クリスマス・ウォーズの紹介:2020年イギリス,カナダ,アメリカ映画。1年間いい事をした子供には欲しいプレゼントを、悪い事をした子供には炭のプレゼントを贈るサンタクロース。同じように炭をもらい、恨みを持ったまま成長したジョナサンと、ワルガキゆえ炭をもらった金持ちの息子ビリー。ビリーはジョナサンに金を払いサンタを殺せと命じます。命を狙われるサンタクロースのクリスは、自身のおもちゃ工場が経営危機で困り果てていました。名優メル・ギブソンが荒くれサンタを演じる、ブラックコメディ作品です。
監督:イアン・ネルムズ 出演者:メル・ギブソン(クリス)、ウォルトン・ゴギンズ(ジョナサン)、マリアンヌ・ジャン=バプティスト(ルース)、チャンス・ハーストフィールド(ビリー)ほか
映画「クリスマス・ウォーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クリスマス・ウォーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クリスマス・ウォーズの予告編 動画
映画「クリスマス・ウォーズ」解説
この解説記事には映画「クリスマス・ウォーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クリスマス・ウォーズのネタバレあらすじ:起
父に見捨てられたビリー(チャンス・ハーストフィールド)は、大きな家で祖母とお手伝いと暮らしています。ビリーは祖母には優しくしますが、お手伝いの女性にはきつく当たるお金持ちのワルガキです。そんなビリーは学校の科学コンテストで2位になり、1位になったクリスティンに激しく嫉妬します。
ジョナサン(ウォルトン・ゴギンズ)はおもちゃ屋に勤めながら、金で殺し屋稼業をやっています。ビリーとつながっていて、ビリーから「クリスティンを拉致しろ」と依頼が入ります。
ノースピークの更に奥地でおもちゃ工場を経営しているクリス(メル・ギブソン)は、クリスマスになると、子供たちにおもちゃを届けるサンタクロースです。しかし、クリスマスプレゼントも多様化し出番の少なくなったクリスの工場は政府の補助金が減額され、電気代も払いないほど行き詰っていました。
そんな時、軍のジェイコブ大尉から「軍事工場として使わせてくれ」と相談が来ます。堅物のクリスは、「全て世の中が悪い」と言って断ります。ジェイコブ大尉は「考えてくれ」と言って帰ります。
そのころ、ジョナサンがクリスティンを拉致し、ビリーが電流を流し「イカサマをしたから優勝バッジは返すと言え」と脅し、ジョナサンも「誰かに話したら、パパもママも犬も殺す」と脅していました。
クリスマス・ウォーズのネタバレあらすじ:承
クリスマスの朝、ビリーの家にサンタクロースからのプレゼントが届いています。中身は炭でビリーは怒りに燃えます。サンタクロースは1年間良い事をした子供には欲しいものを渡し、悪い事をした子供には炭を送るそうです。
ビリーはジョナサンに「サンタクロースを殺せ」と命令します。実はジョナサンも子供の頃、サンタクロースには欲しいものをもらえず恨んでいたのでした。
昨夜のイブ、子供たちにプレゼントを届けたクリスは、翌朝大量の請求書を目にします。妻ルース(マリアンヌ・ジャン=バプティスト)の顔を見たクリスは「大尉の仕事をうける」と言います。ルースの顔が少し笑顔になりました。
やってきたジェイコブ大尉に話すと「15年契約にしないか、こんな破格条件はないぞ。とりあえず小切手を見てから考えてくれ」と言います。
ジョナサンはサンタクロースに送った手紙がどこに行くのか調べます。やがてノ-スピークの私書箱に行っていることがわかります。車で州をまたぎノースピークを目指します。
途中でサンタクロースからのプレゼントの飛行機を持った少年を見つけ「いいことをしたんだな。オジさんはもらえなかった」と言って、飛行機のおもちゃを150ドルで買い取ります。
やがて私書箱に着くと、係員に「サンタクロースの家はどこだ」と聞きますが、係員は「ああクリスか。住所は誰も知らない」と言います。これでジョナサンは『クリス』という名前を知ったのです。
クリスマス・ウォーズのネタバレあらすじ:転
私書箱を出るとバーのサンディが係員と話しています。ジョナサンはサンディに「クリスは、まだ青い車に乗ってるか?」と聞きます。サンディは「今は赤いフォードよ」と言ったのです。名前も車もわかったジョナサンは私書箱の前でクリスを待ち続けます。
一夜が明け、朝クリスがやって来ます。ライフルで焦点を合わせて狙うも、トラックが停まり狙撃できませんでした。そこでジョナサンはクリスの車を追いかけます。雪深い奥地へ入ると、クリスの工場が見えます。ジョナサンは持ってきた武器で武装して工場へ向かいます。しかしそこは完全に軍事工場になっていて、工場の周りは兵士が見張っています。
鍛え抜かれたジョナサンは見張りを順番に射殺していき工場内へ入ります。そして爆弾をセットして兵士を殺しながら銃撃戦になります。
異変に気付いたクリスが自宅から工場へ向かいます。ジョナサンは工場の一部を爆破して逃げているところで鉢合わせになります。
クリスはジョナサンを見て、「欲しいものをプレゼントできなくて悪かった、でも両親を変えてくれなんて無理だ」と言います。ジョナサンは「ずっと恨んでいた」と言いながら二人は銃撃戦になります。
クリスマス・ウォーズの結末
ジョナサンに銃弾を浴びせたクリスが隙を見て飛び掛かりますが、ジョナサンは隠し持っていたナイフでクリスを刺し、拳銃でとどめを刺します。
その時、ルースがジョナサンに銃弾を撃ちこみます。ジョナサンはよろけながら自宅へ追いかけます。自宅に入ると、待ち伏せていたルースがジョナサンを殺します。その背後にはクリスが立っていました。クリスは不死身だったのです。
ビリーの自宅では祖母が銀行に電話し「私の金が無くなっている」と嘆いています。実はビリーは祖母に優しくし、祖母の預金を引き出していたのでした。ビリーは祖母を毒殺しようと飲み物に薬品を入れます。
そこへクリスとルースがやって来ます。クリスは頭や顔の包帯を解き、崩れた顔で毒を飲み干し「お前をずっと見ているんだ、悪い事をすると、連れに来るぞ、わかったな!」と脅すように言い聞かせます。ビリーが納得すると、クリスとルースは工場に帰ります。工場で二人は作業員たちとパーティーを楽しんだのでした。
以上、映画「クリスマス・ウォーズ」のあらすじと結末でした。
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