エターナル・サンシャインの紹介:2004年アメリカ映画。失恋した彼らが記憶を除去しようとし、その中でお互いの良さが再びわかってくる物語で、アカデミー賞の脚本賞を受賞しています。
監督:ミシェル・ゴンドリー 出演:ケイト・ウィンスレット、ジム・キャリー、イライジャ・ウッド、キルスティン・ダンストほか
映画「エターナル・サンシャイン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エターナル・サンシャイン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エターナル・サンシャインの予告編 動画
映画「エターナル・サンシャイン」解説
この解説記事には映画「エターナル・サンシャイン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エターナル・サンシャインのネタバレあらすじ:バレンタインの日
もうすぐバレンタインが来るという日、ジョエルはクレメンタインと話し込み、彼女をアパートまで送ると、そこに若い男性が現れます。
エターナル・サンシャインのネタバレあらすじ:記憶を消した彼女
遡り2年前、ジョエルはクレメンタインのいる書店へと赴き、彼女の前にいきますが、彼女はあまりよい態度をしてくれませんでした。そんな彼女は、ジョエルに内緒で彼との記憶を消す手術をしたとの事実を突きつけられます。
エターナル・サンシャインのネタバレあらすじ:記憶を消す手術
大きなショックを受けてしまうジョエル、彼もクレメンタインとの記憶を消すことを決意し、記憶を除去する病院へといきます。ベッドに横たわり、手術が始まります。
エターナル・サンシャインのネタバレあらすじ:幸せな日々が蘇る
徐々に記憶が消えていきますが、その過程で幸せな日々が彼の目の前に展開してきます。その記憶だけは消したくないので、彼は大声で叫びますが、医者には聞こえませんでした。
エターナル・サンシャインのネタバレあらすじ:モントールで会いましょう
そして除去が進み、最後のクレメンタインとの記憶がモントールで会いましょうと彼女が彼と会話をしている場面でした。
エターナル・サンシャインのネタバレあらすじ:クレメンタインと会う
ジョエルは目覚めると、すぐにモントールへと向かいました。そしてクレメンタインと会うと、すぐに恋に落ちてしまいました。彼らは氷の上で何時間も語りあいました。そしてジョエルがクレメンタインをアパートまで送ります。帰り際、ジョエルは知らない男に声をかけられます。実はジョエルが記憶を消される前の担当する医師だったのです。
エターナル・サンシャインの結末:テープ
クレメンタインはジョエルの車まで戻ると、そこにはテープがあり、二人で聞いてみます。手術前のクレメンタインがジョエルに対する気持ちを言葉に表したものが聞こえてきます。ジョエルにも同じようなテープが送られてきます。二人はお互いの欠点を知った上で、さらなる愛を深めようと決意しました。
「エターナル・サンシャイン」感想・レビュー
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※ネタバレ含みます※ DVDジャケットを見て、これもよくあるラブストーリーなんだろうと思ったのですが、いざ観てみると想像の遥か上を行っていました!ジョエルが彼女との思い出を少しずつ失う内に記憶を消したくない!と強く願うようになったジョエルに、脳内のクレメンタインが言った「私が存在しない記憶へ連れて行ってよ、隠れるのよ」というアドバイスに、なんという発想なんだ!と脱帽していまいました。彼らが脳内を逃げ回る演出もとても独特で、素晴らしかったです。
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ミシェル・ゴンドリーの作品は多分それが持ち味な所もあると思うのですが、ローテクの手作り感の演出が、気になってストーリーに集中出来ない時もありました。この映画もに、その手法は取られているのですが、全然気にならず、なぜか泣けてきてしまう、何度も見ている映画です。
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この映画の存在自体は公開当時から知ってはいたのですが、鑑賞するまでに至らず。この度外人の友達の勧めで鑑賞。
語りつくされているかもしれませんが、とにもかくにも脚本が上手い。
ここまで見事な構成で、なおかつ、恋愛ものとしても十分見れるという、なかなかない異色の組み合わせで、新鮮でした。
なおかつ、時系列のせいもあり、伏線を回収したくなり、何回か観てしまう、そしてそのうちに、1回目では何気なく見過ごしていた、ジョエルやクレメンタインのセリフに、心打たれてしまう。
製作者によって意図的にそのように作られている。ラストもこれから、本当に上手くいくかどうかも分からないままなんですが、それでも爽やかに終われている、着地の仕方もグッド。
良い作品でした。
最後まで観ると冒頭部分であれっ?と疑問を感じた事が説明される仕組みになっており、この様な作りの作品は大変好みです。また記憶除去手術をすると、周囲の人々にも手紙が来るのが面白いです。しかし記憶除去手術が、こんないい加減なやり方で行われるとは!このカップルは相当に絆が深いのか再度出会い、事情を受け入れた上再スタートするのが素晴らしい。こんな映画あまり観た事がないです。