ジェネラル・ルージュの凱旋の紹介:2009年日本映画。病院に勤務するお人よし医師、田口公子。以前厚生労働省に勤務する白鳥と偶然タッグを組むことになった田口は、とある難事件を解決していた。そして、そんな彼女は再びとある調査に乗り出すことになる。
監督:中村義洋 出演:竹内結子(田口公子)、阿部寛(白鳥圭輔)、堺雅人(速水晃一センター長)、羽田美智子(花房看美和護師長)、山本太郎(佐藤拓馬)、尾美としのり(三船啓二)、貫地谷しほり(如月翔子)、正名僕蔵(磯辺信也)、林泰文(小峰小太郎)、高嶋政伸(沼田利博)、佐野史郎(垣谷雄次)、玉山鉄二(酒井利樹)、平泉成(黒崎誠一郎)、野際陽子(藤原看護師)、國村隼(高階院長)、ほか
映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジェネラル・ルージュの凱旋の予告編 動画
映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」解説
この解説記事には映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジェネラル・ルージュの凱旋のネタバレあらすじ:起
かつて、厚生労働省の役人、白鳥圭輔(阿部寛)と共に『チーム・バチスタ事件』を解決した田口公子(竹内結子)。そんな彼女は、その功績を買われ倫理委員会の委員長に就任することになります。そして、彼女の元に一つの告発状が届きました。それは、東城大学付属病院で働く救急救命医の速水晃一(堺雅人)および看護師長の花房(羽田美智子)が、医療メーカーと癒着しているという内容でした。そして、なんとその告発状が届いた直後、肝心のその医療メーカーの支店長である磯辺(正名僕蔵)が自殺をしたのです。
ジェネラル・ルージュの凱旋のネタバレあらすじ:承
田口は、その事件の真相を解き明かすように院長(國村隼)に命じられてしまいます。一方、白鳥が骨折のため院内に運ばれてきました。そして、彼の元にも同じ告発状が届いていたのです。こうして、二人は再びタッグを組み、真相究明のために動き出しました。速水は、ジェネラル・ルージュというあだ名を持つ人物で、救急医としての腕は確かなものの、その冷酷な判断のために他者から恐れられている人物でもありました。真相を明らかにするために開かれた倫理委員会で、速水は自分と磯辺か繋がっていることをあっさり認めました。速水は、磯辺から得た金を、全て救急救命に必要な器材を購入するために使っていました。そして、それを証明する領収書のまとめを、花房が纏めていたのです。
ジェネラル・ルージュの凱旋のネタバレあらすじ:転
さらに、衝撃の事実が明らかになります。なんと、告発状を送ったのは、他でもない速水自身だったのです。速水は、とある人物の罪を裁くために自分をダシに倫理委員会を開かせたのです。その人物とは、自分に何かと敵対してきた沼田(高嶋政伸)です。沼田は、患者や医療界のことを無視し、自分の利益のために暗躍していたのでした。そんな告発にどよめく委員会、そんな中、大型スーパーで災害が起こったという一報が入ります。速水は現場に向かいますが、そんな彼に花房が一本のルージュを差し出します。それは、昔まだ速水が新人だった頃、同じように大型災害が起きた時のことでした。経験の低い自分にかかるあまりのプレッシャーに蒼白になっていた彼に、人を救うあなたがそれではダメ、と花房がルージュを差し出したのです。
ジェネラル・ルージュの凱旋の結末
ルージュを塗った速水は次々と患者を救い、それがジェネラル・ルージュという名前の由来だったのです。結局、磯辺を殺した犯人である小峰(林泰文)も捕まり、事件は無事解決を迎えました。病院側は速水の辞表届を拒み、代わりに北海道の病院への出向を命じました。それは、彼が好物のチュッパチャップスを磯辺から受け取っていたためでした。そんな田口の采配に大笑いした速水は、花房と共に新天地へと向かうのでした。
この映画の感想を投稿する