います。
バーバーは映画の最終シーンで人を雇おうにも資金不足で、ダウントンの使用人を使うことを考えメアリーに相談します。メアリーは、使用人に聞いてみると言います。バーバーはメアリーへの愛を告白しますが、メアリーは拒絶します。使用人は映画に出られることに興奮します。
ダウントン・アビー/新たなる時代への結末:新たな時代
グランサム伯爵一家は、ロバートの出生に関して、家族会議を開きます。イザベルが、バイオレットに真相を聞くことにします。バイオレットは、モンミライユ侯爵は魅力的であったが、愛はなかったと告白し、ロバートは実の息子と言います。イザベルは、ロバートに真相を伝え、彼は喜びます。
映画の撮影は続ます、元使用人のモーズリーは脚本を修正し、うまくいきます。バーバーは脚本家としての仕事をモーズリーオファーします。高額な報酬に喜ぶモーズリーは、恋人のフィリスにプロポーズします。最後のパーティーシーンの撮影が始まり、使用人は豪華な衣装で撮影に参加し、映画は無事に完成します。
トーマスはデクスターと話し、彼の執事になることを決めます。トーマスはメアリーに辞表を出し、彼女は受け入れます。ダルグリーシュはグランサム伯爵家とのお別れパーティでアメリカ英語を話し、ハリウッドで活躍することを発表します。
ロバートは出生の秘密を知り安心します。トムとルーシーはシビーに別荘が譲与されることに喜びます。コーラの主治医は彼女の病気はがんでなく、治療可能と話し、ロバートは安心します。
バイオレットの健康状態は悪化し、伯爵家の人々は彼女の部屋に集まります。バイオレットは皆に見守られ、息を引き取ります。使用人は泣きます。メアリーはカーソンと会いトーマスがアメリカに行くので、新人教育のため家に戻ってきてほしいといいます。彼は同意します。トムとルーシーの間には子供が生まれ、皆は祝福します。
使用人はバイオレットの葬儀を準備し、葬儀が行われます。葬儀には多くの人が参列します。バイオレットがいなくなり、メアリーは悲しみの表情です。グランサム伯爵家に新しい時代が訪れます。
以上、映画「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」のあらすじと結末でした。
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