真昼の欲情(別題:神の小さな土地)の紹介:1958年アメリカ映画。黄金の夢にとりつかれた老農夫タイ・タイ。失業中の女婿ウィルは工場再開と義理の妹に妄執をいだく。南部の農夫一家を描いてベストセラーとなったアスキン・コールドウェルの小説の映画化。老け役に取り組んだロバート・ライアンは『最前線』に続くアンソニー・マン作品の主演。アルド・レイとヴィック・モロウも『最前線』に続く共演であるだけでなく、製作者、脚本家、撮影監督、作曲家も『最前線』と共通。脚本はフィリップ・ヨーダン名義になっているが、赤狩りでブラックリストに載せられ当時は名前を出せなかったベン・マドウが実質的脚本家であると考えられている。なお、日本公開時のタイトルは『真昼の欲情』で『神の小さな土地』のタイトルでDVDが発売された。劇場公開版とDVDになったUCLA修復版とではいくつか異同箇所が見られる。
監督:アンソニー・マン 出演者:ロバート・ライアン(タイ・タイ)、アルド・レイ(ウィル・トンプソン)、ティナ・ルイーズ(グリゼルダ)、バディ・ハケット(プルート・スウィント)、ジャック・ロード(バック)、フェイ・スペイン(ジルちゃん)、ヴィック・モロウ(ショウ)その他