フェイス/オフの紹介:1997年アメリカ映画。キャッチフレーズは「生き残るのは、ただ一人…。世界中の鼓動を止めた《2つの顔》のドラマ。」で、FBI捜査官と憎むべき凶悪犯とが、互いの顔を入れ替え、死闘を繰り広げる様を描いたバイオレンス・アクション映画です。主演はジョン・トラヴォルタとニコラス・ケイジので、二人の熱演が光る作品です。ジョンウー監督が二大ハリウッド俳優を招いて制作したアクション大作で、アメリカでは大ヒットを記録など多くの成功をおさめた作品となります。
監督:ジョン・ウー 出演:ジョン・トラヴォルタ(ショーン・アーチャー)、ニコラス・ケイジ(キャスター・トロイ)、ジョーン・アレン(イヴ・アーチャー)、アレッサンドロ・ニヴォラ(ポラックス・トロイ)ほか
映画「フェイス/オフ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フェイス/オフ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フェイス/オフ」解説
この解説記事には映画「フェイス/オフ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
詳細あらすじ解説
フェイスオフのネタバレあらすじ:1.プロローグ:忌まわしき因縁
それは6年前のある日、遊園地でFBIの敏腕捜査官ショーン・アーチャーは、息子・マイケルと共にメリーゴランドで楽しい一時を過ごしていました。その姿を遠くからライフルで狙う一人の男がいました。その男の名はキャスター・トロイ、凶悪なテロリストです。キャスターは自分を執拗に追い続けるショーンに狙いをさだめ、引き金を引きました。その銃弾は、ショーンの右肩を貫通し、息子・マイケルをも撃ち抜きました。痛みに耐えながら倒れたショーンは、マイケルの元にすり寄りますが、既にマイケルは死んでいました。ショーンは泣き叫びました。
フェイスオフのネタバレあらすじ:2.遂にキャスター逮捕
6年後の現在、ショーンは息子・マイケルを殺したキャスターを憎み、逮捕に向けて執拗に追い続けていました。その執念は尋常ではありませんでした。しばしば、そのショーンの捜査方法は、上司で恩師でもあるヴィクター・ラザロから苦言を受けるほどでした。また、ショーンはキャスター逮捕のため、家に帰らないこともしばしばあり、妻のイヴ・アーチャーと娘のジェイミー・アーチャーとゆっくりと過ごすことはありませんでした。ジェイミーはマイケルを失った悲しみからグレ始めていました。しかし、ショーンはそんな二人を心から愛していました。直接的愛情表現に不器用なショーン、そんな彼は愛する人の顔を、手の指でさっと撫で下ろすことで、自分の愛情を伝えていました。そんなある日、キャスターは「シンクレア」という時限式細菌爆弾を、あるビルに仕掛けタイマーをセットしました。この高性能爆弾を作ったのは、科学技術に利発な彼の弟ポラックス・トロイでした。キャスターは自分の弟や自分の内縁の妻サーシャ・ハスラーの兄ディートリッヒ・ハスラー、またその筋のワルたちと組み、テロを働いていました。今回の狙いは18日から開催される「アメリカ法曹総会会議」でした。18日に爆弾をセットしたキャスターは、小型ジェットが待つ空港へと行きました。空港で待っていたのは弟ポラックスたちでした。悠々とキャスターはジャケットを着替えました。キャスターは後腰に派手な金装飾の拳銃を2丁付けていました。綺麗な女性を見るとお尻を触り、「ピーチ」と言う女好きのキャスターは、ジェットの女性パーサーにも遠慮なくそうしました。その頃、キャスターたちが空港にいることを知ったショーンは、同僚のホリス・ミラー、ティト・ビオンディたちと捜査官を総出させ、キャスター逮捕に向けて空港へ急行しました。ショーンが空港へ到着すると、キャスターのジェットが滑走路から飛び立とうとしていました。キャスター逮捕のため、ショーンたち捜査官はキャスターと空港で大捕物を演じました。ジェットでの高飛びをくい止めたショーンたちは、キャスターたちと壮烈な銃撃戦となりました。そして、ショーンは遂にキャスターと弟ポラックスを逮捕しました。しかし、キャスターはその最中で植物人間となってしまいました。キャスターたちを逮捕したショーンが、FBIに戻ると、捜査官たちは彼を英雄と讃えて拍手で迎えました。しかし、ショーンの表情は堅いまま、喜びませんでした。なぜなら、同僚の捜査官の多くをキャスターたちに殺されたからでした。ショーンという男は、キャスターとは真逆の正義感溢れる堅物で生真面目な男でした。
