永遠に君を愛すの紹介:2009年日本映画。結婚式を控えたカップル永子と誠一。しかし、永子には結婚式当日になっても婚姻届けに判を押せない“秘密”があった・・。「寝ても覚めても」「ハッピーアワー」の濱口竜介監督の初期作品。
監督:濱口竜介 出演:河井青葉(永子)、杉山彦々(誠一)、岡部尚(鳴沢寿志)、菅野莉央(エリナ)、天光眞弓(誠一の母:藤子)、小田豊(永子:父)、山本百合(永子:母)、広瀬斗史輝(永子:弟)、戯武尊(牧師)、ほか
映画「永遠に君を愛す」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「永遠に君を愛す」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「永遠に君を愛す」解説
この解説記事には映画「永遠に君を愛す」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
永遠に君を愛すのネタバレあらすじ:起
今日、結婚式をあげるカップルの永子と誠一。前日友達と飲み、酔っぱらって寝ている誠一に、早めに式場に出かけると言い残し部屋をでます。食卓机の上には、婚姻届けがありますが永子の判子だけ押されていません。そのまま電車に乗る永子でしたが、その表情はどこか浮かないものでした。式場に着いた永子はテーブルで誠一に宛てて手紙を書きます。それは、誠一とは違う男性と関係をもったという告白でした。相手は昔の恋人で誠一とひどい喧嘩をした時にそういう関係になり、秘密はいつかばれるのものだからと永子は綴ります。
その頃、永子の元恋人の寿志は美術教室でヌードモデルをしていました。その美術教室の生徒エリナから好意を寄せられた寿志は、永子と自分の関係をエリナに話し、彼女と二人で永子の結婚式場に向かうこととなります。
永遠に君を愛すのネタバレあらすじ:承
誠一は母親からの電話で起き、急いで式場に向かいます。ウェディングドレスを着た永子を見て「美しいな、びっくりした」とこぼし、永子の父親と永子を大事にすることを約束します。式場に着いた寿志は永子に会い「なんで今日の今日になって迷うの?三ヶ月前に決意したんじゃないの?お前が好きだよ、でも、経済的に支えてやれないから結婚はできない」と彼女に誠一と結婚するように勧め、永子にキスをしようとしますが、二人の間にエリナが割り込みます。エリナがいることで冷静になった永子は二人に、妊娠しており寿志の子かもしれないし誠一の子かもしれない、と告げます。
永遠に君を愛すのネタバレあらすじ:転
永子と誠一は式のリハーサルを行います。そこで、結婚式を前にしてお互いに告白することはないですか?と神父に言われ、誠一が「永子が浮気していることを知っている」と告白します。永子は誠一が知っていたということを知り、自分一人で空回っていた気持ちになります。誠一は、それでも好き同士だから幸せな家庭が築けると永子を説得しますが、どうして今言ったの?私が傷つくと思わなかった?と永子は呆れたように答え、結婚式はやめたほうがいいかもしれません、と神父に告げるのでした。
永遠に君を愛すの結末
両家族の前で永子が浮気をしていたと話すと、永子の父親は謝罪し弟は「淫乱」と吐き捨てます。そんな中でも誠一は精一杯に永子をかばい、二人きりで話をしたいと別室に移ります。
誠一が永子に「君と結婚したい。もう傷つかないし傷つけない。どうか信じておれと結婚してくれ」と言うと、永子がドアを開き家族に向かって「私、誠一と結婚します。結婚届をだします」と宣言し、抱きしめる誠一の耳元で「ごめんね、これからもきっとごめん」と呟くのでした。
そして、結婚式の本番がはじまります。永子と誠一は神父の前で愛を誓い合い、拍手の中を腕を組んで歩きます。最後は白いドレスに包まれた永子のお腹のアップの後に、ラッパを吹く天使の彫刻が映し出されるのでした。
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