三大怪獣 地球最大の決戦の紹介:1964年日本映画。ゴジラシリーズの5作目の作品で、本編では宇宙怪獣キングギドラを悪とし、ゴジラ、ラドン、モスラを善として描き、エンターティメント化した大作です。この作品以来、悪とされてきたゴジラが、善として扱われるようになりました。
監督:本多猪四郎(本編)円谷英二(特撮)出演:夏木陽介(進藤刑事)、星由里子(進藤直子)、小泉博(村井助教授)、志村喬(塚本博士)、ザ・ピーナッツ(小美人)、若林映子(サルノ王女)ほか
映画「三大怪獣 地球最大の決戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「三大怪獣 地球最大の決戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
三大怪獣 地球最大の決戦の予告編 動画
映画「三大怪獣 地球最大の決戦」解説
この解説記事には映画「三大怪獣 地球最大の決戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
三大怪獣 地球最大の決戦のネタバレあらすじ:起
異常気象が続く中、空にはいたるところに流星が見られました。そんな中、黒部ダム付近の山中に巨大な隕石が落下しました。そのころ進藤刑事はセルジナ公国の王女の来日に際し、護衛を命じられました。王女は命を狙われているとの情報がありました。王女は専用機で日本に向かっていました。セルジナ公国では幹部たちが、王女を殺害する手はずは整ったと話していました。専用機の中から外を眺めていた王女は光を見ました。そして『ここから逃げなさい』という言葉を聞き、専用機から飛び降りました。その直後、専用機は爆発を起こしました。村井助教授らは黒部ダムに来ていました。隕石の落ちた場所を聞き、陸路向かいました。そして奥深い山の谷間に大きな隕石を見つけました。
三大怪獣 地球最大の決戦のネタバレあらすじ:承
東京の街中に突如、金星人と名乗る予言者の女性が現れました。民衆の前で九州の阿蘇で何かが起こると言いました。阿蘇山の河口付近の観光地で、地割れがし、ラドンが飛び立ちました。やがて金星人と名乗る予言者は有名になり、進藤刑事の妹の直子が務める新聞社では、金星人と専属契約をしようと探し始めました。一方進藤刑事は金星人の写真を見て、もしやセルジナ公国の王女では?という疑いを持ち始めました。セルジナ公国では日本の新聞に掲載された写真を見て、王女は生きていると言い、殺すために日本に刺客を送り込みました。そのころインファント島から来た小美人の二人がフェリーで帰国するため、出港するのを待っていました。そこに金星人が現れ、船に乗ってはいけないと警告しました。その場にいた直子らは、金星人を確保し、ホテルにチェックインしました。部屋に入ると、小美人もいました。金星人の警告が気になって船に乗らなかったということでした。そのホテルには偶然にもセルジナ公国の刺客らも宿泊していました。
三大怪獣 地球最大の決戦のネタバレあらすじ:転
出港した船は、沖合で現れたゴジラによって沈没させられました。ゴジラは山間部をめざし歩き始めました。ゴジラを追ってラドンが現れ、格闘になりました。直子らは金星人を富士山麓の塚本研究所に預けました。検査の結果異常はなしでしたが、目覚めると『キングギドラが来る』と言いました。やがて黒部ダム山麓の隕石からキングギドラが生まれ、光線を吐きながら暴れ始めました。宇宙怪獣キングギドラは強く、ゴジラでもラドンでも倒せないと言います。そこで小美人にモスラを呼んでもらい。ゴジラとラドンに話をして、3体で協力してキングギドラを倒そうという事になりました。モスラが来ました。しかし、呼びかけには目もくれずゴジラとラドンは戦い続けます。モスラは単独でキングギドラに挑みますが、全く歯が立ちません。そんなモスラを見たゴジラとラドンは遂に協力することになりました。
三大怪獣 地球最大の決戦の結末
闘いを見守るところに、セルジナ公国の殺し屋たちがやって来ました。金星人と名乗る王女は崖から転落し、途中の壁に引っ掛かりました。進藤刑事が助けると、正気に戻り、自分が王女であることを思い出しました。一方キングギドラと闘う3体でしたが、モスラの攻撃で3体の首が、糸に絡まり動けなくなり、遂に飛んで帰りました。正装した王女が記者会見をしていました。金星人だと言っていたのは、金星人の本能があったのかもしれないと塚本教授が言いました。そして王女は進藤刑事に、一生忘れないでしょうと言って、専用機で飛び立ちました。小美人の二人はモスラと一緒にインファント島に帰って行きました。モスラ達をゴジラとラドンが見送っていました。
私が未だ小学生だった頃に見た本当に懐かしい映画です。
当時は単純にキングギドラ対ゴジラ・ラドン・モスラの戦う部分だけに興奮していましたが、この映画ウォッチで内容を確認すると、チャンとした物語になっていたんですね。
出演者には志村喬さんも名を連ねており、爺になった今見ても楽しめるのではないかと思っています。
もし見たら、今度もキングギドラが光線を放つ時にするテュルルルルって金属音が何時までも耳に残ってしまうのでしょう。