ゾンビーノの紹介:2007年カナダ映画。ゾムコンという会社が作り上げた、ゾンビをコントロールする「ゾンビ調教首輪」でゾンビは人を襲う事がなくなります。そして人はゾンビを使用人として働かせたり、ときにはペットの様に扱ったりしていました。そんな中、人と心を通わせる不思議なゾンビにロビンソン家は出会う。
監督:アンドリュー・カリー 出演:キャリー=アン・モス、ビリー・コノリー、ディラン・ベイカー、クサン・レイほか
映画「ゾンビーノ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゾンビーノ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゾンビーノの予告編 動画
映画「ゾンビーノ」解説
この解説記事には映画「ゾンビーノ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゾンビーノのネタバレあらすじ【ゾンビが出来た理由と戦争】
宇宙の彼方から人類が予想だにしなかった放射能を帯びた巨大な雲が地球を覆い、この雲が齎したスペースダストのせいで死んだ人間がよみがえりゾンビとなった。ゾンビの目的は生きた人間の肉を食べる事、そして人間とゾンビの戦い「ゾンビ戦争」勃発するのです。殺しても死なないゾンビ達を相手に戦いは困難を強いられました。 そんな時に「ゾムコン」という会社の創始者ラインホルド・ライガ博士が、ゾンビは脳を破壊すれば死ぬことに気づきようやく戦争は人間の勝利で幕を閉じました。しかし危険は去ったわけではなく放射能が残っている為、人間は死ねばゾンビになってしまう。
ゾンビーノのネタバレあらすじ【ゾムコン社の調教首輪】
ゾンビが人を襲わない様に「ゾムコン」で開発された「ゾンビ調教首輪」のおかげもあり、人とゾンビが一緒に暮らす街が出来上がった。しかし町はフェンスで囲まれており、フェンスの外ではゾンビのままで生きている者達がいた。その首輪はゾンビが人間を食べたいという感情を抑える防御システムで管理されており、赤いランプが付いている時はペットの様に大人しく飼いならす事が出来ると言う。しかしシステムも万能ではなく時には壊れる事もある為、赤いランプが消えた時は注意が必要であった。だがゾムコンの広告は「人間は死んだ後も社会の役に立てる」と商品を称えていた。
ゾンビーノのネタバレあらすじ【ゾンビの居る家】
どこの家でも一家に1台(一人)の状態で、ゾンビを所有していた。ゾンビが怖い父ビルの反対で、ロビンソン家はゾンビを飼っていなかった。しかし妻のヘレンは近所がみんなゾンビを飼っているのに、自分の家だけにゾンビが居ない事に不満に思っていた。ある日ついにビルに内緒でゾンビを購入してしまう。ビルは嫌がったが、昼間は庭に鎖で繋いでおくという約束で飼う事を許すのであった。ゾンビの首には「ゾンビ調教首輪」が付けられており、リモコン一つでゾンビが嫌がる電流の様な物が流れゾンビの動きを止める事も出来た。
ゾンビーノのネタバレあらすじ【ファイドとの仲】
ゾンビが家に来た事で妻の機嫌は良かったが、ビルとティミーはあまりいい気分ではなかった。ティミーもゾンビの事は、あまり好きではなかった。そんなある日、いじめっ子からティミーを救ってくれたゾンビに「ファイド」という名前を付け仲良くなる。ボールで一緒に遊ぶティミーとファイドだったが、上手くボールの取れないファイドにボールを取ってくるように命ずる。ボールの転がって行った方に、ゾンビ嫌いのおばあさんのヘンダーソンさんが居た。ボールを取ろうとファイドが近づくと、ヘンダーソンさんはファイドの頭を歩行器で叩きのめす。その時ファイドの首輪が壊れて、ヘンダーソンさんを食べてしまう。
ゾンビーノのネタバレあらすじ【死体隠し】
