ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密の紹介:2022年アメリカ, イギリス映画。前作『黒い魔法使いの誕生』での出来事から数年後の1930年代。闇の魔法使いグリンデルバルドが魔法界を支配しようと企てていることを知ったダンブルドアは、ニュートに助けを求める。グリンデルバルドの軍隊との衝突につながる任務を託されたニュートは、助手のバンティ、兄のテセウス、そしてマグル(=普通の人間)のジェイコブらとチームを結成。史上最悪の魔法使いグリンデルバルドに立ち向かう。そしてダンブルドアの過去に隠された秘密が明かされることとなる。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法の誕生』の続編であり、「ファンタスティック・ビースト」シリーズの3作目。原作者J.K.ローリングがつくり上げた「魔法ワールド」では11作目となる本作。ホグワーツ城、ホグズミード村、そして魔法動物たちと動物の世界につながる不思議なドランクなど、物語はますます「ハリー・ポッター」の世界とつながっていく。
監督:デイビッド・イェーツ 出演:エディ・レッドメイン(ニュート・スキャマンダー)、ジュード・ロウ(アルバス・ダンブルドア)、マッツ・ミケルセン(ゲラート・グリンデルバルド)、エズラ・ミラー(クリーンデンス)、ダン・フォグラー(ジェイコブ・コワルスキー)、アリソン・スドル(クイニー・ゴールドスタイン)、ウィリアム・ナディラム(ユスフ・カーマ)、カラム・ターナー(テセウス・スキャマンダー)、ジェシカ・ウィリアムズ(ユーラリー・ヒックス)、キャサリン・ウォーターストン(ティナ・ゴールドスタイン)、ヴィクトリア・イェーツ(バンティ・ブロードエーカー)、リチャード・コイル(アバーフォース・ダンブルドア)、マリア・フェルナンダ・カーンヂド(ヴィセンシア・サントス)、オリバー・マスッチ(アントン・フォーゲル)ほか
映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」解説
この解説記事には映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のネタバレあらすじ:起
どこかの山奥にやってきたニュートは、ある魔法動物の出産に立ち会いました。それは魔法界で神獣とされている「キリン」。ところが、赤ちゃんが生まれたその時、何者かによって襲撃され赤ちゃんキリンは連れ去られてしまいます。彼らの正体はクリーデンスをはじめとするグリンデルバルドの手下たち。
息絶えそうになった親キリンを見つめるしかできないニュートの前に姿を現したのは、もう1頭の赤ちゃんキリンでした。赤ちゃんは双子だったのです。その子を抱きかかえたまま意識を失ってしまったニュートを、魔法動物ワイバーンが安全な場所へと運びました。
その頃、ダンブルドアは強力な闇の魔法使いグリンデルバルドが魔法界を支配しようと企んでいること知ります。グリンデルバルドは過激な思想で暴動を企てたとして指名手配され雲隠れしていましたが、再び姿を現しマグルに全面戦争を仕掛けようとしていたのです。
ダンブルドアは人間界にまで及ぶ危機をどうにか食い止めたいと考えていましたが、かつての友情のあかし“血の誓い”のため、反撃することができずにいました。ひとりでは彼を阻止できないダンブルドアは、友人で元教え子の魔法動物学者ニュート・スキャマンダーに依頼し、チームを結成。
ニュートが率いるチームに参加するのは、彼の兄でイギリス魔法省の闇祓い局長を務めるテセウス、アメリカのイルヴァーモーニー魔法魔術学校で呪文学を教える教師ラリーことユーラリー・ヒックス、ニュートのベテラン助手のバンティ・ブロードエーカー、リタ・レストレンジの異父兄にあたるユスフ・カーマ、そしてマグルのパン職人ジェイコブ・コワルスキーです。
しかし、キリンを手に入れたグリンデルバルドは未来を見ることができ、こちらの手を先に読むことができました。そこでダンブルドアはチームに「誰も全貌を知らない計画」を実行することを命じたのでした。
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のネタバレあらすじ:承
チームはドイツへ向かいました。
最初に列車を降りたのはユスフ。彼はグリンデルバルドが拠点としているヌルメンガード城に向かい、仲間になりたいと申し出ます。グリンデルバルドは囲っているクイニーに開心術を使わせユスフの本心を確かめると、半信半疑のまま彼を向かい入れます。
他のメンバーはベルリンへと向かいました。
