GOTH ゴスの紹介:2008年日本映画。死体を見るのが好きな変わった趣味を持つ高校生の男女が、お互い魅かれあい、その時発生していた手首切断猟奇連続殺人事件を二人で調査し始めました。そして行きつけの喫茶店で犯人のものと思われる手帳を拾ってから状況が一変し始めました・・・という乙一の同名ミステリー小説を映画化したものです。
監督:高橋玄 出演者:本郷奏多(神山樹)、高梨臨(森野夜)、松尾敏伸(喫茶店の常連客)、柳生みゆ(樹の妹)、山中聡(喫茶店の常連客)、鳥肌実(喫茶店の常連客)、長塚圭史(夜が通う喫茶店の店主)、ほか
映画「GOTH ゴス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「GOTH ゴス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
GOTH ゴスの予告編 動画
映画「GOTH ゴス」解説
この解説記事には映画「GOTH ゴス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
GOTH ゴスのネタバレあらすじ:起
噴水のある公園で座ったまま死んでいる若い女性の遺体が発見されました。女性の手首は切断されていました。猟奇殺人事件としてテレビでは大きく報道されました。
高校に通う神山樹(本郷奏多)は人に言えない変な趣味がありました。それは死体を見ることで、図書館で死体の乗った事件ファイルを読んでいました。同じ時、女子生徒の森野夜(高梨臨)も図書館で『切り裂きジャック』の事件写真集を見ていました。
同じ趣味を持つ二人は知らず知らずのうち話をするようになり、森野の誘いで喫茶店に入りました。その喫茶店は変人ばかり集まる異様な雰囲気の店でした。帰り道、神山は森野のマンションまでつけ、自宅を確認しました。
GOTH ゴスのネタバレあらすじ:承
神山と森野は二人で手首切断事件を調べ始めました。その頃、神山の妹の桜が犬の散歩中に手首を切断された女性の死体を見つけました。森野は神山に自分の話をし始めました。夜には夕という妹がいました。
夜は8歳の頃、自殺ごっこという首つり自殺の遊びをしていました。命綱を使って首を吊ったように見せるものでしたが、この時、妹の夕の命綱がはずれて死んでしまったという事でした。
夜はいつもの喫茶店で黒い手帳を拾って樹に渡しました。よく読むと猟奇殺人犯の殺人日記でした。樹が読んでいると、警察に発見されていない4人目の被害者水口ななみの殺害と、死体遺棄場所が載っていました。二人がその場所へ行くと、書いてある通りななみの遺体がありました。ななみは夜に良く似ていました。二人は手帳を警察に届けず、調査を続けることにしました。
GOTH ゴスのネタバレあらすじ:転
樹が喫茶店で待っていると、ななみの服装そっくりに着こなした夜が入って来ました。喫茶店のマスターや常連客は、いつも学生服の夜の見違える姿に驚きました。樹が問いただすと、夜はななみが生きていると思ったら犯人が動くはずだと言いました。危険だからやめろと言う樹の言葉は聞かず、帰宅していると一台の車が止まり、夜は車に乗り込みました。
翌日、夜は学校に来ませんでした。殺されているかもしれないと思った樹は学校を早退し、手帳に書いてある死体遺棄場所を巡回しますが、遺体は見つかりませんでした。樹は過去の状況を思い出し、さらにネットで調べて紐解きました。そして喫茶店に一人で入りました。常連客が一人いましたが帰ったので、マスターと二人きりになりました。
GOTH ゴスの結末
樹はマスターに「森野夜は生きているか?」と聞きました。そして黒い手帳を出しこの手帳がマスターのものであることを立証しました。するとマスターは夜は2階にいると言って鍵を渡しました。喫茶店の2階は死体の解体場所になっていました。傍らに夜が横たわっていました。樹は夜の首に赤い紐を巻き付けました。
翌朝、学校へ来ない夜に樹は電話をしました。解体部屋で寝ていた夜が電話に出ると、樹は「夜は実は妹の夕だ」と言いました。「あの時死んだのは姉の夜で、妹の夕が夜に成りすましているのだ」と言いました。それを聞いた夜は、「私たちは双子の姉妹で、姉の夜にいつも夕は説教されていた。首つりごっこの日は、命綱が外れて夜が首つり状態になり、助けようとした時、いつものように姉に罵声を浴びせられ、助けるのを止めて死なせた」と言います。そして姉の服と交換した夕は、姉の夜に成りすまして成長したのでした。それを聞いた樹は電話を切りました。
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