フェイスオフのネタバレあらすじ:3.フェイス・オフ
オフィスで「捜査終了」とPCに打ち込んだショーンのもとに、同僚のホリスとティトがやって来ました。二人は逮捕時に見つけたディスクをショーンに見せました。そのディスクには時限式細菌爆弾「シンクレア」の情報が詰まっていました。その威力はLAを殲滅させるほどのものでした。しかし、いつ、どこで爆発させるのかは分かりませんでした。弟ポラックスを尋問しますが、彼は吐きませんでした。ショーンはキャスターの内縁の妻サーシャとその兄ディートリッヒを尋問しました。キャスターにはサーシャとの間に息子が一人いました。ショーンは、ディートリッヒから18日にセットされていることだけを聞き出しました。頭を抱えるキャスターに、ホリスとティトがある極秘計画を持ちかけてきました。それは最新の医療技術で、植物人間状態のキャスターの顔をはぎ取り、ショーンの顔に移植し、ショーンがキャスターになりすまし、刑務所の弟ポラックスから情報を聞き出すという計画でした。しかし、それにはショーンの顔もはぎ取らねばなりませんでした。またこの計画は上司ラザロも知らないものでした。ショーンは躊躇しますが、これ以外手段がないと、その計画を実行する決意をしました。憎むべき凶悪犯キャスターになりすます計画なので、ショーンは家族には言いませんでした。そしてショーンは結婚指輪をはずし、ティトに預け、ウォルシュ博士の大手術でキャスターになりました。顔だけでなく声もマイクロチップでキャスターの声に変えました。キャスターとなったショーンは、自分の姿を見てパニック状態に陥りましたが、これも任務の間だけと割り切り、ショーンはポラックスが収監されている刑務所へ送り込まれました。その刑務所は人権など無視した、コンピューターで管理された特殊で強固な所でした。そこでは囚人たちは鉄のブーツを履かされ、鉄の床を強力な磁場にすることで、脱獄できない仕組みになっていました。収監されたショーンは早速、ポラックスに近づきました。しかし、何かいつもと違う兄の様子に、ポラックスは不審を抱きました。長年キャスターを追い、彼を調べ尽くしていたショーンは、見事にキャスターを演じ、ポラックスの不審をうち消し、爆弾の在処を聞きだしました。
フェイスオフのネタバレあらすじ:4.フェイス・オン
しかし、その頃、植物状態だったキャスターが奇跡的に意識を取り戻しました。キャスターはガラス越しにショーンの顔の皮膚がホルマリン漬けになっているのを見て、自分の顔の皮膚がはぎ取られ、ショーンに移植されたことを知りました。自分の顔をはぎ取られたキャスターは、病院から電話で仲間を呼び、ウォルシュ博士を拉致し脅して、ショーンの顔を自分に移植させました。キャスターはショーンになりすましました。まず、キャスターはこの極秘計画を知っているウォルシュ博士とホリスとティトを油で焼き殺し、すべての記録も消し去りました。ある日、収監されていたショーンのもとに面会者が来ました。爆弾の在処がコンベンションセンターであることを聞き出したショーンは、FBIの同僚が面会に来て、極秘計画もこれで終了だと思いました。しかし、現れたのは、なんとショーン自身でした。ショーンは驚きました。それはショーンと同じ移植手術を受け、ショーンの顔を奪ったキャスターでした。キャスターはショーンにこれ見よがしに、彼の結婚指輪をはめている手を見せつけました。ショーンはキャスターがこの極秘計画を知っている人間を殺したことを悟りました。ショーンは嘆き、困惑しました。キャスターはショーンの家に行き、妻・イヴに会い、彼女の日記を読み、娘ジェイミーに会いました。