魔法界では、ここで国際魔法使い連盟のリーダー選挙が始まろうとしていました。すでに公認候補となっているのは、中国のリウ・タオとブラジルのヴィセンシア・サントス。ニュートは連盟の代表であるフォーゲルにダンブルドアからの言葉を伝えましたが、彼はそれを無視して、指名手配されていたグリンデルバルドを無罪放免にすることを公に宣言してしまいました。
グリンデルバルド陣営の中には、クイニーのほか、“オブスキュラス”と呼ばれる破壊的な魔力を宿すクリーデンスがいました。集会にクイニーがいたことで、動揺したジェイコブはダンブルドアからもらった杖を振りかざしてしまい混乱を招きます。
ラリーの助けでその場から逃げ出したものの、テセウスは連行され、ジェイコブは“マグルの暗殺者”として追われることに。人間界の支配を掲げるグリンデルバルドは後押しされ、国際魔法使い連盟の次期代表に立候補者として名前を連ねることになりました。
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のネタバレあらすじ:転
グリンデルバルドから命じられダンブルドアに接触したクリーデンスは、弟である自分をなぜ捨てたのか真実を聞き出そうとしました。ダンブルドアは、クリーデンスを一家の人間だと認めましたが、自分の弟ではないと言い放ちました。
クリーデンスはダンブルドアの弟アバーフォースの息子だったのです。空には不死鳥が現れ、オブスキュラスに魂を蝕まれクリーデンスの死期が迫っていることを知らせていました。
一方、連行されたテセウスは閉鎖されているはずの悪名高きアークスターク刑務所に投獄されていました。ニュートは、看守役でもある恐ろしい魔法動物マンティコの親子が襲い掛かる中、頼れる仲間のピケットやテディの力を借りて何とかテセウスを助け出すことに成功しました。
その翌日、チームはホグワーツ城の“秘密の部屋”に集められ、ダンブルドアから最後の作戦を知らされます。バンティが用意した6つのトランクのうち、1つは本物のニュートのトランクで中にはキリンが入っています。ほかはダミーですが、どれが本物かは誰も知りません。
彼らはそれぞれのトランクを手に、選挙が行われるブータンへと向かいました。選出方法は、人の本質を見抜く力を持っているキリンが代表にふさわしい人を選びます。そこでグリンデルバルドが手に入れたキリンが使われることになっていました。
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密の結末
ブータンに着いたニュートたちをグリンデルバルドの手下たちが邪魔しますが、選挙会場にキリンを届けるべくチームも奮闘します。その中で、ラリー、テセウス、そしてジェイコブのトランクは敵に奪われてしまいましたが、これらは全てダミーでした。
グリンデルバルド側についていたユスフは、隙を狙って手下たちを倒し、ラリーとテセウスに合流しました。本物のトランクを持っているであろうニュートは足早に選挙会場へと向かいましたが、途中でグリンデルバルドの仲間ヴィンダに奪われ、トランクは焼かれてしまいました。
こうして選挙ははじまり、キリンはグリンデルバルドの前で跪いてゆっくりと一礼しました。会場は歓喜に沸き、グリンデルバルドを称える声で盛り上がりました。代表に選ばれたグリンデルバルドは早速、魔法界が人間界を支配するべきだと唱え、その場にいたジェイコブに磔の呪文をかけました。呪文はサントス候補によってすぐ解かれ、クイニーが駆け寄りました。
するとそこへクリーデンスが現れ、自分を騙し多くの人を殺してきたグリンデルバルドは代表にふさわしくないと異を唱えます。グリンデルバルドはクリーデンスへ攻撃魔法を放ちましたが、ダンブルドアが防御の魔法で彼を守ります。彼らの“血の誓い”は破られました。
ニュートは人々にグリンデルバルドのキリンはすでに死んでいると告発しました。魔法で死体を動かしているだけだったのです。しかし、証拠がないと反論するグリンデルバルド。ニュートもどうすることもできずにいたところに、バンティがやってきました。手にはトランク。これこそが本物のトランクで、中からキリンが顔を出しました。
代表を選びなおした結果、キリンはサントスの前で一礼しました。
グリンデルバルドはその場から去ってしまいました。アバーフォースは息子とようやく会うことができ、彼を連れて帰ることに。
後日、雪の降るニューヨークの夜。
ジェイコブの店でクイニーとジェイコブの結婚式が開かれました。
ニュートは式に駆け付けたティナと再会し、緊張の面持ちを隠せずにいました。
以上、映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」のあらすじと結末でした。
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