映画「燃えよデブゴン／TOKYO MISSION」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
燃えよデブゴン／TOKYO MISSIONの紹介：2020年香港映画。サモハン・キンポーの往年の名シリーズ「燃えよデブゴン」をドニー・イェン主演、舞台を東京に移してリブートした作品。全てが上手くいかなくて自暴自棄になり激太りしてしまった熱血警官が名誉挽回すべく大奮闘する話です。
監督：谷垣健治 出演：ドニー・イェン（チュウ・フクロン）、テレサ・モウ（フォンワー）、ニキ・チョウ（ソン・ホーイ）、ウォン・ジン（シウサー）、竹中直人（遠藤警部）、丞威（島倉）、渡辺哲（東野太郎）、葉山豪（山本勇二）、バービー（築地の人魚）、ジェシカ・ジャン（マギー）、ルイス・チョン（ファン警視）、ほか
この解説記事には映画「燃えよデブゴン／TOKYO MISSION」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋人のソン(ニキ・チョウ)との結婚式の打ち合わせに向かっていた刑事のチュウ(ドニー・イェン)は、その道中で銀行強盗に出くわしてしまいます。見過ごすことの出来なかったチュウは犯人を追って逮捕しますが、運転していた車が暴走し、警察署に突っ込んで膨大な被害を負わせてしまいます。
それが原因で閑職され、結婚式の打ち合わせをすっぽかしてしまったことで、ソンからは婚約を破棄されてしまいます。そのショックからチュウの体重は66㎏から120㎏に激増してしまったのです。
そんなある日、チュウは香港警察の上司から名誉挽回のある依頼を受けます。それは、日本で起きた轢き逃げ事件の容疑者で、銀行強盗事件の爆破被害で負傷していた山本(葉山豪)を、日本に護送するといったものでした。成功したら現場復帰だとちらつかされたチュウは、やる気満々です。
護送する飛行機内でソンと彼女のクライアントである島倉に出くわしますが、無事に山本を警視庁の遠藤警部(竹中直人)に引き渡す事が出来ました。しかし山本は、日本での護送中に謎の集団に襲われ、どさくさ紛れに逃げてしまいます。
その後チュウは、遠藤から逃げた山本が遺体となって発見されたことを知り驚きます。山本は麻薬を大量に摂取して自殺したとの報告を、チュウはにわかに信じられませんでした。
チュウは日本で世話になっている友人のシウサーと協力して、山本の自宅に乗り込みます。そこで築地市場で撮られたとされる映像を発見しました。そこにはソンのクライアントであるはずの島倉が、マグロの体内に麻薬を詰め込んでいるのが映っていたのです。
チュウは島倉が証拠隠滅のために山本を殺したと断定し、シウサーと共に築地市場に向かいます。築地市場では島倉が開催するイベントが行われていて、ソンもゲストとして参加していました。
チュウたちもやってきてマグロの中にある麻薬を発見すると、格闘に発展してしまいます。しかし、日本の警察は何故か島倉を見逃してしまうのです。その後チュウは「余計なことをするな」と遠藤に叱られてしまいます。
チュウの中でソンとやり直したいという気持ちが生まれてきたので、ソンを食事に誘うことにしました。その最中で地震が起きてしまいます。ソンを守るためなら警官を辞めてもいいと話すチュウでしたが、ソンを守りながらも他の怪我をした人に声をかける優しい姿を目の当たりにしたソンは、考えを改め「警官のあなたを必要としている人はたくさんいる」とチュウの背中を押すのでした。
数日後、ソンは帰国の報告に向かう途中で、島倉が一向に認めてくれない組長である東野(渡辺哲)を殺害している所を目撃してしまい、島倉に捕らえられてしまいます。
そして隠し撮りが納められた山本のスマホをシウサーが持っていることを知り、シウサーのいる歌舞伎町に刺客を送ります。応戦するシウサー、すぐに絶対絶命になりますが、チュウが駆けつけ事なきを得ました。
遠藤ら警察も駆けつけていましたが、やはり刺客たちを見過ごしてしまいます。おさまりのつかないチュウが遠藤を責め立てると、遠藤は島倉らヤクザと癒着があることを認めました。「いずれ報いを受ける」とチュウは告げて去っていきます。
その後、その言葉の通り、遠藤は車に轢かれて死んでしまいました。
これで事件は解決ではありませんでした。島倉からソンを捕らえたことを知らせる連絡が入ったのです。山本のスマホを持ってこないとソンの命はないと話す島倉。ソンを救うため、島倉の待つ東京タワーにチュウは向かいます。
そしてチュウと島倉の戦いは激しさを増していき、ついには東京タワーの外へと展開していきます。壮絶な戦いの末、チュウはついに島倉を倒しました。
香港に戻り、チュウはソンと復縁しゴールイン。幸せいっぱいの二人でしたが、チュウの体型はぽっちゃりのままでした。
以上、映画「燃えよデブゴン／TOKYO MISSION」のあらすじと結末でした。
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