キャスターは隠れてタバコを吸っていたジェイミーを叱りもせず、逆にそのタバコを吸い始めました。キャスターはショーンのマネなどしませんでした。明るく、難しい顔を見せず、タバコを吸い、妻イヴには言葉巧みに喋りました。そんなこれまでと様子が全く違うショーンに、二人は戸惑いました。ショーンの姿となったキャスターは、FBIの情報と権力を手に悪事を行い、大儲けしようと企んでいました。まず、キャスターは司法取引を使って、弟ポラックスを刑務所から釈放しました。こんな司法取引はショーンのやり方ではありませんでした。いつもと違うショーンに、真実を知らない上司ラザロは忠告してきました。キャスターはポラックスから爆弾の在処を聞き出したと見せかけ、現場であと数秒のところで、爆弾を解除して、一躍LAを救ったヒーローとなりました。真実を知らない他のFBI捜査官たちは、ショーンに化けたキャスターを拍手で讃えました。キャスターは大喜びし、ある女性捜査官のお尻を触りました。堅物ショーンはそんなセクハラはしません。そんな事をよく知る捜査官は、人がガラッと変わったショーンの様子を不思議に感じました。
フェイスオフのネタバレあらすじ:5.脱獄
英雄扱いされ喜ぶ自分の姿をしたキャスターをテレビで観たショーンは、困惑しました。真実を知る者がいないため、釈放などはありえません。ショーンはなんとかして脱獄して、キャスターを捕らえ、真実をみんなに知らせなければと考えていました。その頃、ショーンの妻イヴと娘ジェイミーは、人が変わったようなショーンに戸惑いつつも暮らしていました。まさかショーンとキャスターが入れ替わっているとは、想像もしていないからでした。ただイヴは、殺された息子・マイケルの誕生日を忘れているショーンに、強い違和感を抱きました。そのマイケルの誕生日、キャスターの姿のショーンは、鉄のブーツを外す時があることを知りました。それは診療所で頭に電流を流して、仕置きをする時でした。ショーンは故意に刑務官に喧嘩を売り、仕置きを受けるため診療所に入りました。ショーンはブーツを外されると、刑務官たちの隙をつき、脱獄を図りました。キャスターの姿のショーンを追い、刑務所内には銃弾が飛び交いました。それを見ていた囚人たちは大暴れし、刑務所は大混乱に陥りました。ショーンは刑務所の屋上に出ましたが、そこは海のど真ん中の古い石油リグでした。しかし、ショーンは諦めず、海に飛び込み、脱獄に成功しました。この事を知ったショーンの姿のキャスターは、全総力をあげてショーンを逮捕するように、部下たちに命じました。
フェイスオフのネタバレあらすじ:6.父親
キャスターの姿のショーンは、まず、妻・イヴに電話をかけ、今家にいるショーンは自分ではないので、娘と共に実家に帰るように伝えました。しかし、イヴは不審者からの電話と思い、切りました。次にショーンはキャスターに電話をかけ、宣戦布告しました。キャスターの姿のショーンは凶悪な脱獄犯として、全国指名手配となりました。キャスター一味のことを調べ尽くしているショーンは、内縁の妻サーシャの兄ディートリッヒのアジトに行きました。真実を知らないディートリッヒは、キャスターが帰ってきたと思い、歓迎しました。ヤクの売人の彼は、いつもキャスターが飲むヤクを混ぜた酒を出しました。ショーンはキャスターがするように、それを一気に飲み干しました。ショーンはその変な酒で一気に酔いました。キャスターの姿のショーンは、ディートリッヒたちに、「ショーンの家を襲う。…あいつをつかまえる。そして、あいつの顔を“フェイス・オフ”する」と言いました。その頃、ショーンの姿のキャスターは、ジェイミーがボーイフレンドに無理矢理キスされそうになっている場面を偶々見ました。キャスターは直ぐにそのボーイフレンドを殴り飛ばし、返しました。助けたジェイミーを家に迎え入れ、キャスターは「そんな格好をしているから襲われるんだ」と父親らしく説教をしました。そして、ジェイミーが殺されたマイケルのことでグレている心中を察し、身を護る道具として折り畳みナイフを与え、使い方を教えました。一方、キャスターの姿のショーンは、内縁の妻サーシャに、「昔の俺とは違う。今さら遅いが悪かった」と静かに言い、謝りました。キャスターとサーシャの息子・アダムを初めて見たショーンは、アダムに殺された息子マイケルの姿を重ね、笑顔でアダムを抱きしめました。