ファイドが人を食べたとなると、ファイドはゾムコンに連れて行かれて、鎖に繋いでいなかったティミーにも大きな責任があった。
街はフェンスで囲まれており、その外にはゾンビが野放し状態で放置されている危険地帯で、人を食べたゾンビや死刑囚は、そこへ放り込まれる。飼い主も同罪で現在町に刑務所がないのは、街の外が刑務所替わりみたいなものだからであった。その事を知ったティミーは、フェンダーソンさんの死体を隠すために夜中に家を抜け出し公園へと向かう。しかしヘンダーソンは既にゾンビへと変貌していた。仕方なくティミーはヘンダーソンさんの首を切り落とし、花壇へと埋めた。
ゾンビーノのネタバレあらすじ【深まる仲】
ティミ-がヘンダーソンさんを見つけ、花壇に埋める前にヘンダーソンさんは、近所の男性を襲っていた。その男性が次々と人を襲い出し、ゾンビ退治が始まる。ゾンビはすぐに抑制でき、町は平穏を取り戻すのだった。そしてファンドとティミーとヘレンの仲は、ますます良くなっていた。そんな時、いじめっ子の2人に摑まったティミーとファンドは木に括り付けられる。そしてファンドの首輪を外し、ティミーを襲わせようとする。しかしファンドはいじめっ子達を食べ、ティミーの元へとやってくる、ティミーは「食べないで」とお願いする。ファンドはティミーを食べるどころか、助けようとロープを外そうとするが上手く外れない。そしてティミーは「ママを連れてきて」「その前にママを食べないと約束して」とファンドに頼む。
ゾンビーノのネタバレあらすじ【危機一髪】
ファンドはヘレンに助けを求めて、ティミーの元へと案内をする。その頃、ゾンビとなって生き帰ったいじめっ子達がティミーに襲いかかろうとしていた。そこへヘレンの車やってきて、いじめっ子達をファンドと共にやっつけ「この事は内緒、見なかった事にするのよ」とヘレンに念を押される。ファンドの首輪は壊れていたのに、なぜかヘレンとティミーを食べようとはせず、3人の間にはゾンビには考えられない信頼関係が生まれていた。
ゾンビーノのネタバレあらすじ【ヘンダーソンさんの遺体】
ゾンビが花壇の清掃をしていると、ヘンダーソンさんの死体が見つかった。そこには血まみれのティミーのボールも一緒に埋もれていた為、ファンドがヘンダーソンさんを食べたとバレてしまう。そしてファンドはゾムコンへと連れられて行ってしまった。落ち込むティミーに近所の変わり者のスタンが、有能なゾンビはフェンスの外へは送られずゾムコンで働かされると教えてくれた。そして一緒にゾムコンへと忍び込んでくれる。
ゾンビーノのネタバレあらすじ【ゾムコン社内部】
上手くゾムコン社の中へと忍び込む事に成功したティミーは、ファンドを探し地下へとやって来た。そこで働かされているファンドを見つけるが、ゾムコン警備主任のジョンに見つかってしまう。ティミーはジョンに連れられ、フェンスの外のゾンビ無法地帯へと放り出されてしまう。ファンドは繋がれている鎖をなんとか切り、ティミーを助けに向かう。その頃ヘレンとビルもティミーを助ける為、ゾムコン社へと乗り込んでいた。いち早くティミーを見つけた父ビルが、ジョンともみ合いになりビルは銃で撃たれて死んでしまう。そこへファンドがやってきて、ジョンをやっつけティミーを助けてくれる。
ゾンビーノの結末【ゾンビの父と共に】
ティミーの父は生前、死んだら首を切り離し埋葬して欲しいと言っていた。しかしゾンビとして蘇ってしまったビルは、ヘレンとティミーの考えでゾンビとして生きる事になってしまった。そこには、また一緒に暮らし始めたファンドが幸せそうに笑っていた。
以上、映画「ゾンビーノ」のあらすじと結末でした。
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