レイプ・ザ・ビーストの紹介:2015年カナダ,フランス映画。レイプ被害に遭った2人の女性が、加害者達を1人ずつ惨殺していくリベンジスリラー。ケイティとスローンは、アルバイトのために田舎町の農場へ向かっていた。ところが途中で出会った若い男性2人組に誘拐されてしまう。彼らは女性を誘拐・監禁し、強制売春をさせている犯罪グループの一員だった。地獄の中、隙を突いて逃げ出したケイティとスローンは、復讐の凶器を手に加害者達を血祭りに上げていく。
監督:テリー・マイルズ 出演者:カーステン・プラウト(スローン)、ティエラ・スコビー(ケイティ)、マイケル・カール・リチャーズ(ジェイソン)、ギャレット・ブラック(ジェド)、ジェームソン・パーカー(ルーカス)ほか
映画「レイプ・ザ・ビースト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レイプ・ザ・ビースト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レイプ・ザ・ビーストの予告編 動画
映画「レイプ・ザ・ビースト」解説
この解説記事には映画「レイプ・ザ・ビースト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レイプ・ザ・ビーストのネタバレあらすじ:生贄の羊
舞台は現代アメリカ。ハイティーンのケイティは、親友スローンと一緒にニューヨークへ行く計画を立てていました。そのために、テンデールという田舎町のオーガニック農場でアルバイトをするつもりです。出発の朝、2人はケイティの叔父ジェイソンに途中のバス停まで車で送って貰いました。休暇中のFBI捜査官であるジェイソンは、2人が犯罪に巻き込まれないようにと、逐一連絡を寄越すよう念押しします。そしてメールの場合は文末に合言葉を添えるよう指示しました。1通目は「a」から始まる「アップル」。次は「b」を頭文字に持つ単語にするよう指示して、ジェイソンは帰宅しました。バスを待つケイティとスローンは2人の青年に出会います。彼らは兄弟で、兄はジェド、弟はルーカスといいました。農場まで送ろうと提案され、ケイティ達は彼らの車に乗り込んでしまいます。向かった先は農場ではなく、兄弟が一家で経営しているレストランでした。兄弟の母アビーが現れ、少し休憩してから農場へ向かうことになります。ケイティはジェイソンに「楽しんでる アップル」とメールを送りました。しかし食べ物に薬を盛られた2人は意識を失い、目が覚めると町外れの森で監禁されていたのです。
レイプ・ザ・ビーストのネタバレあらすじ:犯罪グループの目的
森にはコンテナが2つありました。ケイティは赤、スローンは青のコンテナと鎖で繋がれています。パニックを起こして助けを求める2人の前に、ジェドと一緒にボリスという男が現れました。彼らは若い女性を誘拐してはコンテナに監禁し、町の男達に代わる代わる抱かせることで金を得ている犯罪グループだったのです。どうやらボリスはグループの仕切り役のようでした。ボリスは奪ったケイティの携帯電話を見て、「アップル」は合言葉かと尋ねます。スローンが同意したことで、ボリスはジェイソンに「とても楽しんでるわ アップル」とメールを送りました。
レイプ・ザ・ビーストのネタバレあらすじ:絶望
そして見ず知らずの男達にレイプされ続ける地獄が始まりました。保安官のアンドリュースまでもが犯罪グループの一員で、ケイティ達に救いの手は差し伸べられません。次々に現れる男達からレイプされ、暴力を振るわれるケイティとスローン。豚のマスクを被った気味の悪い男にまで犯され、励まし合っていた彼女達の精神も限界を迎えていました。その頃、ジェイソンは指示とは違う合言葉に違和感を覚え、農場へ連絡します。そして2人が行方不明であることを知り、急いで探し始めました。町の保安官事務所を訪ねますが、アンドリュースが取り仕切っているためまともな捜索などしてくれません。しかしFBI捜査官が動き出したことに危機感を覚えたボリスは、ケイティとスローンを殺害することにしました。彼らはこれまでも、誘拐した女性を殺害しては次の獲物を見繕っていたようです。彼らの計画を盗み聞きしたケイティは、殺害される前に逃げなくてはと決意を固めました。
レイプ・ザ・ビーストのネタバレあらすじ:逆襲
ケイティはまず見張りの男に色仕掛けで迫り、油断させて首に噛み付き肉を抉り取って殺害しました。それを見たスローンも立ち上がり、2人は鎖を外して隠れます。やって来たアンドリュースのパトカーを奪ったケイティとスローンは、この忌々しい町から出ていこうとしました。しかし途中で若い2人組の女性がヒッチハイクをしているのを目撃。このままボリス達を野放しにしておけば、次の被害者が出ることは必定です。そこでケイティとスローンは行き先を変え、ホームセンターで復讐のための道具を次々買い求めました。2人が最初の復讐に選んだ相手はボリスです。彼女達はボリスに、夥しい数の釘をつけた凶器を投げつけ、最終的に股間を串刺しにして殺害しました。ボリスの車を奪い、次に向かったのは町の教会です。信者を見送る神父の腕に、マスクの男と同じ十字架のタトゥーを見つけたケイティ達は、彼を殴って昏倒させました。そして車に鎖で繋いで引きずり回し、最後には焼き殺します。
レイプ・ザ・ビーストの結末:復讐の羊
次のターゲットはアンドリュースです。彼は誘拐事件の真相にたどり着いたジェイソンをアジトに拘束していました。更に別室に移り、誘拐してきたばかりの女性達を品定めしています。そこに現れたケイティとスローンは、アンドリュースを昏倒させて椅子に縛り付け、捕まった女性達の前で拳銃によるロシアンルーレットを始めました。言葉で散々いたぶった後アンドリュースを射殺した2人は、誘拐されてきた女性達にジェイソンを救出するよう指示し、最後の復讐へ向かいます。アビー達に薬を盛って地下室に監禁したケイティとスローンは、アビーの目の前で彼女の2人の息子を立て続けに殺害。更にルーカスを犯人に仕立て上げる計画まで立てていました。命乞いをするアビーを芝刈り機で惨殺し、ケイティとスローンの復讐は終わります。家に戻った2人は、しばらくして念願のニューヨークへ遊びに行くことにしました。意気揚々と出発する2人に、ケイティの母親は心配そうです。来訪していたジェイソンは、「あの2人なら大丈夫」と呟きました。楽しげに歩くケイティ達は、1人の男の隣を通り過ぎます。彼はオーガニック農場の看板を持っており、そこへ若い2人の女性が現れました。終わらない犯罪を暗示しつつ、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画レイプ・ザ・ビーストのあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する