フェイスオフのネタバレあらすじ:7.対峙
その時でした。ショーンの姿のキャスターの指示で、対テロ特殊部隊がアジトを急襲してきました。アジトの中はたちまち、銃弾が飛び交う戦場となりました。キャスターの姿のショーンは、必死でサーシャとアダムを守りました。その戦場の中、静かに現れたのは、ショーンの姿のキャスターでした。キャスターは隠れているサーシャとアダムを狙い、銃を撃ちました。しかし、その弾丸は二人を庇って入った兄ディートリッヒの首に当たりました。彼はそのまま、キャスターの姿のショーンの腕の中で死にました。サーシャとアダムはアジトから逃げ出しました。アジトにいるのは、ショーンとキャスターだけになりました。二人は鏡を挟んで銃を抜き、対峙しました。鏡を挟んだ二人は、宿敵同士が撃ちあうという本来の形になり、烈しい銃撃戦が始まりました。その中で屋上に逃げたショーンは、追ってきたキャスターの弟ポラックスを殺しました。キャスターは悲しみました。翌日、タイム誌では「テロ組織のアジトを急襲し成功した」という賛美の記事となり、ショーンの姿のキャスターは讃えられました。しかし、弟をショーンに殺されたキャスターは不機嫌な顔で、自室に入りました。そこへ上司ラザロがまた説教に来ました。不機嫌なキャスターはラザロが心臓発作で死んだように見せかけて、殺しました。
フェイスオフのネタバレあらすじ:8.本当の夫
その頃、キャスターの姿のショーンは、こっそりと我が家へ入りました。そして、妻・イヴに会いました。憎い凶悪犯キャスターが来たと思ったイヴはパニックになり、逃げだそうとしました。そんなイヴをショーンは抱きしめ、極秘計画で顔が入れ替わっていることを打ち明けました。しかし、イヴはそう簡単には信じてくれませんでした。しかし、ショーンはイヴを必死で説得すると、イヴは信じ出してくれました。そして、ショーンは「証明できる」と言い、医師であるイヴにショーンの血液型はO型で、キャスターはAB型であることを教え、その場を立ち去りました。その夜、半信半疑のイヴは眠っているショーンの姿のキャスターから、そっと採血し、ベッドを抜け出し、病院で調べました。その血液はAB型でした。イヴはそこで確信し、驚愕しました。そこに現れたのは、キャスターの姿のショーンでした。イヴは「誰も信じられない」と呟き、偽の夫から盗んだ銃をショーンに向けました。そんなイヴにショーンは静かに近付き、いつものようにイヴの顔を優しくそっと指で撫で下ろしました。ショーンはイヴとの二人だけしか知らない思い出を語り出しました。イヴは確信しました。傷を負い、精神的にも弱気になっている夫・ショーンにイヴは「諦めないで」と励まし、傷の手当てをしました。ショーンの姿をしたキャスターは、ラザロが死んだ跡を継ぎ、FBI長官代理になっていました。簡単には手出しができません。イヴはショーンにラザロの葬儀の日なら、可能だと言いました。イヴは真実を証明できるのは今は自分だけと言い、ショーンを励ましました。ショーンはその日を決戦の日と位置づけ、病院を出ていきました。
フェイスオフのネタバレあらすじ:9.決戦
ラザロの葬儀の日が来ました。ショーンとキャスター、それぞれがそれぞれの妻へ思いを告げ、ラザロの葬儀に向かいました。ラザロの葬儀が教会で粛々と行われました。参列していたショーンの姿をしたキャスターの手に、ショーンから宣戦布告を表す、息子マイケルの写真が渡されました。葬儀が終了し誰もいなくなった教会の中、再び、ショーンとキャスターは対峙しました。キャスターは部下を使い、イヴとジェイミーを人質に捕っていました。しかし、そこにサーシャが銃を持って入ってきました。二人が入れ替わっている事実を知らないサーシャは、ショーンの姿をしたキャスターに銃を向けました。キャスターは真実を語りますが、サーシャは信じませんでした。イヴを囲んで4人が銃を向け遭う緊張状態の中、ショーンはイヴに目線で合図をしました。その目線を見たサーシャがイヴに飛びかかりました。