真夜中の五分前の紹介:2014年日本,中国映画。原作は本多孝好の小説、「真夜中の五分前」です。美しい双子の女性を巡る、芸術的なミステリーです。双子の女性に翻弄される時計職人の役を、三浦春馬が好演しています。芸術的で独特な雰囲気で、映像もかなり美しいです。
監督: 行定勲 出演者: 三浦春馬(リョウ)、リウ・シーシー(ルオラン/ルーメイ)、チャン・シャオチュアン(ティエルン)、ほか
映画「真夜中の五分前」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「真夜中の五分前」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「真夜中の五分前」解説
この解説記事には映画「真夜中の五分前」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
真夜中の五分前のネタバレあらすじ:運命の出会い
リュウは時計職人として働いていました。過去に恋人を失った悲しみから復活できずにいて、誰にも本当に心を開くことができずにいました。そんなある日、時計屋を訪れた美しい女性ルオランから、プレゼント選びに付き合ってほしいと誘われます。どこか儚げで、美しく独特の雰囲気を持ったルオランに、彼は次第に惹かれていきます。ある日、ルオランからルーメイという双子の妹を紹介されます。ルーメイは有名な女優で、仕事関係の恋人もいました。
真夜中の五分前のネタバレあらすじ:5分前
リュウとルオランは恋人同士のような関係になっていきます。ルオランはリュウかいつも時計を5分遅れにしている訳を聞きます。リュウは失った恋人が、いつも時計を5分前に合わせていたことを語り、今でも自分は現実とは少し遅れた5分前を生きていると言います。リュウは5分前にセットされた腕時計をルオランにプレゼントします。それは「自分と同じ時間を生きてほしい」というリュウからルオランへのラブレターでした。
真夜中の五分前のネタバレあらすじ:双子の秘密
ルオランとルーメイは仲の良い双子でしたが、ルオランは妹のルーメイに、心に秘めた嫉妬心を持っていました。ルーメイはルオランよりもずる賢く、何かトラブルがあると同じ顔をしていることをいいことに、ルオランに罪をなすりつけたりということを、幼少期からしていました。また、ルオランが欲しかったりやりたかったことを先回りして、美味しいところを取ってしまうということをしていました。今の女優という仕事、恋人もそうでした。双子はしばしば服を入れ替えしたりしていたり、姿も顔もそっくりだったため、両親も見分けがつかずにいました。
真夜中の五分前のネタバレあらすじ:生き残ったのはどっち?
双子の姉妹は旅行に行くことになります。ところが旅行先でクルーザーの事故にあってしまい、ルオランは亡くなり、ルーメイが生き残ります。悲しみにくれるリュウでしたが、妹のルーメイとは特に連絡を取らないまま時が過ぎました。一年経った頃、ルーメイの恋人のティエルンから連絡がきます。あれからルーメイと結婚したが、彼女の様子がおかしいと言います。ルーメイではなく、自分の目の前にいるのはルオランなのではないかと疑う毎日だと言います。リュウに彼女がルオランなのか確かめてほしいと言います。
真夜中の五分前の結末:真実は・・・
リュウはルーメイに会いますが、彼女はルーメイのようにリュウに接します。彼には彼女がルーメイなのかルオランなのか分かりません。しかしティエルンには彼女はルーメイだと伝えます。納得出来ないティエルンは彼女がどちらなのか混乱し、彼女を愛すことが出来なくなります。リュウはぼろぼろになったルーメイを助け、一緒に過ごします。彼女自身も自分がルーメイなのか、ルオランなのか混乱しているようでした。双子は小さい頃から一心同体だったため、お互いの気持ちや出来事をつぶさに共有し合う仲のようでした。ルーメイと名乗る女性は双子が旅に出た時に寄った教会を訪ねます。その教会にはリュウが送った5分遅れの時計がありました。それを見た女性は目を見開きます。そして自分の下げた十字架のネックレスと時計を入れ替えます。夜中に女性はリュウの時計屋を訪れ、そっと腕時計を置きます。朝、目覚めたリュウは、自分がルオランに送った5分前の腕時計が、きっちり現在の時を刻んで置いてあることに気づきます。彼は外へ飛び出しますが、もう彼女の姿はありませんでした。
以上、「真夜中の五分前」のあらすじと結末でした。
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