大巨獣ガッパの紹介:1967年日本映画。プレイメイト社によるリゾート開発のため上陸したオベリスク島で、島に眠る大巨獣ガッパの子供を見つけて連れ去ったことで、怒ったガッパの両親が日本に子ガッパを助けに来るという、怪獣映画全盛期の日活の作品です。
監督:野口晴康 出演者:川地民夫(黒崎浩)、山本陽子(小柳糸子)、小高雄二(殿岡大造)、和田浩治(町田)、藤竜也(ジョージ・井上)、雪丘恵介(船津)ほか
映画「大巨獣ガッパ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「大巨獣ガッパ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
大巨獣ガッパの予告編 動画
映画「大巨獣ガッパ」解説
この解説記事には映画「大巨獣ガッパ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
大巨獣ガッパのネタバレあらすじ:起
キャサリン諸島のオベリスク島を目指す日本の大型船には、プレイメイト社の社長が手がける、リゾート開発のための人集めを担当する黒崎と、リゾート用に飼う生物を捕獲する殿岡教授らのチームが乗っていました。オベリスク島に近づくと島に大きな石像があるのに気づき、一行は島に降り立ちました。島では部族の長老から日本人が来たと喜ばれ、これでガッパも静かになると言い、村では祭りが始まりました。
黒崎はカメラマンの小柳を連れ、島の子供サキの案内で石像を見に行きました。黒崎が石像に近づこうとした時、サキが近づいたらガッパが怒りだすと言って止めました。その時、地震が起こり、石像は崩れ、大きな洞窟の入り口が出てきました。止めるサキを制止して、黒崎と小柳は洞窟に入りました。そこには大きな湖や、巨大な骨がありました。そして二人は大きな卵を見つけました。再び火山性地震が起き、大きな卵は割れ、ガッパの赤ちゃんが生まれました。
大巨獣ガッパのネタバレあらすじ:承
帰って来ない二人を探して殿岡らが洞窟にやって来ました。黒崎は殿岡にガッパの赤ちゃんを見せました。殿岡は大きな骨を見て、親ガッパの骨だろうと言い、子ガッパを連れて帰ることになりました。準備をしていると長老が止めにきましたが、親ガッパは死んでいると説得して船に積み込み、一路日本を目指しました。
そのころ、赤ちゃんが居ないことに気付いたガッパの両親が暴れ出し、村は壊されました。一方、プレイメイト社の社長はスクープにして日本中を驚かせようと子ガッパを富士山麓の生物研究所に隠すように指示し、殿岡らが研究し、小柳が子ガッパの世話をすることになりました。研究の結果、子ガッパの泣き声は非常に遠くまで聞こえることがわかりました。そして泣き声を聞いたガッパの両親は、日本に向けて飛び立ちました。
大巨獣ガッパのネタバレあらすじ:転
研究所のガッパは日に日に成長し、一気に大きくなっていました。熱海ではガッパの両親が上陸し、町を破壊し始めました。そしてガッパの両親は富士山麓の河口湖に潜りました。オベリスク島からサキがやってきました。サキは子ガッパを返したら親ガッパが大人しくなり帰って行くよ話しましたが、すでに自衛隊によるミサイル攻撃が始まっていました。
ミサイルを撃ち続け、ダメージを負ったガッパの両親は河口湖を飛び立ちました。そして石油コンビナートを破壊し始めました。全く手の出せない状態になり、黒崎と殿岡は社長に子ガッパを親に返そうと直談判しました。しかし金儲けしか考えない社長はきっぱり断り、クビにして責任を取らすと脅しました。それでも黒崎と殿岡はどうなってもいいと、子ガッパを返すと強硬策に出ました。
大巨獣ガッパの結末
大型飛行船2機に子ガッパを吊るし、飛び始めました。そして目的地の飛行場に降ろしました。子ガッパの泣き声に気づいてくれればいいという考えでしたが、ガッパの両親はコンビナートを破壊中で爆発音で聞こえませんでした。そこで子ガッパの泣き声を録音したテープを飛行場から大音量で流しました。やがてガッパの両親は気づき、飛行場に飛んで来ました。
ガッパ達は親子の再会を喜びました。そして子ガッパに飛び方を教え、ガッパの親子はオベリスク島へと飛び立ちました。小柳は黒崎と殿岡に会社を辞めるとと言って、その場を離れ、帰りはじめました。殿岡は黒崎が小柳に好意を持っていることに気づき、早く追いかけろと言い、黒崎は小柳を追いかけました。
以上、映画「大巨獣ガッパ」のあらすじと結末でした。
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