一斉に皆が引き金を引きました。ショーンはまずキャスターの部下を撃ち殺しました。イヴは椅子でキャスターを殴りつけました。ひとまず銃撃が終わると、サーシャがキャスターの姿をしたショーンの胸の上で倒れていました。サーシャはキャスターを庇い、キャスターに撃たれたのでした。サーシャはキャスターの姿のショーンに「息子をお願い。…私たちのような人間にしないで」と呟き、息を引き取りました。ショーンはその言葉に頷き、起き上がろうとしました。すると、隠れていたキャスターが、銃撃してきました。新たな二人の銃撃戦が始まりました。その最中、父(キャスター)から呼ばれた娘ジェイミーがやって来ました。ショーンはジェイミーを庇い、逃がしつつ、キャスターを狙いました。壮烈な銃撃戦から二人は銃を落とし、素手での格闘となりました。ショーンはキャスターの首を締め上げました。するとジェイミーが、落ちていた銃で撃とうとしました。真実を知らない彼女にショーンとキャスターは声をかけますが、パニックになったジェイミーは、キャスターの姿のショーンの腕を撃ちました。ショーンの姿のキャスターは、ジェイミーを人質にしました。ジェイミーはキャスターからもらった折り畳みナイフを出し、彼が教えた通り、彼の脚を刺しえぐりました。さすがのキャスターも痛みに耐えかね、ジェイミーを捨てて、モーターボートに乗り、逃走しました。ショーンもモーターボートで彼を追いました。海上でのデッドヒート、壮絶な格闘の末、ボートは湾岸に激突大破しました。二人は同時に飛び、難を逃れました。再び、二人の生死を懸けた格闘が始まりました。そして、最後にショーンは、自分の顔をしたキャスターを銛で刺し殺しました。因縁の二人の対決の幕が下りました。
フェイスオフの結末:新しい家族
イヴから真実を聞き、駆けつけたFBIの捜査官たちがやってきました。そこには傷だらけのキャスターの姿のショーンがいました。捜査官たちは「OK、アーチャー?」と尋ねてきました。事実を信じてくれた捜査官にショーンはホッとしました。ショーンは傷の手当てと、キャスターから自分の顔をフェイス・オフし、元通りにするため、病院に搬送されました。ショーンは救急車の中で、キャスターがはめていた結婚指輪を取り返し、自分の指にはめました。ショーンは手術を受けて、元の自分の顔を取り戻しました。そして、ショーンが家に帰ると、待ちわびていたイヴとジェイミーを抱きしめました。ショーンは新しい家族として、キャスターとサーシャの息子アダムを連れてきていました。二人にアダムを紹介すると、二人はアダムを歓迎しました。ショーン一家は新しい家族を迎え、新たな道を歩んでいきました。
以上、フェイスオフの詳細あらすじ解説でした。
「フェイス/オフ」感想・レビュー
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顏を特殊な手術によって入れ替えるという演出を使うことで、FBIの捜査官とテロリストの役を「ジョン・トラヴォルタ」と「ニコラスケイジ」の両役者に絶妙なさじ加減で演じさせているのがこの作品の面白い所。
特に印象に残っているのが、ニコラスケイジが演じた「中身は捜査官だが見た目がテロリスト」という状態で麻薬を飲むシーン。
凶悪犯罪者側の人達に違和感を持たれないように、麻薬を飲んで思いっきりラリった表情を作るのですが、本当はこんなことしたくないという本心が泣き顔として刹那的に表れてるよう演じられています。
ニコラスケイジの神業レベルの細やかな感情表現に心打たれましたね。 -
素朴な疑問・・・
ラストでショーンにアダムを紹介されたイヴとジェミーは、アダムがキャスター(マイケルを殺害した男)の息子である事を承知で受け入れたのでしょうか?
ジョン・トラヴォルタとニコラス・ケイジの演技に脱帽しました。
外見が入れ替わる設定で、よくある設定かと思ってみましたが、体が入れ替わる前と後で、両俳優ともに本当に入れ替わったのではないかと思わせるほどの印象を与える演技をしていて、演技だけでも感動ものです。
アクションも見ごたえ充分で、ストーリーせいも高く、満足度の高い映画でした。