早春の紹介:1956年日本映画。巨匠小津安二郎が前作『東京物語』から3年後に監督した映画で、2時間25分に及ぶ長尺作品。若い夫婦間の不和を取り上げており、小津監督の題材としては珍しい。全体として暗い雰囲気だが、杉村春子だけがコメディリリーフとして達者な演技を見せている。
監督:小津安二郎 出演:池部良(杉山正二)、淡島千景(杉山昌子)、岸恵子(金子千代)、浦辺粂子(昌子の母)、高橋貞二(青木)、杉村春子(田村たま子)、ほか