ゴルゴ13の紹介:1973年日本映画。国籍、年齢、住所も不詳の狙撃の名手で殺し屋のデューク・東郷はゴルゴ13と呼ばれ、恐れられていました。中東の秘密警察から、犯罪組織のボスを射殺する仕事を依頼されたゴルゴは、イランのテヘランに飛びました…。”さいとうたかお”の人気ハードボイルド劇画、ゴルゴ13の実写映画版です。
監督:佐藤純彌 出演者:高倉健(ゴルゴ13/デューク・東郷)、モセネ・ソーラビ(アマン警部)、ジャレ・サム(シーラ)、プリ・バナイ(キャサリン)、アレズゥ(イボンヌ)、ガダキチアン(マックス・ボア)、ヤドロ・シーランダミ(ワルター)ほか
映画「ゴルゴ13」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴルゴ13」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴルゴ13の予告編 動画
映画「ゴルゴ13」解説
この解説記事には映画「ゴルゴ13」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴルゴ13のネタバレあらすじ:起
テヘランでエバンスという男が捕らわれ拷問にかけられました。誰の指示が言え!と迫りますが、男は舌を噛んで自殺しました。ベイルートのホテルの一室では連絡のとれなくなったエバンスが殺されたと判断しました。これで4人が殺されたと相談するうち、リーダーのリチャードは、犯罪王マックス・ボアを捕えるのは不可能とみて、超一流の狙撃手である殺し屋を雇い、ボアを殺してもらうと言いました。その男は国籍、年齢不詳の東洋人のデューク・東郷、通称ゴルゴ13と呼ばれる男でした。
すると突然ゴルゴ13が部屋に入って来また。そしてボア暗殺の依頼をしますが、ゴルゴは依頼主の素性を明かさない限り依頼を受けないと言いました。リチャードが身分証を出しました。彼らは秘密警察のメンバーで、中東を中心に武器、麻薬を扱う犯罪王のマックス・ボアを追っていたのでした。ゴルゴが報酬の打ち合わせをしてOKをだすと、キャサリンという女性を助手に付けました。するとキャサリンは連絡事項を伝える為、同行すると言いました。
ゴルゴ13のネタバレあらすじ:承
出発前、ホテルの部屋に入った二人でしたが、キャサリンから夫婦を演じるよう言われました。そしてキャサリンは体も夫婦を演ずると言って、服を脱いでベッドインしました。断るゴルゴでしたが、万一失敗したらゴルゴが不利になると言われ、体を交えました。翌朝、キャサリンが目覚めると、ゴルゴはすでに出発し、テヘランに着いていました。テヘランでは若い女性が20人近く行方不明になっていて、アマン警部が捜査していました。アマン警部は久しぶりに妻のシーラと夕食をとる為、夜に待ち合わせをしていました。しかしシーラはボアの配下のワルターの手下に拉致されました。
一方、ゴルゴは情報屋に会い、ボアの居場所を知っている男のワインの事を聞きだしました。その夜、情報屋の部屋に行ったゴルゴでしたが、情報屋は殺されていました。ゴルゴが犯人だと通報され、アマン警部が到着しましたが、ゴルゴは逃げ、追ってきたキャサリンが身柄を確保されました。ゴルゴはワインの居るクラブに出向き、ボアの話を聞きました。ゴルゴと別れた後、ワインはこの情報をワルターに漏らし、金を奪おうとしていました。しかしこれを察知したゴルゴはワインを射殺しました。ゴルゴがホテルに帰ると釈放されたキャサリンがいました。
ゴルゴ13のネタバレあらすじ:転
ワルターは自分の周囲が騒がしくなったことで、殺し屋二人を呼びました。その間もボアから逐一連絡が入っていました。ゴルゴはボアがいつもインコを肩に乗せていることを知っていました。張り込んでいたゴルゴは、インコを肩に乗せたボアが出てきたタイミングで射殺しますが、実は替え玉で、罠にかかったゴルゴはワルターの手下に囚われました。拷問にかけられながらも脱出しました。一方、アマン警部はワルターの手下を二人捕え、拷問にかけてボアの居場所がイスファハンであることを吐かせました。ゴルゴもこの情報を仕入れ、先回りしていました。
そのころ、ワルターは拉致した女達を別の場所に移動させていました。この中にはアマン警部の妻シーラもいました。ワルターの手下たちは、ゴルゴや警察に備え、道路に地雷を仕込んでいました。しかしゴルゴはこれを見抜き、アマン警部とキャサリンの車が通る前に銃で爆破させました。そして手下たちを次々撃破しながらイスファハンに着きました。ここでアマン警部が銃を構え、ゴルゴを逮捕すると言い出しました。キャサリンが銃をアマン警部に突きつけ、ゴルゴを逃がしました。
ゴルゴ13の結末
ゴルゴはボアのいる豪邸を見つけました。しかしボアの影武者が沢山いました。そこでインコの籠を撃ち、インコを放しました。インコが本物のボアの肩に乗った為、ボアの顔を認識しました。しかしワルターの手下らが銃撃を始め、ボアの狙撃に失敗しました。するとワルターらは、拉致した女性たちを並べ、ゴルゴが出てこないと一人ずつ女を殺すと言って、一人殺しました。やがてキャサリンも殺されました。
我慢して時期を待つゴルゴに対し、アマン警部がワルターらに突進し結局殺されました。ボアはヘリで逃げました。ワルターはヘリに乗ってゴルゴを銃撃しました。ゴルゴがワルターを撃ち殺し、砂漠を一昼夜歩き、ボアを追いました。ボアの別荘にたどり着いた時、ゴルゴの顔は日焼けでただれていました。そしてボアの額に照準を合わし、ボアを射殺しました。
以上、映画「ゴルゴ13」のあらすじと結末でした。
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