グリーンルームの紹介:2015年アメリカ映画。売れないパンクバンドに舞い込んできたライブ出演の話。しかし会場となったライブハウスは極悪非道なネオナチの巣窟でした。メンバーたちが生き残りをかけて脱出を試みる姿を描いたバイオレンス・スリラーです。
監督:ジェレミー・ソルニエ 出演者:アントン・イェルチン(パット)、イモージェン・プーツ(アンバー)、パトリック・スチュワート(ダーシー)、アリア・ショウカット(サム)、カラム・ターナー(タイガー)、ジョー・コール(リース)ほか
映画「グリーンルーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「グリーンルーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
グリーンルームの予告編 動画
映画「グリーンルーム」解説
この解説記事には映画「グリーンルーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
グリーンルームのネタバレあらすじ:起
リーダー兼ベーシストのパット(アントン・イェルチン)、紅一点でギタリストのサム(アリア・ショウカット)、ボーカルのタイガー(カラム・ターナー)、ドラムのリース(ジョー・コール)からなるパンクバンド『アーント・ライツ』は全く売れず、各地でガソリンを盗みながら極貧ドサ周りツアーを続けていました。そんなある日、『アーント・ライツ』は、ラジオ番組のパーソナリティー兼プロモーターのタッド(デイビット・W・トンプソン)から、1人当たり350ドルのギャラ提示であるライブハウスでのライブ話を聞き付けました。ライブ当日、意気揚々と会場に着いたメンバーでしたが、従業員はスキンヘッドに軍靴のコワモテばかり、客もゴロツキばかりの異様な雰囲気でした。
グリーンルームのネタバレあらすじ:承
そんな異様な雰囲気にも関わらず、『アーント・ライツ』は伝説のパンクバンド『デッド・ケネディーズ』のネオナチを批判する内容の楽曲“Nazi Punks Fuck Off”のカバーを披露しました。ライブを終え、ギャラを受け取ったメンバーが帰ろうと楽屋に忘れ物を取りに行った時、そこには頭部にナイフを突き刺されたままの若い女性の死体が転がっていました。驚いたパットは即時に警察に通報しましたが、ライブハウスのオーナーであるダーシー(パトリック・スチュワート)と責任者のゲイブ(メイコン・ブレア)はパットらメンバーを楽屋に閉じ込めて監禁しました。実はこのライブハウスはネオナチの巣窟であり、ダーシーはネオナチを束ねるリーダーだったのです。楽屋にはメンバー4人の他にも死体の女性の友人だと言う若い女性、アンバー(イモージェン・プーツ)も幽閉されていました。
グリーンルームのネタバレあらすじ:転
ダーシーらが自分たちを口封じに始末しようとしていることを察知したパットらは見張りの男に殴りかかって銃を奪い、人質に取ってダーシーと交渉しつつも逃げ道を探しましたがどこにも見当たりませんでした。ダーシーは武装した部下に加えて戦闘用の犬を投入することにし、追い詰められたパットらは人質を殺し、出入り口に向かって強行突破を試みましたが、リースは射殺され、タイガーは犬に噛み殺されてしまいました。一旦楽屋に引き返したパットとサム、アンバーは何とかして逃げようと作戦を練りましたが、再び楽屋のドアを開けたサムは犬に襲われて殺されました。
グリーンルームの結末
パットらが抵抗を続ける一方、焦りを感じ始めたダーシーはそれまでのできるだけ流血を伴わない手段を変更、流血も辞さない強硬手段でパットらを始末しようとしました。パットとアンバーは連携して部下らに無駄弾を撃たせ、弾が尽きたところで襲い掛かり、ゲイブを人質に取って外へと道案内させました。そこではダーシーが部下らと共にあたかも犬がメンバーを殺したかのように見せかける偽装工作を行っていました。パットとアンバーは近くの民家でゲイブに警察へ通報させ、ダーシーと部下らを射殺しました。そこにあの犬が現れ、パットらは警戒して銃口を向けますが、犬はダーシーの死体にすがるのみでした。パットとアンバーは道端に座り、警察が来るのを待ちました。夜もすっかり明け、ラジオからは先日収録したバンドのインタビューが流れていました。
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