13日の金曜日PART3の紹介:1982年アメリカ映画。前作までは顔を布で覆っていたジェイソンが、アイスホッケーをかぶる、さらに歩いて移動していたジェイソンが走って行動するなど、後のシリーズにも受け継がれるジェイソンのトレードマークとなるものが今作には登場しています。
監督:スティーヴ・マイナー 出演:ダナ・キンメル(クリス)、ポール・クラッカ(リック)、トレイシー・サヴェージ(デビー)、ジェフリー・ロジャース(アンディ)、キャサリン・パークス(ヴェラ)、ラリー・ゼルナー(シェリー)、ニック・サヴェージ(アリ)、レイチェル・ハワード(チリ)、デヴィッド・カティムス(チャック)、リチャード・ブルッカー(ジェイソン・ヴォーヒーズ)、ほか
映画「13日の金曜日PART3」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「13日の金曜日PART3」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「13日の金曜日PART3」解説
この解説記事には映画「13日の金曜日PART3」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
13日の金曜日PART3のネタバレあらすじ:マスクを装着したジェイソン
前回、クリスタル湖で暴れまわったジェイソンは、新たな服と、新しく自分の顔を覆うマスクを求めて湖畔にある店に入ります。そこの主人は肉包丁を持ってジェイソンに対抗しようとし、ジェイソンを攻撃しますがジェイソンは彼を倒します。しかしジェイソンは傷を負ってしまいました。
13日の金曜日PART3のネタバレあらすじ:クリスたちの週末
そのころ、クリスは週末を過ごすためにヘイブンというところへ戻りました。クリスのボーイフレンドであるリック、その他の友人も一緒に行動しています。そんな友人の中のシェリーとヴェラは、コンビニエンスストアでバイカーのアリと不注意に衝突してしまいます。しかしシェリーたちはなんとか立ち上がり、その場を後にします。一方のジェイソンは彼の怪我を治すために納屋に隠れていました。そこへバイカーがやってきて、納屋を焼き払おうと襲いますが、ジェイソンは彼らを虐殺していきます。
13日の金曜日PART3のネタバレあらすじ:アイスホッケーのジェイソン
夜になり、ジェイソンはシェリーの喉を切り、彼の顔の傷を隠すため、アイスホッケーのマスクをかぶるようになります。そして彼は次々とカウンセラーたちを殺して行きました。クリスはリックに対して、2年前、顔の崩壊した男がクリスタル湖を襲ってきた大惨事の話をしますが、ちょうどその時にジェイソンは彼らを見つけてしまいます。ジェイソンはリックの眼球が出るまで彼の顔を押しつぶし、殺害をしたのでした。
13日の金曜日PART3の結末:クリスとジェイソンの戦い
ジェイソンが次に狙いを定めたのはクリスでした。彼女はなんとか彼から逃れようと、必死になって逃げます。それでもジェイソンは彼女の前に現れると、彼はホッケーマスクを外します。クリスに対して、2年前の惨劇を引き起こした張本人であると主張するかのようにです。クリスはとっさに持った斧でジェイソンを攻撃し、彼は倒れます。すべてが終わり、ヘイブンに来た警察はヒステリックになっているクリスに付き添っていました。湖は元の平穏な環境に戻ったようです。
この「13日の金曜日」シリーズ(PART5にあたる「新・13日の金曜日」まで)の5作品は非常に強い思い入れがある。1985年、日本でちょっとしたホラー映画ブームにのってテレビでもホラー映画が放映され始めた。当時私は7~8歳。その当時からホラー映画に興味を抱き始めていた。せっかく「13日の金曜日」がテレビで放映されたにもかかわらず父親から「つまらない映画だから見るな」などと言われ観せてもらえなかった(まあ、年齢を考えれば当然か)。その後「13日の金曜日PART3」がテレビ放映された時も前述のとおり父親から「観るな」と言われたがこっそりビデオデッキの録画ボタンを押した。父親はデッキの停止ボタンは押すこともなく録画に成功したが、数週間後にそのテープにとある洋画を重ね録りされてしまったというエピソードがある。ああ、これでは映画の感想ではないな。この「PART3」がシリーズのなかで重要なのは殺人鬼・ジェイソンがその後もずうっと被り続けるホッケー・マスクが初登場するからだ。そうこのホッケー・マスクがこのシリーズの象徴ともいうべきものだ。この作品を境として、どちらかというと殺される若者たちよりもジェイソンの暴れっぷりにフォーカスがあたり始めたと思うのは私の思い過ごしだろうか……。